ラベル 株式・投信 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 株式・投信 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年9月30日土曜日

投資成績は順調。年初来投資元本比で現在、8%の利益確定


こんにちは。ひとりです。

ブログの更新が滞りました。
1月31日以来です。

このブログは、株式投資の話題をメインに更新していましたので、再開テーマはもちろん株式投資の話題です。

市場の動向云々よりもまず、私の投資状況をご紹介します。


個別株投資に懲りて、ETF商品と投資信託で資産を運用


特定口座
(1)ETF投資(日本市場)
(2)ETF投資(米国市場)
(3)投資信託

一般NISA口座
(1)ETF投資(米国市場)
(2)投資信託

iDeCo口座
(1)投資信託
(2)元本保証型商品

特定口座と、一般NISA口座では以前、個別株式へ投資していました。ある個別銘柄の運用で懲りたため、投資方法を見直して現在は、指数連動のETFと投資信託で運用しています。

個別銘柄への投資過ちをこのブログに記録しています。
ブログ内を検索

キヤノンは、2023年の上昇相場に合わせて、利益確定しました。3,445円の買値に対して3,545円〜3,790円で、6月5日〜16日にかけて売却しました。

キヤノンは3年以上、上がらない状況でしたのでようやくです。もう手を出しません。高い勉強代、もとい、長い勉強時間になりました。

ビーロットは言わずもがな、2022年の内に損切りしました。

指数連動のETF、投資信託に投資するのが結局、一番だと気がつきました。ETFを短期、中期で運用しているため、退屈さはありません。

早いうちに、失敗を経て気がつけたのは良かったです。あとは、これを忘れずに続けることです。


下手に触っていない一般NISA口座と、iDeCo口座は順調


一般NISA口座と、iDeCo口座の運用成績は順調です。なにしろ、指数連動商品に投資するのみで、私の下手な投資の影響を受けていませんから。

NISA運用成績
損益率 27.22%(投資中の商品合計)

iDeCo運用成績
損益率 39.7%(2017年〜)

一般NISAやiDeCo口座で、穏やかに(退屈に)投資が継続できるのは、個別銘柄への試行錯誤を、特定口座で繰り返した結果です。

全世界株式に分散投資する投資信託1本で充分と、新聞や雑誌では単純明快な助言が繰り返されます。分かってはいますが、それができないのが欲のある私です。

一日でも早く、経済的な独立ができるようにお金持ちになりたいという、欲の危うさを知り、欲の限度を知り、単純明快な投資方法の賢さを知った今、これまでのような下手な投資方法には手を出しません。

これが私の、10年目の投資方法です。
この下落局面にあっても安定して持ち続けられる商品を揃えています。

投資成績は順調で、年初来の投資元本比で現在、8%の確定利益です。一方、日経平均株価の年足は前年比で22.1%です。比較して卑下する必要はありません。そんな気持ちの余裕が今、あります。

2023年1月31日火曜日

SBI証券。イデコとの「アカウント連携」でログイン省略可能


こんにちは。ひとりです。

私は個人型確定拠出年金(イデコ)に加入しています。加入は2017年からで、6年目です。23,000円を毎月拠出していましたが、拠出月と拠出金額を指定して納付する方法に2020年から変更しました。変更にあたっては「加入者月別掛金額登録・変更届」を提出しました。

2020/05/22
年間の掛金額(276,000円)は変更せずに、毎月の掛金額(23,000円)を変更しました。毎月の定額拠出から、毎年12月に一括拠出します。

2021/06/22
日経平均は上がらない指標。1,000円下げようが、不思議と焦りはありません。

拠出月と拠出金額を指定したのは、イデコ口座内に、市場下落時にスポット購入できる現金相当(元本保証型商品)を蓄え、時間分散投資、金額分散投資をするのが目的です。

ただイデコ口座には毎日、自動でつみたて投資する機能が備わっておらず、手動での投資となります。証券口座とは別に、イデコ口座に毎度ログインする手間が数秒かかります。そのイデコ口座に毎度ログインする手間が解消できそうです。

SBI証券が2023年1月27日より、iDeCo加入者サイトと証券総合口座の「アカウント連携」を開始します。

SBI証券口座を保有している方におかれましては、お手続きをしていただくと、SBI証券総合口座にログイン後、都度ID・パスワードを入力することなく、iDeCo加入者サイトへログインできるようになります。

2023年1月17日火曜日

SBI証券、貸株に配当権の自動獲得を追加。配当控除で節税も


こんばんは。ひとりです。 

私はSBI証券で貸株サービスを利用しています。個別株はもちろんETFにも毎日、貸株金利が付きます。金利は日本株の場合、時価総額の0.1%〜です。銀行金利より良いのは明確です。一方で貸株にはリスクが伴います。私はそのリスクを調べたうえで利用しています。

貸株サービスは一度設定してしまえば、株やETFを買う度に自動的に貸し出されます。ただ配当権の取得には注意が必要で、貸株のまま権利日を通過すると、配当相当額として入金されます。

