2020年3月31日火曜日

底割れ、二番底。上昇局面を逃さないためにチャートを知る


こんばんは。ひとりです。

経済ニュースを見ていると、株価チャートの動向(景気局面)を言い表す言葉がよく使われます。

最近だと例えば「底割れ」や「二番底」といったものがそれです。説明とともにチャートが提示されれば分かりやすいですが、基本的な知識として省略されます。敢えて語る必要はないと。

ここでは、チャートと合わせてその言葉の意味を紹介します。

昨年末から今年1月にかけて株価は「踊り場」を迎えていました。踊り場とはチャートの上昇局面において、一時的に上昇の動きが鈍り、横ばいに近い動きになっている状態を表します。

踊り場

株価の停滞はあくまで一時的なもので、いずれ回復基調に戻る可能性が高いといった意味合いを含んでいました。

それが一転、「頭打ち」となりました。上昇局面にあったチャートが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにして、下落に転じたためです。

頭打ち

チャートは上昇に転じることなく「底割れ」を繰り返し、コツンと3月末には「底打ち」したかのような状態にも見えますが、いつ「二番底」に陥るか分かりません。

底割れ

底打ち

二番底

激しい値動きが「横ばい」に落ち着き、「下げ止まった」後に「V字回復」とはいかないでしょうが、「L字型回復」や「W字型回復」の局面が訪れるかも知れません。

横ばい

下げ止まり

V字回復

L字型回復

W字型回復

私が保有する個別銘柄の中には現に、L字型回復の兆しを見せる銘柄もあります。ただ大半はまだ、底割れが続いているようにも見えますが。

もうしばらくの我慢と、自分に言い聞かせます。

コロナ集計調査でよく目にするジョンズ・ホプキンス大学とは


こんにちは。ひとりです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中で、米国のある大学名を目にすることが増えました。ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)です。

例えば、感染者数の集計調査を公表する際には下記のように紹介されています。

米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計によると、米国の新型コロナウイルスの感染者は日本時間の28日午前6時50分時点で10万人を超えた。(2020年3月28日AFP更新)

ジョンズ・ホプキンズ大学とはどのような大学なのでしょうか。

医学・公衆衛生学の研究に優れた米国の私立大学で、公衆衛生大学院 (School of Public Health) を世界で初めて設置。アメリカ国立衛生研究所との関わりが深い。(ウィキペディア、2020/03/31)

公衆衛生学は感染症研究でも欠かせないものです。また同大学が2年前、呼吸器系に感染して広がるウイルスで、症状が軽いのに感染力があるものが特に危ないと警鐘を鳴らしていたことが最近になって注目されています。

世界各国では今なお、新型コロナウイルス感染症が拡大しています。各国の感染状況が、同大学が公表するウェブサイトで視覚的に確認できます。

・Coronavirus COVID-19 (2019-nCoV).webloc

2020年3月29日日曜日

福山雅治さん、JET STREAMの機長に就任。30日放送から


こんにちは。ひとりです。

私はラジオが好きです。radikoで最近は、好きな時間帯にその週の番組が聴けるようなり、重宝しています。

ラジオ番組はTV番組と異なり、長年続くものが多いです。例えばTOKYO FMの「JET STREAM」もその1つです。そのJET STREAMの“機長”に4月から、福山雅治さんが就任されます。

JET STREAM
  • 毎週月~金曜 24:00~24:55
  • 出演:福山雅治
  • 2020年3月30日(月)初回放送

新番組が他にも予定されており、楽しみです。

山下達郎さんのサンデー・ソングブックを聴きながら投稿します。

もれなく1,000円。三菱UFJ銀行の「エコ通帳キャンペーン」


こんにちは。ひとりです。

三菱UFJ銀行のスマホアプリを確認すると、「エコツウチヨウキヤンペーン(エコ通帳キャンペーン)」として1,000円の振込がありました。

キャンペーンは終了

三菱UFJ銀行が今年1月24日から実施していたキャンペーンによる特典です。紙の通帳からEco通帳への切り替えで、先着10万人にもれなく現金1,000円をプレゼントするというものでした。(キャンペーンは3月15日で終了)

  • Eco通帳(インターネット通帳)に切り替えて総額1億円プレゼントキャンペーン

このブログでも以前、紹介しています。

2020/01/24
住信SBIネット銀行、外貨定期預金の指値注文サービスを開始

三菱UFJ、デジタル通帳への切り替えで1,000円提供
三菱UFJ銀行が24日から開始するデジタル通帳への切り替えが気になります。保有する紙の通帳からデジタル通帳に切り替えると、1,000円が先着10万人に提供されるというものです。 
紙の通帳には1口座当たり年200円の印紙税や記帳代などの負担が銀行側に生じています。紙の通帳発行を希望する新規の口座開設者には今後、200円〜1,000円程度の手数料を徴収する考えだそうです。

銀行口座を個人が、把握できないほどいくつも持っていても仕様がありません。私は、インターネット銀行を主に利用する中で、またクレジットカード払いで済ませることが多くなる中で、店舗を構える銀行、ATMの利用頻度がここ数年で極端に少なくなりました。

そんな状況でのエコ通帳キャンペーンです。迷うことなくこの機会を利用して、エコ通帳に切り替えました。

紙の通帳には日々のお金の流れが一覧できる良さがありますし、こまめに記帳することが貯金の第一歩といわれることもあります。

お金の流れを把握することが第一であって、その管理方法は紙の通帳であろうが、スマホであろうが関係ないように思います。

2020年3月28日土曜日

キヤノンから配当金。社長の名前が思い浮かばない企業の1つ


こんにちは。ひとりです。

キヤノンから期末配当金計算書が届きました。

画像修正済み

定時株主総会決議の通知が同封されています。私は株主総会に参加していませんが、事前にウェブサイトから決議を済ませました。

キヤノンは、社長・COOの顔や名前が思い浮かばない企業の1つです。なにしろ前に出るのは90歳弱の会長・CEOですから。


※ 追記(2020/03/28)

買い忘れや余計なものを買わないように、私は短冊形の期末配当金計算書の裏をメモ代わりに使っています。

紙厚はちょうど良く、インクもよく乗ります。表面には個人情報が印字されていますので、用途が済んだ後の処分には要注意です。

日経ヴェリタス、発行1日前倒しで品質低下、ステルス値上げか


こんにちは。ひとりです。

日経ヴェリタスが今週号から、1日前倒しで発行されています。1日前倒しと体よく表現しているものの、実際は紙面品質の低下、ページ数削減で値上げかと思える内容です。次週以降に改善が見られるかも知れませんが、それも期待はずれに終わるかも知れません。

