2017年11月15日水曜日

賃貸マンションの家賃は、住民の質と比例するのか(経験談)


こんにちは。ひとりです。

私は賃貸マンションに住んでいます。ファミリー用の部屋と単身用の部屋が各階にあります。学生の頃の一人暮らしを除くと、社会人になって2部屋目です。1部屋目の時に感じた、家賃と住民の質についてご紹介します。


引っ越しは手続きの多さに疲れるだけ


引っ越しはエネルギーを使います。学生の頃を含めると私は、3回引っ越しをしています。役所への届け出、会員登録しているサービスへの住所変更など、手続きの多さに疲れます。いずれ引っ越す時を見越して、ポイントカードなど住所登録が必要なサービスへの加入は必要な分だけにしています。


家賃は住民の質と比例するのか


引越しには、新しい場所で生活できる高揚感が少なからずありますが、それも生活が充実してのこと。住む場所や住む建物が自分で選べるならば、しっかりと見極めたいものです。

家賃は住民の質に比例する。よくいわれることですが、私の経験からいえば間違いありません。建物に着目して、壁が薄くて隣の物音がうるさいとか、風向きによってはタバコの臭いが流れてくるとか賃貸の不満をよく聞きます。いずれも建物だけの問題ではなく、そこに住む人に問題があっての不満です。

私の場合、社会人になってから1部屋目に住んでいた建物がまさにそれでした。夜遅くまでテレビの音がするし、窓を開ければタバコの臭いが流れ込んでくるし。隣の住人の生活が筒抜けでした。別の見方をすると、私の生活も筒抜けということです。

都市の中心に近く、家賃は ¥45,000ぐらいだったと記憶しています。都市部では安い部類に入ります。そこで約5年、隣の住民が早く引っ越してくれないかと願いながら生活していました。結局、私が引っ越すことにしましたが。5年も住んだのは、交通の便が良く、自然も豊富にあったからだと思います。


住民の質は張り紙や駐輪場の乱れから判断できる


建物の作りなら事前に内覧できますが、住民の質となれば判断が難しいところです。判断基準の1つになるのが、玄関フロアの張り紙や駐輪場の乱れです。内覧する時間帯によっては、住民が出払っていて駐輪場が空いている場合がありますが、他人を気にしない乱雑な止め方は、住人の性格そのものが見えます。

また、玄関フロアの張り紙の乱れ具合にも注目です。掲載情報の期限が切れたものがそのまま張りっぱなしになっていたり、明らかに破られていたりする場合、その建物は避けたほうが良いです。もう一点、匂いにも気をつけてください。カビ臭い匂いは当たり前ですが、安い芳香剤の匂いがする玄関フロアも良い建物だった例がありません。


可能なら複数の時間帯に内覧、訪問を


遠方から出てきて、当日に建物を決めてしまわないといけない場合は別ですが、可能なら複数の時間帯に何度か訪れてみてください。部屋の中に入ることができれば良いですが、それができなくても玄関に入るだけ、建物の外観を眺めるだけでも良いと思います。住人が帰宅し始める夕方から晩にかけてだと特に判断しやすいです。すれ違っても会釈や挨拶をしないなど、該当する建物に住む人ならではの特徴があると思います。


丁寧な暮らしをしている人がいるのも事実


家賃は住民の質と比例すると書きましたが、住まいよりも暮らしに重きを置き、丁寧な暮らしをしている人がいるのもまた事実です。例えば、「東京の台所」というウエブコンテンツがあります。台所を中心にして住人の人となりを紹介する読み物ですが、そこに登場する1人の住人の生活は質素ながらも、こだわりと誇りが見えます。

<154>住まいより大事なものにお金を | 朝日新聞デジタル&w(アンド・ダブリュー)


何れにしても最後は自分の判断で決めるものです。人が心地良い場所が、必ずしも自分にとって心地よいとは限りません。

またこだわる部分、お金をかける部分も人それぞれです。物の購入に充てる人、旅行に充てる人、様々です。ここに記した内容は全て、私の経験からのものです。長く住める良い建物が見つかりますように。