配当金と同額が得られるので問題ないように思えますが、配当所得と配当相当額は所得の種類が異なります。配当相当額は雑所得扱いとなり、配当控除で節税につながりません。そのため配当権を取るために私は、権利日前に貸株サービスを解除するようにしています。

ただサービス解除までの日数を誤って、配当相当額で受け取ったことも数度あります。そんな不便も今後は解消されます。SBI証券が2023年1月14日(土)より、自動的に配当金の権利を獲得する機能を提供します。

従来の株主優待権利自動取得サービスに(省略)、配当金の権利を獲得する機能を追加し、「株主権利自動取得サービス」へ名称変更をいたします。
基本設定を変更された場合、毎月第一営業日15時以降に変更が反映され、お客様が銘柄別にしていただいた設定が全て基本設定に変更されますのでご注意ください。

 

配当・優待優先 
株主優待・配当権利取得等に必要な一定期間、貸出を解除することで、株主優待・配当の権利等を自動的に取得しようとする設定となります。※貸出解除期間中は、貸出金利が付与されなくなります。

配当金の権利獲得機能は、他の証券会社では既に提供されていたサービスで、便利そうと感じていました。SBI証券でも提供が始まり、使い勝手が良くなります。


2020/10/17
貸株サービスは国内株だけでなく、米国株、米国ETFでも利用できます。ただ利用できる証券会社が限られるため、事前の確認が必要です。私はSBI証券の貸株サービス「カストック(Kastock)」を利用しています。

NISA改正の誤解。つみたてNISAで生涯投資枠1800万円も


こんにちは。ひとりです。

NISAが2024年に改正されるにあたって、現状NISAからの変更点が徐々に明らかになっています。私が誤解していた点が2点あります。1つ目は上限投資枠、2つ目は売却後の投資枠復活についてです。


つみたてNISA枠だけで生涯投資枠の1800万円が使える


投資元本ベースで1800万円の生涯投資枠が設けられる点は理解していました。その上で誤解していたのは、つみたてNISA枠と成長投資枠の各々の上限額です。

当初は、つみたてNISA枠の上限が600万円、成長投資枠の上限が1200万円で、合計1800万円と思い込んでいました。これは誤解で、つみたてNISA枠だけで1800万円使えます。

成長投資枠の上限が1200万円であって、つみたてNISA枠の上限は設けられていません。つまり、成長投資枠に投資しなければ、つみたてNISA枠で生涯投資枠の1800万円が使えるということです。


生涯投資枠が復活するのは売却の翌年になる


また、生涯投資枠の1800万円は投資元本ベースであって、売却して枠を確保すれば再び1800万円分の投資ができます。これは間違いではありませんが、その枠が復活するのは売却の翌年です。短期の回転売買を抑止するためでしょう。

また売却により投資枠が例えば400万円確保できたとしても、つみたてNISA枠120万円、成長投資枠240万円の年間投資枠360万円が優先されるため、400万円の枠を使い切ることはできません。

私が誤解していた上限投資枠、売却後の投資枠復活年について確認しました。

2022年12月22日木曜日

ビーロットの損切りを完遂。NISAで長期投資なら日本株以外で


こんにちは。ひとりです。

底辺株ビーロットの損切りを完遂しました。この底辺株の値動きに今後、惑わされることはもうありません。譲渡損は積み上がり、今年の譲渡益、分配金だけでは賄えきれませんが、それもしようがなし。来年に損を繰越します。

利益のある米国株を売却して損を埋め合わせたくなりますが、それは投資下手のやり口と理解して、日々増える「譲渡益税徴収・還付のお知らせ」のマイナスに耐える次第です。

NISAで長期投資するなら日本株以外で。投資初心者こそ日本株外の運用をお勧めします。

2022年12月20日火曜日

NISA年内投資期限。12月30日に投資 → 2023年枠になる


こんにちは。ひとりです。

2022年分のNISA投資可能枠が残り600,000円弱残っています。私は一般NISAを利用しており、米国ETFに年4回つみたて投資しています。ただ、枠が残っていても投資余力がありません。今年は投資せずに終わりそうです。

NISAの投資可能枠、買付余力がある方ならまだ、2022年分の投資に間に合います。年末がNISA投資の期限ですが、注意点は「約定日」と「受渡日」です。

約定日は、買い注文が成立した日を指します。受渡日は、その2営業日後を指します。

  • 約定日 … 買い注文が成立した日
  • 受渡日 … 約定日の2営業日後

NISA口座で例えば、2022年12月30日に約定しても、受渡日は2営業日後の2023年1月5日になります。つまり、2023年分のNISA枠での受け渡しとなります。2022年のNISA枠で投資したければ、12月28日の売買で年内の受け渡しが必要です。

2022年のNISA枠で投資
  • 12月28日 約定 → 12月30日 受け渡し

2023年分のNISA枠で投資
  • 12月30日 約定 → 2023年1月5日 受け渡し

NISAの投資枠が2024年から拡大されるなか、その投資枠を全て使い切れる方は限られると想像できます。つまり、投資に振り向けられる金額がそれほど無いということです。私もそのうちの1人です。