今週号を手に取った感想は、“薄っ”というもの。ページ数が内容以前に前週号から8ページ薄くなっています。これまでも週によってページ数の増減はありますが、リニューアル号と期待させておいてこれでは残念感が高まります。

とどのつまり、ステルス値上げ(シュリンクフレーション、shrinkflation)というやつでしょうか。商品の価格を変えずに内容量を収縮(シュリンク)させる、小売商品によく見られるセコ技です。

節々に従来あったコンテンツが削られています。そうでもしないと8ページ(4見開き)の削減は無理でしょうから。


記事の使い回し。ウェブ先行公開では購入価値が低下


またコンテンツの使い回しも残念です。3月25日にネット上で公開された内容がそのまま今週の紙面で使い回されています。

・お金を殖やすツボ「世界株まるごと投資 危機を乗り越える」
日本経済新聞 2020/3/25

著書は分かりやすかったです

先にヴェリタス紙面で公開された記事を、ウェブサイトで後日公開という流れはこれまでにもありましたが、その逆となると、紙面を購入する価値が薄れます。

また当コンテンツは、読後感も悪く……。毒舌を売りに女性キャラクターを立てたのでしょうが、かえって紹介される内容が頭に入ってきません。

下記のコンテンツの見せ方を模倣して、失敗したようにも見えます。

・辛口チーフとこじらせ女子が暴く! 仮面投資女子の実態調査! | 日興フロッギー
辛口チーフとこじらせ女子が、実は投資をしている「仮面投資女子」に直撃! 一見投資家には見えない彼女たちは、どんな風に投資をしているのか?さまざまな「仮面投資」のスタイルから、あなたに合ったものも見つかるかも。

紹介されている内容はもちろん、ヴェリタス紙面のほうが専門的ですが、その内容と見せ方の食い違いは改善の余地ありです。

発行を1日前倒しにすることで、紙面の制作スケジュールに変更が出るでしょうが、端から週1の紙面。1日早く紙面をあげるために、品質を犠牲にするようならば、元に戻すほうが良いと思います。

紙面を購読するひとりとして、使えないAR機能を拡充するよりも、紙面の品質確保、コンテンツの充実を望みます。

2020年3月27日金曜日

“現金は王様”、だけでは手に入らない現金(配当金)を入手


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は27日、前日比724円83銭(3.88%)高の1万9389円43銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比4.58%高です。

大引けにかけて、一段の上昇がありました。値動きを確認している銘柄の大半が、高値引けです。

今週の取引を終えた今日、私の持ち株の評価損益率は-28.80%です。

先週末比で10.59%の上昇(2020/03/27)

先週末比10%超の上昇ですが、3月9日(月)〜13日(金)の週には、その前週末比15%超も下落しています。今週の上げが一時的なリバウンドに留まらないことを願います。


“現金は王様”、だけでは手に入らない現金(配当金)


今日は3月末配当の権利付き最終売買日でした。新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の拡大を受けて、権利銘柄も大きく値を下げています。私は持ち株分の保持に徹し、買い増しや新たな銘柄に手を出すことは控えました。

1000円単位の下落が、もはや日常に。優待や配当金を目当てにした短期売買に走るのは危険と判断しました。今はさらなる下落を危惧して、現金保有率を高めることが優先です。

保有する12月末配当の2銘柄から配当金の振込がありました。“キャッシュ・イズ・キング(現金が王様)” 一辺倒では手に入らない、キャッシュ(配当金)です。

上場株式の配当、譲渡所得の申告不要制度で納税負担を回避


こんにちは。ひとりです。

確定申告の申告・納付期限が、4月16日まで延長されています。新型コロナウイルス(COVID-19)による影響です。

延長されるのを良いことに、先延ばしにすることは避けたいもの。何事もできることはその日のうちに、が大切です。

私は還付申告のみですが、既に済ませて還付金を受け取っています。また住民税の申告も済ませました。上場株式の配当所得を、所得税と住民税で異なる申告方法にするためです。

その住民税の申告にあたって先日、役所から確認の連絡がありました。提出した申告書に不備があったためです。


上場株式の譲渡所得も申告不要制度が利用できる


上場株式の配当所得については、所得税は総合課税、住民税は申告不要制度を選択しました。昨年は不備なく通ったのですが、役所の様式が今年から一部変更されたため、記載不備が出てしまったようです。

確認されたことは1点。上場株式の“譲渡所得”の申告不要申請を利用するかどうかというもの。

上場株式の“配当所得”のみの申告不要申請だけで良いと思っていましたが、上場株式の“譲渡所得”も配当所得と同様に申告不要制度が利用できるということです。

  • 上場株式の配当所得
  • 上場株式の譲渡所得

譲渡所得を税負担だけで考えると、所得税と住民税で課税方式を分けることにメリットはありません。ただ社会保険料負担を考えるとメリットがあります。


税と社会保険料を合わせた負担額を最も少なくする方法


住民税においては、配当所得と譲渡所得を申告不要申請することで、税と社会保険料を合わせた負担額を、最も少なくする課税方法にできる場合があります。その点を踏まえて役所から、譲渡所得の申告不要制度の利用有無を確認されました。

会社員や公務員(協会けんぽ、健保組合、共済組合のいずれかに加入)の場合は、給与や賞与の水準をもとに社会保険料が決定されるため、先の上場株式の所得によって社会保険料が変わることはありません。

一方で私のように確定申告、還付申告をした場合は、国民健康保険料などの社会保障制度の算定基礎に含まれます。そのため税額控除しても、保険料の賦課額(ふかがく)が税額の還付額を上回る場合があります。

住民税において、上場株式の譲渡所得に申告不要制度を適用すれば、国民健康保険料所得割の算定対象に含まれません。つまり、国民健康保険料などの社会補償制度への影響を避けられるというのです。

もちろんこの仕組みを使わない手はなく、上場株式の配当所得、譲渡所得ともに私は、住民税では申告不要制度を利用します。悔やまれるのは昨年、配当所得分のみの申請で終わらせ、譲渡所得分を申請しなかったことです。

まあ来年からは改善できると、勉強代として納めておきます。

2020年3月26日木曜日

退場するも、残るも良し。誰のせいでもなく自分のせいだから


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は26日、前日比882円03銭(4.51%)安の1万8664円60銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比1.97%安です。

