私が投資を始めたのは2014年からで、この年に一般NISAが始まりました。その一般NISAの新規投資枠が2023年で終了します。つまり2023年に投資した商品は2027年まで5年間保有はできますが、2024年には新たに投資できない(新規投資枠なし)ということです。ただ一般NISAの新規投資枠が2023年で終了するに伴い、新NISAが2024年から始まります。
NISAは現在3種類。ジュニアの新規投資枠は2023年で終了
一般、つみたて、ジュニアと現在3つのNISAがあります。一般NISAは上記の通り、新規投資可能期間が2023年までで以降は新NISAに衣替えし、つみたてNISAは2042年まで新規投資可能期間が延長、ジュニアNISAは新規投資可能期間が2023年で終了し、以降の代替制度はありません。
一般NISA
- 新規投資枠が2023年で終了(23年投資分は27年まで保有可)
- 新NISAが2024年から開始(28年まで新規投資可能)
つみたてNISA
- 新規投資可能期間が2042年まで延長
ジュニアNISA
- 新規投資可能期間が2023年で終了。以降の代替制度なし
新NISA。一般NISA利用者は、そのまま利用可
新NISAは、一般NISAとつみたてNISAが合わさったような仕組みで2階建てと表現されます。1階がつみたてNISA
、2階が一般NISAと考えると分かりやすいです。そのため、投資枠上限と投資商品が各階で異なります。
1階(つみたてNISA枠)
- 上限額20万円(年間、月約1.6万円)
- 積み立て購入、一括購入不可
- つみたてNISA対象商品(主に投資信託)
2階(一般NISA枠)
- 上限額102万円(年間)
- 一括購入、積み立て購入可能
- 一般NISA対象商品(具体的な商品は公表予定)
1階の枠でつみたて投資を始めることが、2階の枠に投資する条件になっています。ただ証券会社に事前に申請すれば、2階の枠だけを利用することができます。
その際の上限額は2階の102万円で、投資商品は個別株のみとなります。この場合、ETFやREITには投資できず、それらの商品に投資したければ1階部分でつみたて投資を始めることが条件です。私は米国ETFに投資したいので、1階でつみたて投資を始めてから2階に上がります。
新NISAへの切り替えにはまだ時間があります。詳しい情報は今後、各証券会社や新聞紙上でも案内されると思います。せっかくの優遇制度、賢く利用したいものです。