NISA口座は、非課税のメリットが紹介されるばかりですが、同口座で損失が発生した(投資に失敗した)場合、損益通算ができない(救いがない)点も、NISA口座を利用する前に理解しておくべきだと思います。


2022/11/27
確定利益額を100万円と仮定すると、売却益が70万円、配当金、分配金が23万円、NISA口座での売却益、配当金が6万円となります。株式投資で利益を上げる優先順位はやはり売却益ということです。

2022/05/14
9年分の確定損益、含み損益の合計額を月換算すると、約7,084円です。9年間毎月、7,000円が入ってくると考えると大きいですね。9年前にNISAを始めて良かったと思います。

2021/06/09
米国株への投資額は、日本株の1/4程です。いずれはこの投資額を反転させて、米国株への投資をメインにしたいと考えています。

損切りで日本株から撤退。底辺株 ビーロット、恥株 キヤノン


こんにちは。ひとりです。

NISAの恒久化、投資枠1800万円に拡大で改革の機運が熱する株式市場ですが、今日の日経平均株価は、前日比2.46%と大きく下げています。また円高に振れたことで、東証上場の米指数に連動するETF(ヘッジなし)はいずれも4%超の下落です。

私は年末に向けて持ち株の損切りを進めています。例えば上がらない「底辺株」ビーロット(3452)。上がらない株をいつまでも持ち続けていては、資金効率が悪いです。この底辺株はコロナ直前に買い始め、買値から50%付近まで下落しました。それから2年が経過しますが、上昇の気配はありません。

今年の譲渡損益は12月に入って、この底辺株ビーロットの損切りで既にマイナスの状態。分配金との損益通算を当て込んで、マイナスにならないラインまで損切りを進めようと思います。

またこの底辺株を損切りしてもまだ残っているのが「恥株」キヤノン(7751)です。こちらは8月末に一時、3500円まで上がりましたが、その後は恥株の名の通り、下落する一途。今日の終値はついに3000円を割りました。3500円の時に売っておけばよかったとは、投資下手の言い訳です。

ビーロットなど、キャノンなど買わなければよかった。早く売ればよかった。心からの声です。「底辺株」「恥株」を全て売りさって、日本株から来年中に撤退します。長期投資なら先進国(日本除く)でしょうか。

2022年12月14日水曜日

NISA枠が360万円に拡充。つみたて型120万、一般型240万


こんにちは。ひとりです。

NISA(ニーサ)の投資枠が2024年から、つみたて型、一般型とともに拡充されます。

年間投資枠
  • つみたて型 … 120万円(現行40万円から3倍)
  • 一般型(成長投資枠)… 240万円(現行120万円から2倍)

ほかに投資期間が無期限になり、つみたて・一般の両型を同時期に利用できるようになります。つまり投資枠がつみたて型、一般型の枠を合わせると年間360万円になります。

年間投資枠(合計360万円)
  • つみたて型 … 120万円
  • 一般型(成長投資枠)… 240万円

一方で、1,800万円の生涯投資上限額が設けられます。

生涯投資上限額(合計1,800万円)
  • つみたて型 … 600万円(目安 120万円 × 5年)
  •  一般型(成長投資枠)… 1,200万円(目安 240万円 × 5年)

この生涯枠1,800万円は買い付け残高で管理されます。そのため、生涯枠一杯に投資しても、その一部を売却して生涯枠に余裕が生まれれば、また投資できるようになります。

私は現在、一般NISAを利用して投資しています。投資枠は120万円ですが、それも投資枠を使い切ることはここ数年ありません。投資余力が少ないことがその要因です。

ただ今後、毎月決まった給与が得られる仕事につけば、その状況も変わるかもしれません。

2022年12月3日土曜日

海外二重課税回避。SPDR S&P500 ETF(1557)から分配金


こんにちは。ひとりです。

SPDR S&P500 ETF(1557)から先日、分配金計算書が郵送で届きました。私は権利確定日時点で19口保有していたため、受取金額は3,185円です。指定の銀行口座に振込みがありました。

東証に上場するS&P500指数に連動するETFは数商品ありますが、このETFの場合は他のETFと異なる点があります。例えば為替レートで受取分配金が変化する点、国内外で二重に課税される点、振込先が銀行口座で、証券口座ではない点です。

  • 為替レートで受取分配金が変化する
  • 国内外で二重に課税される
  • 振込先が銀行口座で、証券口座ではない

今回の分配金は9月19日が基準日で、支払額に対する為替レートは146.56円でした。1口当たりの分配金は1.596398ドルで、保有する19口と掛けると約30.33ドルです。

1.596398(ドル)× 19(口数)= 約30.33(ドル)

この分配金(ドル)に先の為替レートを掛けたものが、税込分配金(円)です。

30.33(ドル)× 146.56(ドル)= 約4,445(円)

ここから外国税額10%と、国内所得税15.315%、住民税5%が差し引かれ、受取分配金が3,185円となります。外国で二重に課税された分は、確定申告で還付されますが、確定申告に要する手間と還付される額の少なさを考慮すれば、確定申告を見送るという選択も一つです。