日経平均株価の下げ率と比較すると、昨日の上昇分を何とか留めることができましたが、銘柄によっては、早速帳消しにしたものがあります。

株式の売却益や配当、分配金を目当てに投資を始めたものの、急な惨状に身動きが取れない人が多いと想像できます。

そんな人に向けた“手紙”が、日経新聞に公開されています。

投資から逃げ出したくなったRさんへの手紙
・「積み立てを止めるな!」記者からのメッセージ
日本経済新聞 2020/3/26

タイトルにもあるように、積み立て投資の継続を上記のページでは唱えています。株価はいつか上がる、数年先を見越して我慢を、と。

分かってはいるものの、そう簡単に気持ちの整理がつかないのが正直なところでしょうか。

ただ、株式市場から離れたい人を無理に留める必要はないと思います。株式投資は1人でするもの。仲良しごっこで、皆が儲かるものではありません。

誰かが儲かれば、誰かが損をする。そんな仕組みです。退場するも、残るも良し。今ある結果は、誰のせいでもなく自分のせいですから。

2020年3月25日水曜日

“セル・ザ・ファクト”。うわさで売られて、事実でも売られる


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は25日、前日比1454円28銭(8.04%)高の1万9546円63銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比9.96%高です。

10%弱上昇したにもかかわらず、持ち株の評価損益率はまだ-30%を超えています。

-30.55%(2020/03/25)

いっときは-40%超えでしたので、それと比較するとまだマシですが。

-41.94%(2020/03/16、前場終わり)


この上昇が単なるリバウンドで終わらないことを祈るのみです。日経平均株価はここから、事実との攻防戦に突入です。

3月の月例経済報告、各企業の業績が出始めると、新型コロナウイルスの影響が株価チャート上だけの“うわさ”ではなかったことが数字で実感できます。その事実に対する売りを、株式市場がどれだけ吸収できるかです。まさに「sell the rumor, sell the fact.(うわさで売って、事実でも売る)」です。

月例経済報告(3月)が26日(木)、内閣府から公表されます。
・月例経済報告 - 内閣府


※ 追記(2020/03/25)

iDeCo(イデコ)口座の下落具合が日々大きくなります。

-6.4%(2020/03/24)

投資対象が、海外株式に投資する商品一辺倒のため、上昇の恩恵はもちろんですが、それと対照に下落時の衝撃も大きいです。

相場とオリンピック。はやりに乗った人ほど、冷めるのも早く


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の前場終値は25日、前日比1,036円86銭(5.73%)高の19,129円21銭です。私の持ち株は、同比7.23%高です。

保有銘柄の1つがストップ高の水準まで買われており、その他の銘柄も概ね上昇しています。この上昇力が明日以降も続けば良いですが、そうはいかないのが現状です。下落するにしてもせめて、今日の上昇分の半値は残しておいてもらいたいものです。

オリンピック開催が2021年に延期されます。たかが一年、されど一年。一年といえば、命が途絶え、芽生える時間としては十分です。

テレビを部屋に設置していない私にとっては、オリンピックを観戦する機会はなく、ましてや会場まで足を運ぶ気にもなりません。

先のラグビーワールドカップと同様、はやりが過ぎ去れば過去の話。ラグビーの“ラ”の字すら街からは消えます。もし“ラ”があっても、大半の人は気にも留めません。大会開催中に大騒ぎした人ほど、熱が冷めるのも早いでしょうから。

オリンピックの“オ”の字もそうなるかも知れません。オリンピック開催に興味のない人にとってみれば、今回の決定は株式相場の材料の1つとしか見ていません。

7年前のオリンピック開催決定にあたって大騒ぎした(上昇した)銘柄ほど、その熱が覚める(下落する)のも早いでしょう。新型コロナウイルスの騒動で、もう下げる余地がないかも知れませんが、そこは市場が反発した際の上昇力に差が出そうです。

2020年3月23日月曜日

それでも“分散”投資は有効か。地域、時間分散の真意はどこに


こんにちは。ひとりです。

株式市場が世界的に下落する中で、“分散”投資の真意が問われます。

世界に分散投資する、時間を空けて(分散して)投資する……、この分散投資方法は本当に有効なのでしょうか。

下がる時は世界一緒に。現在の株価水準は2016年以前まで下落。昨今の状況を見ると、分散投資の有効性に疑いの目を向けたくなるのが現実です。

分散投資の真意は、この下落相場が落ち着いた後に発揮されます。つまりアフター・コロナの世界においてです。


反発、上昇に乗れない銘柄を避けるための分散投資


分散投資の真意は、相場の反発、上昇を逃さずに、すくい取れるかにあります。下がる時は世界一緒でも、反発する時には世界差があります。

これまでだと、反発を牽引する地域として米国が、また反発に出遅れる地域として日本が挙げられますが、それも今後どうなるか分かりません。

この点だけを見ても地域分散の意義が見えます。また時間分散においても同じです。下落相場にあって、ダラダラと買い増しを繰り返す時間分散(ナンピン買い)は無意味ですが、上昇相場にあっては有効です。

株価はジグザグチャートを繰り返しながら上昇します。それはまるで、「いろは坂」を登るように。

分散投資の真意は株価上昇局面に、アフター・コロナの世界に顕著に現れます。もちろんそれまで、このいつ終息するかも分からない相場環境に耐えられればの話ですが。

一括投資は下がるし、いつ上がるか分からない。分散投資は下がるが、いつか上がる。これが一括投資と分散投資の違いです。

もちろん、下がるけど上がる銘柄に一括投資できれば、それに越したことはありません。

2020年3月22日日曜日

早く得た情報を生かすも殺すも、結局それは、読み手次第に


こんにちは。ひとりです。

株式市場が混沌するに連れて、今後の投資に役に立つ、または膨らんだ含み損から気を逸らわせるような情報の収集に躍起になっています。

ネット上には3月に入ってから、その類の情報が溢れます。

情報の発信者は個人SNS、ブログを筆頭に、新聞社、ネットメディア等と多岐にわたります。

株式市場の情報は端から、その専門家ですらどこか“思惑”に偏ったものが多く、発信される情報の正誤は時間が経ったのちに、過去を振り返らないと分からないものが大半です。

また情報の正誤を判断する経験や能力と並んで重要になるのが、情報を入手する早さとタイミングです。

例えば、感染拡大の情報を事前に入手して、保有株を暴落前に売却した米上院議員が挙げられます。

米国内で新型コロナウイルスの感染拡大が確認される前に米与党・共和党のリチャード・バー上院議員が保有株式を売却していたことが20日までに明らかになった。 
議会は政府の機密情報のアクセス権を持っており感染拡大の可能性が高いとみて売却を決め、損失を回避した疑いが浮上している。(日本経済新聞 2020/3/21)

