2023年1月17日火曜日

SBI証券、貸株に配当権の自動獲得を追加。配当控除で節税も


こんばんは。ひとりです。 

私はSBI証券で貸株サービスを利用しています。個別株はもちろんETFにも毎日、貸株金利が付きます。金利は日本株の場合、時価総額の0.1%〜です。銀行金利より良いのは明確です。一方で貸株にはリスクが伴います。私はそのリスクを調べたうえで利用しています。

貸株サービスは一度設定してしまえば、株やETFを買う度に自動的に貸し出されます。ただ配当権の取得には注意が必要で、貸株のまま権利日を通過すると、配当相当額として入金されます。

配当金と同額が得られるので問題ないように思えますが、配当所得と配当相当額は所得の種類が異なります。配当相当額は雑所得扱いとなり、配当控除で節税につながりません。そのため配当権を取るために私は、権利日前に貸株サービスを解除するようにしています。

ただサービス解除までの日数を誤って、配当相当額で受け取ったことも数度あります。そんな不便も今後は解消されます。SBI証券が2023年1月14日(土)より、自動的に配当金の権利を獲得する機能を提供します。

従来の株主優待権利自動取得サービスに(省略)、配当金の権利を獲得する機能を追加し、「株主権利自動取得サービス」へ名称変更をいたします。
基本設定を変更された場合、毎月第一営業日15時以降に変更が反映され、お客様が銘柄別にしていただいた設定が全て基本設定に変更されますのでご注意ください。

 

配当・優待優先 
株主優待・配当権利取得等に必要な一定期間、貸出を解除することで、株主優待・配当の権利等を自動的に取得しようとする設定となります。※貸出解除期間中は、貸出金利が付与されなくなります。

配当金の権利獲得機能は、他の証券会社では既に提供されていたサービスで、便利そうと感じていました。SBI証券でも提供が始まり、使い勝手が良くなります。


2020/10/17
貸株サービスは国内株だけでなく、米国株、米国ETFでも利用できます。ただ利用できる証券会社が限られるため、事前の確認が必要です。私はSBI証券の貸株サービス「カストック(Kastock)」を利用しています。