私は米国株式口座でETFに投資しているため、その分と合わせて毎年、申告しています。

2022年11月27日日曜日

売却益70%、配当金23%、NISA6%。9年間の投資成績 内訳


こんにちは。ひとりです。

株式投資からの収益を分類すると2つあります。値上がりによる売却益と、配当金、分配金による収益です。私はそれらの収益を税金がかかる特定口座と、税金がかからないNISA口座で分けて管理しています。

特定口座
  • 売却益
  • 配当金、分配金
NISA口座
  • 売却益、配当金、分配金

確定利益の内訳がどの程度か、2014年から2022年までの9年間の成績を確認してみます。四捨五入したため合計が100%にはなりません。

特定口座
  • 売却益 … 約70%
  • 配当金、分配金 … 約23%
NISA口座
  • 売却益、配当金、分配金 … 約6%

確定利益額を100万円と仮定すると、売却益が70万円、配当金、分配金が23万円、NISA口座での売却益、配当金が6万円となります。

確定利益額を100万円と仮定した場合の内訳
特定口座
  • 売却益 … 70万円
  • 配当金、分配金 … 23万円
NISA口座
  • 売却益、配当金、分配金 … 6万円

いかがでしょうか。売却益が7割と圧倒的ですが、配当金も軽視できません。NISAは年間の投資限度額が設けられていること、またNISA運用開始当初からの5年間は、短期売買の薄利確定に徹したことが、割合が低い要因として挙げられます。

株式投資で利益を上げる優先順位はやはり売却益ということです。配当投資を軽視するわけではありませんが、そこは自身の投資額の大きさや、株式投資以外からの定期収入の有無で投資額を日々増やしていけるかなど、個人の投資条件や考え方、リスク耐性の有無によるところが大きいです。

株式投資。日本個別株投資で資金効率が悪化、投資成績が低下


こんにちは。ひとりです。

今年も終盤を迎え、投資成績がおおよそ見えてきました。確定利益額は昨年2021年を上回りそうですが、満足できるものではありません。

投資元本比で15%超の利益を上げていた2017年、2018年との違いは明確です。その違いは資金効率の是非です。

資金効率が悪化した原因は、2019年ごろに日本個別株に集中投資したからです。上がらない日本株に投資したせいで、また損失をすぐに確定しなかったせいで、今もだらだらと保有している恥株、底辺株に私の投資資金が滞留しています。

2021年から徐々にそれらを排除(損切り)してきましたが、まだ私のポートフォリに根を張っています。今年の年末にもう少し損切りし、さらに来年中には一掃します。

株式投資はその投資額の大きさがものをいいます。いくら10%、20%儲けようが、100万円と1,000万円の差は歴然です。

2022年11月25日金曜日

SBI証券、米国四季報当選。3年後も市場に参加するために


こんにちは。ひとりです。

米国会社四季報がSBI証券から届きました。プレゼントキャンペーンに応募した分で、2019年号以来の当選です。

2019/05/30
米国会社四季報のプレゼントキャンペーンを先日紹介しました。米国株、もしくは米国ETFを期間中に買い付けた人が対象で、そのキャンペーンに今回、当選しました。

2019年以降も毎回キャンペーンに応募していましたが、一度当選した人には当たらない仕組みなのかと思うほどの落選続き。

それでも米株を買うきっかけになると思い(キャンペーン応募には一定額の米株、ETFの購入が必要)、応募を続けていました。そこに来て今回の当選、忘れた頃にポストに配達されていました。

次の当選は3年後の2025年号でしょうか。それまで市場に参加できていれば良いです。


四季報が米国ETFへ投資するきっかけに


私は2019年号の米国会社四季報当選をきっかけにして米国ETFへの投資を深めました。四季報の巻末にはETFがベンチマークごとに掲載されており、その時はまだSBI米国株アプリがリリースされていなかったこともあって、貴重な情報源でした。

個別株には手を出さずに今日に至りますが、コロナショックの下落とその後の上昇、今年に入っての変動落差を見るとETF投資で結果的に良かったのではと思います。ETFだからこそ値が下がった時も保有し、つみたて投資を続けられたと考えられます。

気にしていたオクタやドキュサイン、アドビなどの個別株は、コロナショック後の上昇に乗っていれば大きく値を上げましたが、投資タイミングを誤って今に至れば、大きな損失を抱えて身動きがとれなかったでしょう。


投資商品は現在3つ。いずれも15%超の含み益


私は現在、3商品に投資しています。VTIとVYMを特定口座で、VIGを一般NISA口座で保有しています。ドル換算でいずれも15%超の含み益が、円換算だと39%以上の含み益です。