善悪は別にして、情報を入手した早さと行動が、のちの結果に影響を与えた例です。


日経ヴェリタス紙面が土曜公開に


私は日経ヴェリタスを購読しています。毎週日曜に発行される経済情報紙です。

その紙面が3月29日号から、1日前倒しの土曜日から読めるようになります。

最新号が土曜日に、ウェブ上の紙面ビュアーで公開されるのに加えて、一部の地域では配達も土曜日になります。

先には米上院議員の例を出して、情報を入手する早さとタイミングが重要と書きましたが、日経ヴェリタスの公開前倒しは果たしてそれと重なるのでしょうか。

早く得た情報を生かすも殺すも、読み手の情報を理解する力、生かす力が合わさって初めて結果が出るというもの。つまり読み手次第ということです。

2020年3月21日土曜日

株式投資で危険な月は。トム・ソーヤーのマーク・トウェイン


こんばんは。ひとりです。

相場好きとして知られる米作家マーク・トウェイン。言わずもがな「トム・ソーヤーの冒険」の著者です。

トウェインによれば、10月は株式投資にとって非常に危険な月だといいます。歴史に残る10月の大暴落として、「暗黒の木曜日(1929年)」や「ブラック・マンデー(1987年)」が挙げられます。

  • 暗黒の木曜日(1929年)
  • ブラック・マンデー(1987年)

また日経平均株価の歴代暴落ランキングを振り返ると、上位10回の暴落のうち、半数の5回が10月に集中しています。

その5回のうち、最大の下落がブラック・マンデーで、そして残りの4回はいずれもリーマン・ショック(2008年10月)時に記録したものです。

  • リーマン・ショック(2008年)

リーマン・ショック直後の1ヶ月間、株式市場は記録に残る暴落と反発を繰り返しました。リーマン・ショックが100年に一度の危機といわれた由縁でもあります。

そしてまた現在、コロナ・ショックの渦中に私たちはいます。先の歴代暴落ランキングは、この3月の変動でいくら塗り替えられたでしょうか、またはこの先、さらに塗り替えられるのでしょうか。

「10月は株式投資にとって非常に危険な月」という冒頭のマーク・トウェインの言葉には続きがあります。

「10月のほかに非常に危険な月は、7月と1月と2月と4月と11月と5月と3月と6月と2月と8月と9月、それになんといっても12月だ」。

もちろん3月、4月も非常に危険な月の1つです。







コツコツとつみたて投資は良いけれど、つみたて先は厳選を


こんにちは。ひとりです。

暴落相場のさなかで、つみたて投資の優位さが一括投資に比べて改めて見直されています。

私は米国ETF 4商品を年4回、定額購入しています。

特定口座
  • バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
  • バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

NISA口座
  • iシェアーズ・コア S&P 小型株 ETF(IJR)
  • バンガード・米国増配株式ETF(VIG)

これらのベンチマークや経費率を見ると下記のようになります。

■ バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。
経費率/0.03 %

■ バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
米国株式市場の、高い配当利回りの銘柄で構成される、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。
経費率/0.06 %

■ iシェアーズ・コア S&P 小型株 ETF(IJR)
米国の小型株で構成される、スタンダード・アンド・プアーズ Small Cap 600 インデックスと同等の投資成果をあげることを目指しています。
経費率/0.07%

■ バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株で構成される、NASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。
経費率/0.06 %

つみたて投資は大きく儲かりませんが、大きく損もしません。(ただし1年や2年程度のつみたて投資は別ですが…… )

つみたて投資は、継続することが何よりです。それは今回のような暴落時にも、継続して投資したいと思う商品を選んでいるかに関わります。

もし今回の暴落で売りたくなったら、つみたて投資する商品選びを間違ったということではないでしょうか。


アクティブ型投信のつみたては無駄か


つみたて投資を継続できない気持ちは、その商品の値が今後、上昇しないということを予感してのものだと思います。

例えばアクティブ型投信がそれです。経費率が1%前後とインデックス型に比べて高い割に、結果が出せない。

商品をアピールする際に謳われる“プロ”の運用。この“プロ”は投資結果に掛かるものではありません。手数料を取って、仕事としてあなたの代わりに運用するという意味です。

またアクティブ型投信に特徴的なのが、投資家の気を惹くのが上手いという点です。インデックス型投信と同じように、5年、10年と継続して投資していればいくら偏ったアクティブ型投信でも損が出にくいのは想像できます。

ただその間、インデックス型投信の何倍もの手数料が必要です。

アクティブ型投信の大半は、市場が堅調な時にはインデックス型投信と同様に、もしくはそれ以上に上昇するが、今回のような下落相場では底なしです。それを今回、実感したがために、つみたて投資中の商品を売り払ってしまいたくなるのではないでしょうか。

かく言う私も、下記の商品で経験済みだからです。

  • SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)

損切りは、2019年10月末(チャート赤丸)で完了

アクティブ型投信には二度と手を出しません。これも経験から学んだことです。

アクティブ型投信は、インデックス型投信には勝てないと、あらゆる投資本で紹介されていますが、儲けたいという欲から手を出したくなるもの。

何事もやはり、自分で痛い目にあってこそ学ぶものです。今回の暴落相場の後には、どんな学びがあるでしょうか。

株式投資7年目に遭遇した4割の暴落。心境は不思議と穏やかに


こんにちは。ひとりです。

株式市場は、底の見えない暴落に晒されています。株式投資7年目を迎えた私は今、4割を超える含み損を抱えています。


含み損がたとえ、これまでにない金額に膨れ上がろうが、不思議と焦りや絶望感は感じていません。ただこの暴落に、株式投資1年目や2年目で遭遇していたら……。

間違いなくそれ以降の投資意欲を削がれ、株式市場からの退場が真っ先に浮かぶことでしょう。

1,000円の下落ですぐに損失を確定した最初の株式取引を、つい先日のように思い返します。何もしていないのに、お金が溶けるのを目の当たりにした瞬間ですから。

これからの下落は未知の世界です。どんな手法を持ち出そうとも、私が思いつくこと、できることは限られています。

この下落機会に乗じて株式投資を始める人を、また買付余力を十分に蓄えた人を羨む余裕がまだ私にあります。そんな邪念すら抱けなくなった時がまさに、終わりということでしょうか。

持ち株の1つや2つは結局のところ、買値の7割〜8割ぐらい下落しそうです。

今回の暴落を、今後の株式投資にどう生かすか。それは過去の出来事として今回の暴落を振り返って初めて、考え、学べることです。

今回の暴落を、今後の株式投資に生かしたいなら、この先も市場から退場せずに、株式投資を続けていることが最低条件です。

2020年3月19日木曜日

コマーシャルペーパー(CP)と社債で、企業の運転資金を確保


こんばんは。ひとりです。

明日20日(金)は春分の日のため、市場は休みです。

私の持ち株は、先週末比で1.35%高となりました。ただこれまでの下落率を鑑みると微増といったところです。


日銀、コマーシャルペーパーで短期の運転資金を確保


日銀が16日、市場を安定させるためにコマーシャルペーパー(CP、Commercial Paper)と社債の買い入れを増やすと公表しました。

CPとは、財務体質が健全な企業が公開市場で発行する無担保の約束手形のことです。企業の信用力のみで資金調達することから、大手の優良企業でないと発行できません。

CPは短期の運転資金を確保するために発行することが多く、銀行からの借り入れと並ぶ資金調達の方法として定着しています。

また企業が直接金融で資金調達するという点では社債と似ています。その社債とCPの違いは主に3つ。発行方法と償還期間、利息です。

  • 発行方法
  • 償還期間
  • 利息

CPの発行方法が約束手形に対して、社債は債権を発行します。またCPの償還期間は1年未満(主に30日以内)と短期で、2年〜50年の償還期間を設ける社債と比較すると、CPはその分、金利が低いのが特徴です。

