こんにちは。ひとりです。
日経平均株価の終値は27日、前日比49円66銭(0.23%)安の2万1378円73銭でした。3月期末配当の権利落ち日の今日、落ち分(171円程度)が指数を押し下げています。
私の持ち株の評価損益比率は、前日比1.21%です。また保有していた3月末の配当銘柄の1つを、権利獲得後に利益確定しました。
フジオフードの株主総会。お土産はコシヒカリ
フジオフードシステムの株主総会が27日、大阪でありました。会場は中之島の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)です。
受付を済ませるとコシヒカリのお土産をいただきました。交通費の代わりでしょうか。
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パッケージには、祝 東証一部上場とあります。 |
お土産を、株主総会に出席しない株主との不公平感を招くと廃止する会社が増えるなかで、同社は貴重な存在です。
重さは、2リットルのペットボトルと比較すると軽かったため、容量は1キロ前後でしょうか。ありがたくいただきます。
株主総会は平日の午前中とあって、出席者は年配の方が大部分です。ほかには関連会社や取引先の社員、記者と思しきスーツ姿の出席者が会場の前席に見られました。
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総会中の撮影は禁止されているため、開会前に1枚 |
開始15分前ともなると、受付は混雑した様子。私は30分ほど前に会場入りしたため、スムーズに受付を済ませられました。
出席者は1,000人超と、お土産や懇親会、東証一部上場の効果でしょうか。
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出席者の増加を想定してか、広々とした会場 |
また総会後の懇親会を目的にしてか、春休み中のお子さんやお孫さんと出席する株主の姿もちらほら。株主総会で見るお子さんの姿は新鮮で、同社ならではです。
手洗い場の清潔感を社長に懇願できるのは、株主総会の良さ
藤尾政弘 代表取締役社長の人柄に惹かれて同社の株式を保有、また株主総会に出席する方も多いと聞きます。それは質疑応答の受け流し方を見て、私も納得しました。
冒頭の、事業や業績説明の読まされ感は不定できませんが、株主との質疑応答となると本領発揮です。拍子よく、また強弱の聞いた口調が時折、会場から笑いを誘うことも。
質疑応答直後の 2、3人は、仕込まれたサクラのような印象を受けました。同社が株主に知ってほしい、訴求したい内容を、あえて株主からの質問を経由する形をとってアピールしているように見えたからです。これはあくまで、私がそのように感じたことです。
株主から挙がった主な質問やお願いのなかで私が印象的だったのは、ある女性からのものです。
女性の姿は伺えませんでしたが、声からするとまだ年齢が若い様子。娘さんも含めてフジオフードのファンだということ、そのうえで手洗い場の不衛生の改善をお願いされていました。
女性や母親として、飲食店の手洗い場の清潔感や使いやすさが気になると。どの質問者よりも説得感があり、店舗運営の改善につながると感じました。
また株主総会の招集冊子にも掲載されている「凡事徹底」(飲食店として当たり前の事を当たり前に行う)を挙げられたことも、経営陣として反論や弁解の余地なしといったところです。
きちんと意見を持って、発言できる女性は素晴らしいですね。フジオフードのファンとこの方はしっかり公言したうえでの発言だったため、経営陣も“味方”の助言として受け取りやすかったのではないでしょうか。
男性陣の質問は打ち負かしてやろうと、どうも威圧的になりがちです。その点で、寄り添うような質問やお願いの問いかけは、皆が現状よりも良くしょうと同じ方向を向ける気がします。
こういった経営陣と株主の対話が図れることが株主総会の良い点だと感じました。後は本当に会社が改善に向けて行動できるかですね。
手洗い場の拡張にも藤尾社長は言及されていましたが、まずは掃除の徹底です。恐らく1日の掃除回数が、手洗い場の利用者数に対して少ないのでしょう。拡張となると工事が必要で時間と費用がかかりますが、掃除の徹底は、今日からできます。