日本株は、長く持ち続けることによる資金効率の悪さを経験済み、経験中ですが、その点の不安や鬱憤が米国ETFには少ないです。

保有中の日本株を早々に損切り、または薄利確定し日本株投資から撤退したいのが本音であり、3年後も市場に居続けるための最適な道の一つであると確信しています。

2022年5月14日土曜日

NISA投資9年目。2014年〜2022年5月現在までの確定損益額


こんばんは。ひとりです。

私は一般NISA(ニーサ)口座を開設しています。2014年の制度開始から利用しているため9年目です。

当初は年をまたいで投資商品を持ち越すことはなく、例えば2014年に投資した商品は2014年度中に利益確定するという方法をとっていました。

その方法を2018年まで続け、米国ETFに投資し始めた2019年からは5年間持ち続ける、またはロールオーバーするつもりの投資に切り替えました。


毎月7,000円が9年間続けて入ってくる計算に


2014年からの投資成績を控えています。金額は確定損益、配当込みです。またNISA口座で保有する米国ETFの含み損益が現在、1,180.90ドルあります。1ドル125円で換算すると147,612.5円です。9年間の確定損益を合計すると617,536円になります。

2014年からの投資成績(確定損益、配当込み)
  • 2014年 … 99,790円
  • 2015年 … 66,047円
  • 2016年 … 30,183円
  • 2017年 … 74,829円
  • 2018年 … ▲23,955円(アクティブ投信を損切り)
  • 2019年 … 121,196円
  • 2020年 … 239,786円(IPO当選、利確)
  • 2021年 … 9,660円
  • 2022年 … 1,206円

合計 617,536円
含み損益 1,180.90ドル(2022/05/14)

2015年までの上限投資額は100万円でしたが、2016年から上限投資額が120万円と20万円増加しています。上限投資枠を毎年使い切ることはなくここ数年は1/3程を残して年を終えています。

投資元本に対する損益率は算出していませんが、確定損益、配当金、含み損益の合計を投資期間の9年間で割ると、年85,016.5円の利益が出た計算になります。

(確定損益、配当金 + 含み損益)÷ 投資年数
= 1年間の平均損益額

(617,536 + 147,612.5)÷ 9
= 85,016.5円 となります。

9年分の確定損益、含み損益の合計額を月換算すると、約7,084円です。9年間毎月、7,000円が入ってくると考えると大きいですね。9年前にNISAを始めて良かったと思います。

一般NISA口座を開設している人は2021年9月末時点で、1,240万人超です。NISAが新聞や雑誌で紹介される際は非課税投資と、その利点にばかり枠が割かれますが、特定口座との損益通算ができないなど、注意点もあります。

NISA投資は、儲かれば税金を引かれずに得するが(非課税)、損をすればほったらかし(損益通算できない)というのが事実です。それを承知の上で私は、NISA口座で投資をしています。


私はiDeCo口座を2017年に開設しました。拠出金累計、資産残高が2017年、2018年と変動していないのは、SBI証券内でオリジナルプランからセレクトプランに移管したためです。

2022年5月12日木曜日

ESG投資は儲からない。ウクライナ危機でエネルギー関連優勢


こんにちは。ひとりです。

日米株式市場の下落が止まりません。保有する米国ETFはここまで、何とか円安の為替差益で救われていましたが、その効果も残りわずか。含み益がどんどんと削られていきます。

例えば全米株式に投資するVTIの含み益は現在、12.53%です。

外貨建評価損益 12.53%

この調子だと含み損に転換するのはそう遠くなさそうです。


ESG投資はやはり儲からないのか


あるETFを先日、薄利確定しました。S&P 500 ESG指数に連動する商品です。

  • (2635)NF・米国株S&P500 ESG ETF

ESG(環境、社会、企業統治)投資は流行りテーマの一つで、ESGと商品名に冠するだけでブランド化し、信託報酬を通常の商品よりも上げられるというものです。事実は異なりますが、私は経験からそのように解釈しています。

例えば、野村アセットには他に(2633)NF・⽶国株S&P500ヘッジ無ETFがあります。

  • (2633)NF・⽶国株S&P500ヘッジ無ETF

簡単に言えばS&P500をESG指数で選別(310社)しているか、選別していない(500社)かというもの。ESG指数に照らして数を減らすだけで、信託報酬は倍になります。

  • (2635)NF・米国株S&P500 ESG ETF … 0.1430%
  • (2633)NF・⽶国株S&P500ヘッジ無ETF … 0.0770%

投資成績が、信託報酬の高低で差が付けば投資判断は楽ですが、そうでないのが悩ましいところ。ただこれはESG投資に限ったことではありません。

運用業界の中では、ESG投資の取り組みを誇張する動きが後を絶たず、それらは「グリーンウォッシュ」として問題になっています。

日本を含め、世界の運用業界はこのESG投資でお金を引き寄せてきましたが、運用成績はやはり事実が投影され、直近は市場平均を下回ります。テーマ投資は運用成績が外部環境に左右されやすく、それはESGにも当てはまります。