また利息は、利付きの社債に対して、CPは利息分を差し引いた「割引方式」で発行されます。

CPは銀行や証券会社を通じて機関投資家に向けて販売されるため、個人投資家が手を出すものではありません。

市場の混乱が長期化すれば、いくら財務体質が健全な企業のCPとはいえ買い手がつかない場合も。その懸念を払拭するためにも日銀がCPや社債の買い入れを増やすわけです。


昼と夜の長さがほぼ同じになる春分の日以降、気温がぐんぐんと上がります。春の訪れとともに、株式市場の回復、安定を望むばかりです。

清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢う人みなうつくしき

保有銘柄は50%の下落。キャッシュ・イズ・キングが正解か…


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は19日、前日比173円72銭(-1.04%)安の1万6552円83銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比2.29%高と不可解な上昇です。

この市場下では「キャッシュ・イズ・キング」の声が聞こえます。金や債権、リートではなく、やっぱり現金が一番と。

奇しくも私のiDeCo(イデコ)口座が今、キャッシュ・イズ・キングの状態です。

株式と現金(元本確保型商品)は、2 : 8の割合

保有商品を損切りした結果ではなく、プランを昨年移換した際に、発生した現金を元本保証型商品に留めておいただけですが。


そのおかげもあって、iDeCo口座の損益率は-4.5%に踏み留まっています。一方で問題なのが特定口座で保有する銘柄群です。


2銘柄は50%を既に下回っています。あと20%は下がりそうな勢いです。つまり……、-70%です。

両銘柄とも、新型コロナウイルスからの影響を受けやすい業種です。感染騒動が終息しないと、株価の上昇もないでしょう。


※ 追記(2020/03/19)

保有する米国ETFから分配金の入金がありました。
・バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

この分配金は、“キャッシュ”を保有するだけでは得られません。

2020年3月17日火曜日

含み損は-40%超。株式投資の前に健康投資、“歯”のケアを


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は17日、前日比9円49銭(0.06%)高の1万7011円53銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比1.59%高です。やはり-40%超の含み損の回復には時間がかかります。

この市場環境下での株式投資は、一歩間違うと損失を大きく膨らませてしまいます。市場から離れて、時間を置くのも1つです。

投資はなにも株式投資だけではありません。こんな時だからこそ、健康投資に目を向けます。

株式投資をするにしても健康あってのものですから。まずは見逃しがちな歯のケアから始めます。

2020年3月14日土曜日

冷に 苦に 煩に 閑に耐え 競わず 争わず 以て 大事を成すべし


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価は週間で3,318円安となりました。どうにも身動きが取れません。資産運用セミナーの広告が毎日のように、新聞の下段に掲載されていたのが懐かしいです。

営利目的の民間会社が主催する、あの類のセミナーに参加する人は、投資知識は浅いが投資に興味のある人たちばかり。つまりセミナー主催者にとっては“かも”ということです。

参加者が投資で儲けようが損失を被ろうが、最後は自己責任。セミナー参加費用さえ払ってくれれば関係ありません。

「老後資金が2000万円足りない」で流行になった資産運用。その流行りに乗ったのは良いが、資産運用の現実を目の当たりにし、結果はこの通り。

ここで改めて奮起するか、このまま退場するか、今後の人生設計に、まさに老後資金に大きく影響します。

古い新聞を読み返していると、こんな言葉が。投資家に宛てた言葉ではありませんが、この市場環境下で心に残ります。

冷に耐え
苦に耐え
煩に耐え
閑に耐え
競わず 争わず
以て 大事を成すべし

これに当てはめると今は、「苦」に耐えているところでしょうか。

持ち株の現在の評価損益率です。

2020/03/14

2020年3月13日金曜日

ETFのバンガードから、新型コロナ感染症に関するメッセージ


こんばんは。ひとりです。

人は先行きが不明な時、自分だけでは判断できない時に情報を求めます。その情報には3種類あり、1つは現状を切り抜けるためのもの、1つは向かう先を照らし出すもの、そして最後は希望をもたらすものです。

  • 現状を切り抜けるためのもの
  • 向かう先を照らし出すもの
  • 希望をもたらすもの

ただ世間に溢れる情報には正確なものとそうでないもの、また自分にとって有益なものと役に立たないものがあります。

ここでも自身で正しいもの、有益なものをより分け判断する必要があります。誰しもがその判断をできるわけでなく、また自身で判断することを端から放棄する人もいます。それが昨今のトイレットペーパーの買い“溜め”、店頭からの欠品まがいにつながっています。


株式市場に参加する人が今求めている情報は


株式市場に参加する人が今求めている情報は何か。冒頭の話に照らし合わせると、1つは損失を抱えた現状を、またはその心情をどう整理すれば良いかということ、1つは何をすれば(例えば売買、保持など)良いかということ、そして最後はいつまで耐えれば良いか、上昇はいつかということです。

  • 損失を抱えた現状を、またはその心情をどう整理すれば良いかということ
  • 何をすれば(例えば売買、保持など)良いかということ
  • いつまで耐えれば良いか、上昇はいつかということ

もちろん正確な、誰しもに共通する有益な情報を私は持ち合わせていません。私自身も情報を探し、寄り分け、実践して、を繰り返しています。

このブログにはそんな私の“あがき”を記録しています。

例えば、今日も“あがき”ながら情報を模索していると、バンガードCEOからの、新型コロナウイルス感染症に関してのメッセージ動画に行き着きました。

バンガードCEOからのメッセージ:
新型コロナウイルス感染症に関して
現在、新型コロナウイルスの感染拡大への防備と対応で、世界は非常に厳しい状況に置かれています。バンガードでは投資家の皆さまに、市場の変動にかかわらず常に「航路を守る」こと、投資のコントロール可能な部分に焦点を当てることを助言しています。

・A message from Vanguard's CEO on the coronavirus
 ※ 字幕で日本語を選択できます



このメッセージから私は、何をすれば、もしくはしないことが良いかが判断できます。もちろん誰しもに役に立つ情報はありません。最後の判断を下すのは自分自身ですから。

私のNISA口座。今年1月末に投資した米国ETFは、23.1%安に


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は13日、前日比1128円58銭(6.08%)安の1万7431円05銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比7.18%安です。

