2017年11月24日金曜日

映画 ギフテッド。温かみのある音楽が物語に彩りを


こんにちは。ひとりです。

映画「ギフテッド(gifted)」を観ました。ギフテッドとは生まれながらの特別な才能の持ち主のことです。

公式サイト

映画 ギフテッド(gifted)は、「(500)日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブが監督を務めます。

あらすじ
生まれて間もなく母を亡くし、叔父に育てられた7歳のメアリー。突出した才能=ギフテッドを持つために大好きな叔父から引き離されそうになる。ギフテッドを持った少女と、彼女の人生に深く関わっていく叔父と祖母の姿を通して、「子供にとって本当の幸せとは何か?」というテーマを問いかけるヒューマンドラマ。


子役マッケナ・グレイスの演技に高評価


「(500)日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブが監督を務めます。主演は、「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エヴァンスと、子役マッケナ・グレイス。少女らしいかわいらしさと、天才ゆえの生意気さが同居するメアリーを演じたマッケナ・グレイスの演技が高い評価を得ていますが、そのキャスティングには8ヶ月かけたといいます。


ロブ・シモンセンの音楽がストーリーに彩りを


そして音楽を担当するのは、「(500)日のサマー」でマーク・ウェブ監督とコンビを組んだ作曲家のロブ・シモンセンです。アコースティックギターを用いたカジュアルな楽曲からピアノ主体のフォーマルな楽曲まで、温かみのある音楽でストーリーに彩りを添えています。

ロブ・シモンセンといえばApple iPhone 5のCM曲としても有名です。Googleの動画検索に「Rob Simonsen」と打ち込めば、音声を聞くことができます。きっと耳にしたことがあると思います。

Google 動画検索「Rob Simonsen」

私は映画が好きで、月に3、4本を観ます。中でも気に入ったものは、音声のみを抜き出して、読書の合間や通勤途中にBGMとして聞いています。良い映画は音声だけで、映像が頭に浮かびます。こんな楽しみ方をする方は少ないと思いますが、私はこの映画の楽しみ方を結構気に入っています。


ギフテッドは、海外だから受け入れられるのか?


生まれながらに優れた能力を持つ子供たちのための「ギフテッド&タレンテッド教育」と呼ばれる特別のプログラムがアメリカでは設けられており、小中学生全体の6%にあたる約300万人がこれに参加しているそうです。

日本でも東京大学先端科学技術研究センターと日本財団が2014年、突出した才能を持ちながら学校になじめない小中学生を支援し、社会をリードする人材に育て上げる「異才発掘プロジェクト ROCKET」を始動させています。

公式ウェブサイト
異才発掘プロジェクト ROCKET

コンセプトブック
ROCKETとは

日本でも東京大先端科学技術研究センターと日本財団が2014年、突出した才能を持ちながら学校になじめない小中学生を支援し、社会をリードする人材に育て上げる「異才発掘プロジェクト ROCKET」を始動させています。
異才発掘プロジェクト ROCKET

全国から約10人を公募で選んで一流の講師による授業を実施し、教育界に風穴を開ける試みだそうです。プロジェクトは、知能が高すぎて授業をつまらないと感じたり、同級生や教師との会話が成り立たなかったりして、不登校になりがちな子をターゲットに、長所を伸ばす手助けをするのが目的です。

発明家のエジソンは学校になじめず自宅で母親が教えたといい、英米では突出した能力の持ち主を「ギフテッド」と呼び、特別な教育プログラムを提供するのが一般的といいます。一方、日本の特別支援教育には「できる」子に配慮したものがないのが実情です。

「個性が強すぎて教育現場から締め出されてしまうような子にチャンスを与えたい。突出した能力が将来のイノベーションにつながる」とプロジェクト責任者の中邑賢龍(なかむらけんりゅう)・同センター教授(人間支援工学)は語っています。同プログラムは2014年に始まり、5年間の計画です。

プログラムの様子は公式ウェブサイトや動画サイトで公開されています。

・プログラム
公式ウェブサイト
ROCKETプロジェクト|YouTube