ESG銘柄の大半はテクノロジー銘柄


具体例を挙げると、MSCI米国ESGリーダーズ指数は昨年比で15%安となり、ダウ工業30種平均の同9%安に見劣ります。

ESG銘柄の特徴として、温暖化ガス排出量の少ないテクノロジー銘柄の構成比が高く、それが昨今のインフレと金利上昇で下落圧力が強まったため下げたという理屈です。

またウクライナ危機を受けて世界はエネルギー安全保障を優先するようになりました。ESG指数は気候問題を優先した運用で、上昇率の高いエネルギー関連銘柄を避けた影響も見えます。

皮肉にもエネルギー関連銘柄比率の高いHDV(iShares Core High Dividend ETF)は、年初来4.11%と上昇しています。

私の数少ない投資経験から言うと、なにかのテーマに偏った商品への投資は回避したほうが、もしくは短期売買に徹した方が得策です。それが例えばESGであってもです。

よく考えると、ESGとわざわざ誇張せずとも時価総額の大きな企業がESGを軽んじるはずはありません。ここは全米株(VTI)やS&P500に、腰を据えて投資するほうが良いです。昨今の市場変動で改めてそう感じます。

2022年5月5日木曜日

NISAは現在3種類。一般、ジュニアの新規投資枠は23年で終了


こんばんは。ひとりです。

私が投資を始めたのは2014年からで、この年に一般NISAが始まりました。その一般NISAの新規投資枠が2023年で終了します。つまり2023年に投資した商品は2027年まで5年間保有はできますが、2024年には新たに投資できない(新規投資枠なし)ということです。ただ一般NISAの新規投資枠が2023年で終了するに伴い、新NISAが2024年から始まります。


NISAは現在3種類。ジュニアの新規投資枠は2023年で終了


一般、つみたて、ジュニアと現在3つのNISAがあります。一般NISAは上記の通り、新規投資可能期間が2023年までで以降は新NISAに衣替えし、つみたてNISAは2042年まで新規投資可能期間が延長、ジュニアNISAは新規投資可能期間が2023年で終了し、以降の代替制度はありません。

一般NISA
  • 新規投資枠が2023年で終了(23年投資分は27年まで保有可)
  • 新NISAが2024年から開始(28年まで新規投資可能)

つみたてNISA
  • 新規投資可能期間が2042年まで延長

ジュニアNISA
  • 新規投資可能期間が2023年で終了。以降の代替制度なし


新NISA。一般NISA利用者は、そのまま利用可


新NISAは、一般NISAとつみたてNISAが合わさったような仕組みで2階建てと表現されます。1階がつみたてNISA 、2階が一般NISAと考えると分かりやすいです。そのため、投資枠上限と投資商品が各階で異なります。

1階(つみたてNISA枠)
  • 上限額20万円(年間、月約1.6万円)
  • 積み立て購入、一括購入不可
  • つみたてNISA対象商品(主に投資信託)

2階(一般NISA枠)
  • 上限額102万円(年間)
  • 一括購入、積み立て購入可能
  • 一般NISA対象商品(具体的な商品は公表予定)

1階の枠でつみたて投資を始めることが、2階の枠に投資する条件になっています。ただ証券会社に事前に申請すれば、2階の枠だけを利用することができます。

その際の上限額は2階の102万円で、投資商品は個別株のみとなります。この場合、ETFやREITには投資できず、それらの商品に投資したければ1階部分でつみたて投資を始めることが条件です。私は米国ETFに投資したいので、1階でつみたて投資を始めてから2階に上がります。

新NISAへの切り替えにはまだ時間があります。詳しい情報は今後、各証券会社や新聞紙上でも案内されると思います。せっかくの優遇制度、賢く利用したいものです。

2022年5月2日月曜日

iDeCo口座、2017年開設〜2022年5月までの資産残高推移


こんばんは。ひとりです。

風が薫る5月、「薫風(くんぷう)」は新緑が鮮やかなこの時期の匂うような風のことです。

今日は立春から数えて88日目、「八十八夜」です。種蒔きに適した時期ともされます。「八十八夜の別れ霜」と呼ばれるように、夏の近づきを日に日に感じます。

ガジュマルを剪定しました。



ガジュマルの生育期にあたる5月〜7月は、剪定に適した時期です。茎や葉にハサミを入れても、葉や枝がまたどんどんと伸びていきます。


穏やかな気温が続くも、市場の温度はそう言っていられない


株式市場の温度は年初から、変動が大きいです。同じ商品に長く投資しているiDeCo(イデコ)の運用成績を見ると、その状況がひと目で分かります。拠出金と資産残高の推移です。青色折れ線グラフが拠出金累計、緑色棒グラフが資産残高です。


  • 拠出金累計(青色 折れ線グラフ)
  • 資産残高(緑色 棒グラフ)

私はiDeCo口座を2017年に開設しました。拠出金累計、資産残高が2017年、2018年と変動していないのは、SBI証券内でオリジナルプランからセレクトプランに移管したためです。

2021年12月からの拠出金と資産残高の推移を確認します。


私の拠出方法は年末に一括拠出です。そのため折れ線グラフが1月に伸びています。2022年の拠出金は年末に引き落とし予定のため、1月以降の棒グラフの伸びは純粋に株価の変動を表しています。