連日3%〜7%前後の下げを繰り返しています。これまでの下げ率は40%を超えます。ある銘柄はとうに50%を超えました。まさに買値の半額になっています。とんでもないことです。

ただこれが底値とは到底思えず、先の50%下落中の銘柄に関しては後20%ほど下落しそうな勢いです。つまり-70%ということです。金額で例えると、300万円が90万円になるということです。

この下げの勢いは日本銘柄だけではなく、保有する米国ETFにも及びます。特定口座の評価損益比率は、-22.05%。また米国ETFへの投資を主とするNISA口座の評価損益比率は-16.48%です。

米国ETF(特定口座)の投資成績は-22%に

急落前の今年1月末に投資したものに限ると、損益比率は-23.1%です。

NISA口座の米国ETFは-16%超に。今年投資分に限ると-23%

米国ETFの投資成績
・特定口座
 -22.05%

・NISA口座
 -16.48%
 ※ 今年1月に投資したものに限ると-23.1%

生かせるのは、自身の経験のみ。今回の急暴続落を直視せよ


こんにちは。ひとりです。

株式市場の昨今の状況を留めておこうと、持ち株の評価損益比率を連日記録しています。個別銘柄の値動きも記録していますが、ここでの公表は控えます。

前場終わり時、引けは -40.74%に(2020/03/13)

前場終わりの評価損益比率は-41.94%、持ち株の下げ率を牽引する銘柄は、とうに50%を下回っています。

この状況下にあって、塩漬け覚悟で値動きの確認を放棄した人がネット上には現れています。

そんな中にあって、私はこの急落・暴落・続落の現状を直視して記録しておきたいと考えています。


今後に生かせるのは、自身の経験のみ


○○ショック時には毎度、リーマンショック時の暴落がいかようなものだったか、比較するように新聞紙面、ニュースで語られます。

ただリーマンショック時に市場に参加していなかった私にとっては、それは単なる情報に留まり、目先の投資資金回転率を重視した売買に走り、買付余力を確保することの大切さを侮っていました。

人は他人の経験からは学べません。やはり自分が経験しての学びです。今後に生かせるのは、自身の経験のみ。それを今回の下落で改めて感じます。

昨年末に2商品を損切りしました。チャートの赤丸が損切り時点です。損切り後に上昇する場面もありましたが、今思うと英断です。

・SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)

2019年10月末に損切り

・積水ハウス・リート投資法人

2019年11月上旬に損切り


※ 追記(2020/03/13)

経済チャンネル・日経CNBCを観ています。その番組の1つに出演する直居敦(なおい・あつし)アンカーのnoteを最近知り、直近の新型コロナウイルス関連の記事を含めて過去の記事を読み返しています。

・直居敦(なおい・あつし)|note

負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事


こんにちは。ひとりです。

ある銘柄は50%を下回り、持ち株の評価損益比率は-40%になりました。ここまでくると人との成績比較や、どれだけ安く買うかという次元ではなく、いかに含み損に耐えるかになります。

投資家に向けたメッセージとして巷で話題の一曲です。冒頭の歌詞がまるで投資家の心境に寄り添うようです。

負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事 
駄目になりそうな時 それが一番大事 
負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事 
涙見せてもいいよ それを忘れなければ

・Google検索「それが大事」

2020年3月12日木曜日

こんな市場環境だから…。iDeCo(イデコ)の手数料削減方法


こんにちは。ひとりです。

株式市場の荒れはしばらく続きそうです。この「しばらく」がいつまでを表すか分かりません。だから「しばらく」と曖昧に濁すしかありません。

「老後資金に2000万円が不足する」という言葉につられて、資産運用(株式投資)を始めた人の大半が現在、含み損、もしくは損失を早々に確定して株式市場から退場という結果でしょうか。

かく言う下落前の私の持ち株も、ここ1、2年に購入したものばかり。つまり含み損を抱えているということです。

今回の急落の場合、投資経験、投資知識の有無はなかなか結果に反映されにくいと思います。分かりやすいものとして買付余力をいかに確保していたか、また買い向かう今後のタイミングの判断、決断にこそ、これまでの投資経験が生かされると思います。

買い向かうにしても“しばらく”は市場の様子を見るほうが得策です。

こんな時だからこそ個別株投資から離れた話題を1つ。それはiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の手数料削減方法です。


20年で23,100円に。経費を年間1,155円減らす方法


iDeCoの基本は、関連書籍や証券各社のウェブページに詳細がありますので、ここでは控えます。今回はそこでは紹介していないiDeCoの手数料を抑える方法をご紹介します。

iDeCo口座は、開設する証券会社等によってその諸経費は様々です。例えばSBI証券の場合は下記のように。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の必要諸経費|SBI証券

経費の内訳は主に3つです。
  • 加入時・移換時にかかる費用
  • 運用期間中にかかる費用
  • 積立てた年金資産の受取時にかかる費用

他にはiDeCo口座を別会社に移換する際や、一旦拠出した掛金が還付される際に必要な事務手数料などがありますが、これらは誰しもに必要となるものではありません。

ここでは運用期間中にかかる費用を抑える方法をご紹介します。

毎月拠出する場合は、171円(税込み)がかかります。
  • 国民年金基金連合会 105円
  • 事務委託先金融機関(資産管理サービス信託銀行) 66円

口座管理手数料はSBI証券の場合、年金資産残高にかかわらず無料ですが、その他上記の費用を鑑みると、年間2,052円(171円×12ヶ月)がかかります。

ここで着目するのが国民年金基金連合会への手数料(105円)です。掛金の拠出がない月は、国民年金基金連合会への手数料は必要ありません。

つまり拠出回数を年1回にまとめることで、費用は年間897円に抑えることができます。

  • 毎月拠出した場合 2,052円
  • 年1回拠出した場合 897円

毎月拠出比で年間1,155円の削減に(約56%)、20年で23,100円になります。

私は年間276,000円(毎月23,000円分)拠出していますので、拠出額比にすると約0.42%の経費削減になります。


一括拠出でもドルコスト平均法が可能


さらに深掘りはここから。毎月定額を拠出することで、今回のような急落相場にも立ち向かえることをiDeCoや、つみたてNISAでは謳っています。

それは投資の時間分散(ドルコスト平均法)を利用したもので、現にその通りだと思います。紹介したように、手数料を抑えるために年1回、一括拠出にしてしまうと投資の時間分散の効果がなくなってしまうのではという心配も。

