2019年6月23日日曜日

ダ・ヴィンチからマイケル・ジャクソン、人の営みと会計と


こんばんは。ひとりです。

「会計の世界史」を今日、読み終えました。ソフトバンクの譲渡益を充てて購入したものです。

2019/01/10
ソフトバンクの譲渡益で、「会計の世界史」Kindle版を購入
Kindle(キンドル)で先日、本を買いました。購入にはソフトバンクの譲渡益を充てました。これも将来の利益を生み出すための再投資の1つです。何も譲渡益、配当金を株へ投資するだけが再投資ではありません。

2018年12月に実施されたソフトバンク(9434)のIPO。私はそれに応募して、100株を1500円の公開価格で購入しました。

6月半ばにあって、未だ公開価格を上回っていません。日経マネー最新号(2019年8月号)にも“トホホ銘柄”として同株が取り上げられています。

私は同株を今年1月の下落時に買い増し、買付単価を下げたうえで早々に利益確定しました。薄利でしたが、「会計の世界史」が買える程度の利益を得ました。もちろんその譲渡益は証券口座からは出金せず、再投資に充てています。

さて話題を本題に戻して。

本書の流れは15世紀のイタリアに始まり、オランダ(17世紀)、イギリス(19世紀)、そして20世紀のアメリカへ。

約500年にわたって会計の仕組みが構築されてきた歴史を、レオナルド・ダ・ヴィンチやジョン・F・ケネディ米大統領の父ジョー、マイケル・ジャクソンなど、歴史に名を残す人の営みとともに紹介しています。

例えば銀行と簿記の起源は、レオナルド・ダ・ヴィンチが生きた中世イタリアだった。

ジョン・F・ケネディ米大統領の父、ジョーはインサイダー取引で荒稼ぎした後に、米証券取引委員会(SEC)初代長官に登用され、投資家保護のルールを作った。

マイケル・ジャクソンが巨額を投じてビートルズの著作権を購入したのは、コーポレート・ファイナンスを活用したM&A(合併・買収)の先駆けだった。

「広く会計に興味を持ってもらいたかった」という著者の田中靖浩さん。近代史の物語としても楽しめる1冊です。