こんばんは。ひとりです。
相場好きとして知られる米作家マーク・トウェイン。言わずもがな「トム・ソーヤーの冒険」の著者です。
トウェインによれば、10月は株式投資にとって非常に危険な月だといいます。歴史に残る10月の大暴落として、「暗黒の木曜日(1929年)」や「ブラック・マンデー(1987年)」が挙げられます。
- 暗黒の木曜日(1929年)
- ブラック・マンデー(1987年)
また日経平均株価の歴代暴落ランキングを振り返ると、上位10回の暴落のうち、半数の5回が10月に集中しています。
その5回のうち、最大の下落がブラック・マンデーで、そして残りの4回はいずれもリーマン・ショック(2008年10月)時に記録したものです。
- リーマン・ショック(2008年)
リーマン・ショック直後の1ヶ月間、株式市場は記録に残る暴落と反発を繰り返しました。リーマン・ショックが100年に一度の危機といわれた由縁でもあります。
そしてまた現在、コロナ・ショックの渦中に私たちはいます。先の歴代暴落ランキングは、この3月の変動でいくら塗り替えられたでしょうか、またはこの先、さらに塗り替えられるのでしょうか。
「10月は株式投資にとって非常に危険な月」という冒頭のマーク・トウェインの言葉には続きがあります。
「10月のほかに非常に危険な月は、7月と1月と2月と4月と11月と5月と3月と6月と2月と8月と9月、それになんといっても12月だ」。
もちろん3月、4月も非常に危険な月の1つです。