3月に高値をつけた後は、下落を続けていますが、それでも1月、2月よりは資産が積み上がっているのが分かります。これは株価の変動だけでなく、円安による効果です。なにしろ投資先は海外指数に連動する商品ですから。

為替損益も投資成績を構成する一つですが、為替差益で投資成績が曖昧になっているのが現状です。

5月1日時点の運用成績です。



損益率は22.0%です。円安効果がどれだけ利益を押し上げていることか。2日の円相場は、1ドル130円と、前営業日に比べて約50銭の円高・ドル安です。

2022年4月30日土曜日

円安進行、為替ヘッジありETFが増加。ヘッジなしとの違いは


こんにちは。ひとりです。

円安が進んでいます。

私は米国ETFを購入するため、米ドルの外貨積立をしています。円高のタイミングを見計らって、なるべく安くドルを買いたい気持ちはありますが、株価と同じようにタイミング投資は難しいもの。

現に円安はこれ以上進まないだろうと円高になるのを待っていたら、購入のタイミングを何度も逃していたことでしょう。そこはやはり、外貨積立が便利です。


米ドル定期預金、1ヶ月だと0.350%、国内は0.002%


また積み立てた外貨を預け入れるのに外貨定期預金があります。米ドル定期預金の年利は現在、預入期間が1ヶ月だと0.350%(割る12ヶ月で、ひと月の金利は0.029%、税引き前)、預入期間が3ヶ月だと0.550%です。

国内大手銀行の定期預金金利は現在0.002%で、この金利は預入期間が1ヶ月だろうと10年間だろうと変わりません。この点も、知らない人が損する仕組みの一つです。

定期預金 金利比較(預入期間1ヶ月)
  • 米ドル 定期預金 … 0.350%
  • 円 定期預金 … 0.002%

新聞記事にたまに、外貨定期預金を勧める広告が出ています。特別金利 ○○%(1ヶ月)というように。それは預入期間1ヶ月目だけの金利であって、2ヶ月目からは通常の低い金利に戻ることが大半です。注意が必要です。


「為替ヘッジあり」商品が増えてきた。ヘッジなしとの違いは


米国を始め、海外の株式で運用する投資信託を購入する人が増えています。つみたてNISAやiDeCo口座で投資する商品にS&P500やナスダック100指数に連動する商品をあげる人も多いです。

私は日本市場に上場する、米国指数に連動の上場投資信託(ETF)に投資しています。そのETFで最近気になるのが「為替ヘッジあり」の商品が増えていることです。

為替ヘッジとは、為替相場の影響を回避(ヘッジ)することです。つまり、為替相場の影響を回避する(影響を受けない)か、為替相場の影響を受けるかという違いです。

  • 為替ヘッジなし … 為替相場の影響を受ける。為替損益が発生
  • 為替ヘッジあり … 為替相場の影響を受けない。価格変動のみ

例えば私が保有している日本市場に上場する米国指数連動のETFは、円で買えます。円で買えるETFの運用成績には、価格変動と為替相場の2つが影響します。つまり相場次第で為替損益が発生して投資成績が変わるということです。

野村ナスダック ヘッジありは今週、▲4.1%で年初来安値更新

現在の円安ではまさに、為替差益が発生している状態です。例えばナスダック100が年初来安値を更新と伝わっても、日本市場に上場するナスダック100に連動するETFの価格はそれほどひどいものではありません。それはそこに為替差益が含まれているからです。


為替ヘッジありのETFを買っていれば、為替相場の影響を受けないので(円安の恩恵を受けないので)米国同様、価格の下落が大きいということです。つまり円安の局面では為替ヘッジなしが、円高の局面では為替ヘッジありが有利ということです。

  • 為替ヘッジなし … 円安で有利
  • 為替ヘッジあり … 円高で有利


どちらに投資する、長期投資ならコスト低を選ぶのが鉄則


では為替ヘッジなし、ありのどちらの商品に投資するのが良いでしょうか。長期投資なら為替ヘッジなしを選択するのが基本です。為替ヘッジありの場合はヘッジ費用がかかり、為替ヘッジなしよりもコストが高くつきます。そのコストは信託報酬には出されない場合が多く、為替ヘッジなしと、ありのコスト差が見えにくいのが難点です。

円高になろうと、円安になろうと、投資する時期を分散していれば為替リスクを抑えられます。その点で長期投資なら、コストの安い商品を選ぶのが鉄則です。

2022年4月27日水曜日

iDeCoの運用成績。日経下落でも毎日1,500円のつみたて投資


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価が値下がりしています。前場の終値は26,198.79円と前日比-501.32(-1.88%)です。