ただ一括拠出した場合でも、投資の時間分散は可能です。一括拠出=(イコール)、投資の時間分散ができないというわけではありません。

そこで使うのが「元本保証型商品」と「スイッチング(買付け商品の切り替え)」です。

  • 元本保証型商品
  • スイッチング(買付け商品の預け替え)

元本保証型商品に投資するということは、iDeCo口座内で買付余力を蓄えるということです。同口座内では現金のまま保有することができません。そのためいずれかの商品に投資して保有する必要があります。

元本保証型商品に一括拠出した後に、スイッチングを使います。スイッチングは買付け商品の預け替えです。

先に紹介したとおり、iDeCo口座内では現金のまま保有することはできません。そのため商品を預け替える際は、保有する商品を売って、その分を新たな商品に回します。これがスイッチング(買付け商品の預け替え)です。

このiDeCo口座内で行うスイッチングの手数料は無料です。そのため何時、何度でも実施できますが、スイッチングを頻繁に繰り返すのは得策ではありません。毎月1度、もしくは3ヶ月に1度程度が良いのでは。

例えば毎月1度スイッチングすると、得られる効果は冒頭の「毎月拠出」した場合と同じです。違うのは手間がかかる点と、手数料が抑えられることです。この手間と手数料、どちらを優先するかは人それぞれです。

ちなみに拠出を月単位から年単位に変更するにはSBI証券の場合、「加入者別掛金登録・変更届」の提出が必要です。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の各種変更手続きのご案内(加入者向け)|SBI証券

希望されるお手続き
 ・掛金の拠出を年単位へ変更


※ 追記(2020/03/12)

つみたてNISAとiDeCoの認知率が大幅に上昇していると投資信託協会が11日に公表しました。

この市場環境では、新たに投資を始めるにも決断が必要です。その決断が数年後にどう出るかは誰にも分かりません。ただ、現状を変えたければ、決断と行動が欠かせません。

iDeCoの資産状況です。

2020/03/12

評価損益率は前場中、-35%超に。日経平均株価が急暴続落


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の急暴続落が止まりません。前日終値に比べて800円以上の安値です。

急落、暴落、続落と、三拍子揃ったここまでの下落は、リーマンショックを経験していない私の投資遍歴で初めてです。

持ち株の評価損益率は、前場中に-35%を超え、私が想定していた下落の目処を下回りました。

2020年3月12日。画像の一部を加工

連日3%、4%安が続くとなると、-50%も視野に入ります。


過去の感染病から見る、深刻化した後の株価の騰落率


ここで希望も1つ。感染病が深刻化した後の株価の騰落率が、2月頭に日経新聞で紹介されています。

出典:日本経済新聞

過去の感染病拡大が<深刻化した後>の株価の騰落率です。ここで注意が必要なのは、感染病が深刻化した後ということ。

いつの時点が深刻化かどうかは最中にいる現在は分かりません。それは時間が経過した後に過去を振り返って判断できるものです。

それを承知の上で指標になりそうなものが、世界保健機関(WHO)が11日、新型コロナウイルスが「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明したことです。

WHOがパンデミックと認定したのは、2009年に流行した新型インフルエンザ以来11年振りのことです。

現時点が深刻化の最中として過去の事実と照らし合わせると、株価は今後1ヶ月から3ヶ月を経て徐々に下げ幅を戻すと予想できます。


※ 追記(2020/03/12)

もうどうにも止まらない。

画像の一部を加工

2020年3月9日月曜日

31%を下回る含み損。感染終息後にこの下落幅を取り返せるか


こんばんは。ひとりです。

日経平均株価の終値は9日、前週末比1,050円99銭(5.07%)安の1万9,698円76銭でした。私の持ち株の評価損益比率は同比、-8.47%安と大幅に続落です。

この下落の勢いはいつ止まり、いつ反転するのか。持ち株の含み損益率はついに30%を下回り、現在-31%です。もちろん含み損益額も自己最低を更新です。

今日の持ち株を見ると8%超安が3銘柄、そのうちの1つは毎度の10%超の下落で、含み損益率は-39%超です。

例え新型コロナウイルスの感染が明日に終息したとしても、ここまでの下落幅を取り返せるものでしょうか。諦めの気持ちすら感じ始めました。

私がここまでなら何とか耐えられる考えている下落率は-35%。ただ既に-31%を超えた今、この下落率の目安も当てにはなりません。やはり-40%ぐらいまでいってしまうのでしょうか……。

退場あれば入場も。SBI証券、口座開設手続きをリニューアル


こんにちは。ひとりです。

この市場環境下で株式市場から退場する人もいれば、新たに入場する人もいます。

SBI証券の口座開設手続きがリニューアルし、手軽になっています。

・SBI証券の口座開設手続きがリニューアル!郵送物なしで口座開設可能!!

今から申し込み手続きを進めれば、市場が落ち着きを取り戻した好条件下で取引が始められるかもしれません。株式投資は時を買うというように、いつ始めるかも大切な選択と決断の1つです。

住信SBIネット銀行、接続できず。ドル定期金利が3%に下落


こんにちは。ひとりです。

円高が進行し、11時過ぎには101.58を付ける場面も。米国ETFを定期購入している私は、円高になった局面でドルが買えるよう予め指値注文を掛けています。

午前中はその約定通知が連続で入る始末。決して円安寄りで指値注文していたわけではありませんが、101円台までの急激な円高は予想外。

指値注文の見直しをするため普段使いの住信SBIネット銀行にログインしようとするもサーバーダウンのためかつながらず……。

落ち着いた昼場に改めて指値注文を更新しました。住信SBIネット銀行では現在、円から直接ドル定期預金に入金すると、年率3%の特別金利(1ヶ月のみ)が付きます。

税引き後の1ヶ月間の金利は、約0.199%です。つい昨日までは年率5%だったのですが、下落しています。

日経平均の急落、暴落も、iDeCo口座は-1.1%と被害少なく


こんにちは。ひとりです。

特定口座、NISA口座の成績は散々ですが、iDeCo(イデコ)口座はどうなっているでしょうか。


現状の損失だけを見ると-1.1%と大した数値ではありませんが、今後どう動くか注意です。場合によってはiDeCo口座内の買付余力を使ったスポット買いが必要になるかもしれません。

値は戻すのか…。前場に7.5%超の下落。含み損益率は-30%に


こんにちは。ひとりです。

市場の急落が続きます。朝から日経CNBCを視聴して、市場の成り行きを“傍観”しています。

ここまでくれば暴落といっても良いのでは。私の持ち株の評価損益比率は場中に-30%を超えました。今日は7.5%超の下落です。評価損益額を見ると、これまでに見たことのない金額を示しています。

一方で現在の“含み損率”を妄想で、“含み益率”に置き換えて考えて見ます。ここまで上がると、こんな金額にまでなるのかと、どこか他人事のように冷静な目を向ける自分がいます。