株主の素行に感じる恥ずかしさ
懇親会では、カレーライスとお汁粉、梅稲荷寿司、握り寿司をいただきました。それぞれが少量だったので、複数のメニューを楽しめました。
カレーライスは、藤尾英雄 取締役に給仕していただきました。また握り寿司は、藤尾社長自らが握るとあって、記念にと考える株主が多いのでしょうか。懇親会を通して長蛇の列ができていました。
懇親会ではまた、株主の素行も表れます。食べた後の紙皿や箸をテーブルに置きっぱなしにしたり、列に割り込んだり。また給仕してくれる社員を怒鳴る様子は、見ていて気分が良いものではありません。同じ株主として、恥ずかしさを感じてしまいました。
素行の悪さは中年、初老の株主に多いのか、株主だからその会社の社員に何をしても良いといった誤解が見えます。人の振り見て我が振り直せ。私も気をつけたいと思います。
株主総会が開催される時間や交通面の課題などで、出席できないことがありますが、株主総会に今後も積極的に参加したいと思います。
金銭的に余裕があって、セミリタイアすれば、旅行がてらに全国の株主総会を巡れますね。それもいつの話になることやら。
充実した午前中が過ごせました。
※ 追記(2019/03/27)
コシノ3姉妹の母、小篠綾子(こしのあやこ)さんの名を冠した「アヤコ食堂」が27日、コシノ洋裁店の店舗(大阪府 岸和田市の生家)にオープンしました。
※ 追記(2019/04/11)
フジオフードの株式を売却してからしばらく経ちます。株主優待券を使って近所の食堂に伺いますが、昼間の定食の質が価格と釣り合わず満足感がありません。
提供される定食メニューが昼食時間帯は 3品と限られる上に、そのおかずも些細なもの。これで税込み 756円かと、もう2品付け忘れていないかと疑うほどです。
業務スーパーの冷凍食品を油で揚げたようなもので、取れて税込み500円でしょうか。恥ずかしい仕事を、もとい驚きのない仕事をしています。優待券を使い終えれば、この店からは足が遠のきます。
1人そう感じるということは、他にもそう感じる人がいるということです。こうして徐々に客離れが進んでいくのでしょう。手を抜けば、楽して儲けようと思えば、客はそれと気がつきます。
※ 追記(2019/04/18)
昼過ぎに系列のうどん屋に伺いました。14時を回っていたためか客は私一人。男性店員が怠そうに皿を洗っています。この時点で失敗したかなと感じましたが、出されたうどんを食べてみるとまさにその通りです。
冷凍うどんの簡易な調理工程だからこそ、安く提供できることは承知のうえですが、ここまで安かろう悪かろうでは二度と足を運ぶ気になりません。
冷めた丼鉢にうどんを注いだため、“自慢”のつゆは生ぬるく、また煮詰めたためか“自慢”のつゆは塩っぱく、思わずお冷を継ぎ足してしまいました。
簡易な調理工程だからこそ、誰が調理しても味が変わらないと思いがちですが、商品を注ぐ前に丼鉢をさっと湯通しして温めておくなど、一手間抜くとまるで違います。
代表取締役が先の株主総会で出店数を今後も増やすと豪語されていましたが、質の悪い店舗を量産してもどうかと、今日のうどんで感じました。
本部の抜き打ちチェックは恐らく実施していないでしょうし、実施しているとしても機能していません。恐らく各店舗の、味を含めたサービス品質に隔たりがあるのでしょう。店に入る前に、店員の身なり、動きを見たほうが得策です。雑な仕事振りは、味にすぐ出ます。
株価の上昇も息切れで、そろそろ下り坂が見えます。
※ 追記(2019/05/10)
株主優待券を使い切ってしまおうと、系列のうどん屋へ。先に投稿したぬるいうどん屋とは別の店舗です。ただここの店舗もどうかと……。
私が注文した商品と別の商品が用意され、直前に間違いと気がついた店員が一旦よそった碗から具材を取り出そうとしています。店員同士の連携ミスで、あまりの小汚さに、もうそのままで良いと、注文とは異なる商品を受け取りました。
株主総会の招集冊子にも掲載されている「凡事徹底」(飲食店として当たり前の事を当たり前に行う)。なるほど、凡事徹底ができていないからこそ声を高々に謳うのでしょう。
この季節、食中毒には気をつけてください。フジオフードシステム(2752)への投資や店舗の利用は、しばらくなさそうです。安かろう悪かろうを地で行く企業という印象です。