NYダウは-2.38%で、私の持ち株も同様に値を下げています。保有株の大半がなにしろ、海外指数に連動するETFですから。ただ下げたら上がらない日本市場と異なるのは、下がっても上がるということ。その点で安心して持ち続けられます。

iDeCo口座の運用成績を確認します。4月26日時点で23.5%の損益率です。


また、スイッチング履歴が年次取引明細の運用指図変更状況に並びます。


私は毎日1,500円ずつを、定期預金商品から海外指数に連動する投資商品にスイッチングしています。市場の値動きは今日のように読めないもの。昨日上がっても今日下がる。そんなタイミング投資を回避して毎日つみたて投資を実施中です。

iDeCo口座には毎日つみたて機能はなく、もちろん手動です。

2022年4月1日金曜日

市場再編。TOPIX構成銘柄の損切りも、完全除外は2025年1月


こんにちは。ひとりです。

東京証券取引所の改革が4月4日に始まります。現在の4市場(東証1部、東証2部、ジャスダック、マザーズ)が同日付で3市場(プライム、スタンダード、グロース)に再編されます。

再編後の3市場
  • プライム
  • スタンダード
  • グロース

東証1部の銘柄は2176社(2022/03/30時点)。そこから約8割がプライム市場に横滑りします。この時点で早くも改革とは名ばかりの形骸化、再編の意義があいまいです。

プライム、スタンダード、グロースと各市場に優劣はないとありますが、個人投資家にとってはプライムを頂点にした序列とも捉えかねられません。個人投資家だけならず、東証1部の社内にもそういった印象を持つ人が多いのではないでしょうか。それは8割がプライム市場に横滑りする(したい)という現実からも推察できます。


TOPIX銘柄も市場再編に合わせて絞り込み


市場再編後に気になるのがTOPIX(トピックス、東証株価指数)です。TOPIXは東証1部の銘柄を対象とした指数で、国内株式で運用される投資信託のベンチマークとして活用されています。市場が再編されることで、このTOPIXの構成銘柄も絞り込まれます。流通株の時価総額を基準にして流動性の低い銘柄を除外するのが新TOPIXの特徴です。

流通時価総額で100億円以上の銘柄を採用する新たな基準を設け、流動性の低い銘柄をTOPIXの構成銘柄から段階的に除外していきます。まさにTOPIX内の損切りです。ただ一度にTOPIXから除外するわけではなく、構成銘柄の見直しプロセスがあります。

【済み】第1回判定/2021年7月
  • 2021年4月〜6月の終値平均をベースに、流通時価総額が100億円以上あるか判定。

3市場に再編/2022年4月4日

第2回判定/2022年10月
  • 第1回判定で流通時価総額が100億円未満だった銘柄の翌期の改善状況を確認。

10段階に分けて徐々にTOPIXから除外
  • 第1回、2回判定とも流通時価総額が100億円未満の場合。

再評価/2023年10月
  • 下記の再評価(1)と(2)の基準を満たす銘柄は、組み入れ水準を2022年10月以前の水準まで回復。また再評価(2)のみの基準を満たす銘柄は組み入れ比率減少を停止。
  1. 第2回判定の翌期に流通時価総額が100億円以上
  2. 年間売買代金回転率0.2回転以上

完全除外/2025年1月
  • 再評価基準を満たせなかった銘柄は完全除外。

どちらにせよTOPIXが変わるまでには4年かかります。その間にも海外市場に、個人投資家の資金が流れ続けます。

2022年3月27日日曜日

私の分散投資を紹介。6つのS&P500 ETFに資産、時間分散


こんばんは。ひとりです。

株式投資においては「分散」が鉄則です。この分散には投資先の分散、投資資金の分散、投資時期の分散が挙げられます。

  1. 投資先の分散
  2. 投資資産の分散
  3. 投資時期の分散

1つの銘柄(商品)に、投資資金すべてを、一度に投資するとどうなるか。上昇すれば大きく儲かりますが、下落すれば大きく損します。この儲け、損の「大きさ」を分散させてリスクを管理するのが分散投資の目的です。

私もこの3つの分散の大切さを、失敗を重ねるたびに思い出します。意識してもやはり、集中投資して短期間に大きく儲けたいという気持ちが出てきます。その気持とどう向き合うかが投資の難しさです。

そこで私が現時点で最良と思う方法をご紹介します。それは日本市場に上場する海外指数連動ETFに資産分散、時間分散することです。


6つのS&P500 ETFに資産分散、時間分散


具体的にはS&P500指数に連動するETF6商品に投資資産を、投資時期を分散するという方法です。同指数に連動するETFなので、6商品とも日々の値動き(騰落率)は同じです。ただ投資時期を分散しているので結果、それらはまるで個別銘柄のように異なる含み損益になります。

またS&P500指数という長い目で見れば右肩上がりの指数だからこそ安心して投資できますし、ETFなので数千円からと投資資金が少額で済みます。この点も複数回に投資時期を分けられる利点です。

3月末の現在でも、2021年末に投資したS&P500 ETF(A)、1月末に投資したS&P500 ETF(B)、2月末に投資したS&P500 ETF(C)では、今年に入ってからの市場の値動きの荒さもあって含み損益に差が出ていることは容易に想像できます。

徹底した分散意識と、上がる指数には乗っておきたいという思いから、こんな分散投資方法を今、試しています。

ほったらかし投資とはいきませんが、手間を惜しまなければ株式投資の価格変動を楽しめる方法です。