いずれにせよ、今は買いも売りもない傍観あるのみです。現物株のみ保有しているため、今日明日に急いで対策を繰り出す必要はありません。

今月末までの約20日間は、学びの多い時間になりそうです。こんなことを抜かしている間は、まだ気持ちに余裕があるということでしょう。この余裕がいつまで続くことやら……。

2020年3月7日土曜日

評価損益率は-25%超に。感染終息までには-35%までいくか


こんばんは。ひとりです。

持ち株の評価損益率は-25%を超えました。この数字は、新型コロナウイルスの感染が終息し、市場が反転するまでの間、更に下げ幅を広げるものと想定しています。

具体的には-35%までです。この根拠となるデータを私が持ち合わせているはずはなく、この程度の損益率で反転してくれれば良いなという願望です。今は時間が解決してくれるのをただ待つのみです。

ただ待つことは難しく、株式の売り買いをしないということです。そのためにも証券口座の買付余力を0(ゼロ)にしました。


今は何もしないことを選びました。まずは市場に留まることを優先します。


※ 追記(2020/03/07)

国内の感染拡大に伴い、各イベントの中止案内が新聞紙面に溢れます。ただ株主総会に至っては中止するわけにもいかないようで、来週末に開催を控えるトラスコ中山からはこんな案内が届きました。



郵送やインターネットでの議決権の行使を依頼する内容です。トラスコ中山といえば、株主総会の土産が個人ブログでも度々紹介されています。

その土産目当てに今年も、株主総会に参加する人が多いと想定できます。その土産を今年は廃止するとでも案内すれば、参加人数が一気に絞れると思いますが、そうもいかないでしょう。

2020年3月5日木曜日

含み損、自己最大を更新か。それでも持ち続けられる心構え


こんばんは。ひとりです。

日経平均先物が現在、-2%超の下落です。明日はどうやら、自己最大の含み損を更新しそうです。

今回の下落時には持ち株の買い増しを行いましたが、損切りはしていません。下落速度についていけずに損切りできなかった一面もありますが、多少下落しても持ち続けられる心構えがあったからです。

それは現在保有している銘柄が、誰かが推奨して追随購入したものではなく、自分で選んで投資したものだからです。自分の選択、行動から生まれた失敗は最後まで請け負います。

もちろん1つの銘柄にこだわり過ぎて心中するつもりはありませんが。

2020年3月3日火曜日

事業継続計画 未策定 64%。中小 40%、リスク管理部署なし


こんにちは。ひとりです。

企業を運営するには様々なリスクが伴います。例えば今回のような感染症事案への対処もリスクマネジメントの1つでしょう。

社員が出社できない、取引先が稼働していないなど、台風や地震で物理的に工場が損傷した場合とは別の観点から対応策が求められます。

企業がいかにリスクマネジメントに取り組んでいるかを知るのに、みずほ総合研究所の調査結果(2015年公表)が参考になります。

大企業の場合
  • リスク管理を担当する部署がある 18.5%
  • リスク管理は総務・経営企画部門が兼務している 66.9%

中小企業の場合
  • リスク管理を担当する部署がある 3.9%
  • 担当部署なし 40.4%

また事業継続計画(BCP、Business Continuity Planning)の策定状況から見ても、中小企業のリスクマネジメントへの意識が見えます。

  • BCPを策定している 15.5%
  • BCPを策定していない 64.4%

BCPの認知度は6割と高く、その必要性を感じてはいるものの、上記のように策定済みの企業は15.5%と低く、また従業員規模が小さな企業ほど策定していないことが見えます。

従業員規模10人以下の企業では91.1%がBCPを策定していないと回答しています。(2016年版 中小企業白書)

一旦下落すれば、米国株のように上がらないのは毎度のこと


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は3日、前日比261円35銭(1.22%)安の2万1082円73銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、同比0.48%と何とか逃げ切りました。

保有銘柄のうち、上昇したのは2つ。1つは米国株指数に連動する国内上場のETF(上場投資信託)、もう1つは不動産銘柄です。

米国株と日本株の決定的な違いは、下落後の上昇具合です。下げても上がらない。これが日本株の弱点です。


情報弱者は自分で考えない人


花粉症対策の目薬を買い求めてドラッグストアへ。店舗入口には張り紙とともに商品が切れた棚が並びます。

張り紙にはマスクが品切れしていること、また入荷日は未定であること。一方で空の棚には「お一人様一点」の案内とともにトイレットペーパーの値札が。

情報弱者は、情報が入手できない、または情報が届かない人だけなく、得た情報の正誤を判断し、それを実生活、実務に生かせない人のことだと思います。

株式投資はまさに、情報強者が圧倒的優位の世界。つまり自分で考えて行動できるかどうかということです。現在の市場環境下で含み損がある私はもちろん情報弱者の1人に間違いありません。

ちなみにトラスコ中山の株主優待品の1つに毎年、当のトイレットペーパーやティシューボックス、除菌ウェットティシューの詰め合わせギフト7.5kg分があります。

2020年3月1日日曜日

30代、iDeCo(イデコ)運用4年目。株価急落後の資産状況は


こんばんは。ひとりです。

株価急落後のiDeCo(イデコ)口座の状況を確認しました。

1月から10%弱の下落。2020年2月28日現在

30代の私にとっては、iDeCo口座内の資産を取り崩すのはまだ先の話ですが、やはり市場の急変時に投資資金がどう変化したのか気になります。

つい先日まで10%近くの含み益でしたが、あっという間にマイナス圏に突入です。ただ幸いなことに、iDeCo口座内の買付余力は、元本保証商品で十分に確保してあります。このまま市場の下落が続くようなら、頃合いを見てスポット買いを行います。

株価急落後の週末、改めて読み返し思い出す「投資の大原則」


こんばんは。ひとりです。

株式投資の急落を受けた今週末、嫌でも資産運用について考えさせられました。

投資銘柄は株主優待や配当金目当てで、考えもなしに選んでいなかったか。このまま株価は上がるものと楽観していなかったか。買付余力の確保は十分だったかなど……。いざ急落してみると、全てにおいて考えの浅さや行動の甘さが見えます。

済んだこと(もしくは、急落はまだ進行中)を悔やんでもどうにも仕様がありません。改めて今後の投資成果につながることを考えてみました。

そうするとやはり、投資の心構えに最後は行き着きます。例えばこの1冊を週末、改めて読み返しました。タイトル通り、“投資の大原則”が記されたものです。


手に取るたびに、以前興味を持ったページとは別の箇所に惹かれます。読み手の経験や知識、またその時々の状況(今回でしたら急落を受けた直後)に応じた答えを返してくれます。