2019年6月21日金曜日

長く生きることは本当に幸せか。長生きの恐ろしさ示す認知症


こんばんは。ひとりです。

老後の生活資金に注目が集まりますが、単純に長生きすること、長く生きる恐ろしさを最近、実感します。

老人が引き起こす自動車事故もそうですが、徐々に家族や社会を巻き込む認知症に感じる恐ろしさです。認知症は、症状が表れたのちが厄介です。厄介というのは本人もですが、その周囲もそうです。

認知症不明者が2018年、1.6万人にのぼることが警察庁のまとめで分かりました。この数は年々増加しており、昨年比で1064人増と6年連続で過去最多を記録しています。

認知症患者は2015年時点で約520万人いると推計されます。それが6年後の2025年には約730万人に達する見込みです。徘徊による行方不明者は、患者数とともに増加します。

私の祖父は、祖母がなくなって暫くすると認知症の症状が見え始めました。自分の行動や思考が統制できなくなる、人が「呆ける」とはこういうことかと、その時に知りました。

父母が祖父の介護をしながら7年間。家族や周囲の人の人生の時間を借りてまで長く生きることは本当に幸せなのか。その時に感じた自身への問いかけは、今も私のなかにあります。