2017年11月20日月曜日

SIMフリーの支払いから、家計の管理まで便利に活用


こんにちは。ひとりです。

日本では物やサービスを購入、利用する際の支払い方法として現金を用いることが多いですね。私も去年までは現金払いのみでした。


SIMフリースマホを使うために、キャッシュレス決済を導入


民間最終消費支出に対するキャッシュレス(電子マネー)決済額の割合は、2015年時点で20%弱と、同比率が約40% の米国や50%超の中国と比較すると日本は低い水準にあります。

私がクレジットカードを利用し始めた理由は、サービスを受けるのにその支払い方法がクレジットカード決済のみだったからです。そのサービスはSIMフリーのスマートフォンです。

それまでは大手の通信会社を10年以上利用していましたが、スマホに切り替えてからは、また機種自体の割引分が考慮されなくなってからは毎月約 ¥7,500前後を支払っていました。スマホ以前は、契約年数が増えるほど基本料金が割り引きになり、¥2,000前後だったことと比較すると大きく上がっています。

複数年契約プランがあったり、家族割引があったりと、請求金額の内訳は複雑。その煩わしさと金額の不明瞭さから早々に切り替えたかったからです。

切り替えに戸惑ったのは支払いがクレジットカードのみだったから。これまでクレジットカードを一切利用してこなかった私からすると、その信用度は不明です。今考えると大げさだったと笑えますが、よく踏み切ったと思います。

SIMフリーのスマートフォンへの移行は問題なく済み、現在のスマホ費用は ¥2,000未満に済んでいます。¥7,500も支払っていたのは何だったのかと馬鹿らしくなります。やはり世の中、知らない人、行動しない人が損する仕組みなんですね。切り替えてからの不便は一切ありませんし、加えて現在はSIMフリーのモバイルルーターの導入を検討しています。


支払い時はもちろん、お金の管理にも役立つクレジットカード


SIMフリースマホの支払いのために作ったクレジットカードは、思っていた以上に便利です。私の狭い生活圏は、ほぼクレジットカード決算が可能です。そのため、現金を引き出すためにATMを利用することは数ヶ月に1度ほどになりました。


また毎月1回発行されるクレジットカードの使用明細を確認することで、私のお金の使い方、お金の流れを把握することができるようになりました。先日受講したマネーフォワードのセミナーの話と重なりますが、貯金できない理由は自分が何にお金を使っているのかを把握していないことが大きな要因だと思います。

2017年11月18日
投資セミナーに参加。フィンテックのマネーフォワード


カード不要のキャッシュレス決済が普及中


キャッシュレス決済といえば、先述のクレジットカードやデビットカード、さらにコンビニの電子マネーなど、カードを用いた決済がまず思い浮かびます。最近は、カード決済以外にもキャッシュレス決済の機会が増えており、スマホを使った決済サービスがそれです。

例えばある銀行では既に、スマホなどでバーコード(QRコードも導入予定)を読み取り、事前に登録しておいた同行の口座から公共料金などが支払えるサービスを導入しています。

中国で広く普及しているアリババの「アリペイ」も上記と同様の仕組みで、QRコードを用いた決済サービスです。2018年の春には日本に導入され、既存のインバウンド向けの店舗を中心にサービスが展開されるようです。


大手ファストフードチェーンも導入


全国のマクドナルドの店舗で11月20日、クレジットカード決済ができるようになります。私は普段利用しないので知りませんでしたが、マクドナルドではまだクレジットカード決済ができなかったのですね。利用できるようになったのは Visa、Mastercard、JCB を含めた6種類で、電子マネー「QUICPay+」での決済にも対応します。iD、WAON、楽天Edy、nanaco、Suica などの交通系電子マネーの決済サービスは先に導入されていたようです。一方でモスバーガーは、一部の店舗のみクレジットカード決済に対応している様子です。こちらも交通系電子マネーの決済サービスは既に導入済みです。

クレジットカード決済が導入しにくいのは、店側が支払うクレジットカードの利用手数料が導入の壁になっているのでしょうか。店側が支払う手数料は、1%~5%程度まで業種によって異なるようです。

一方で、手数料を支払ってまでクレジットカード払いを導入するメリットは、お客だけでなく店側にもあります。例えば、
  • 現金を持ち合わせていない人や海外からの観光客にも販売できる
  • カード払いだと、必要なもの以外のついで買いも増える(客単価の向上)
  • つり銭の用意が少なくて済む、もしくは不要になる
  • 万一、強盗に入られた時のリスクが下がる
  • 売上金を銀行に振り込む手間が省け、大金を持ち運ぶ必要がなくなる など

クレジットカードの手数料を嫌がるあまり、店側から代金の支払い時にクレジットカード利用の手数料を請求されるといった事例もあったようです。お客は手数料を支払う義務がありませんので、利用しているカード会社に通報するのが一番です。クレジットカード会社と店側で交わされた規約に違反していますので、その店はカードの利用停止に追い込まれるかもしれません。

何れにせよ安全にキャッシュレス決済できれば何も文句はありません。そのためには使う側にも、キャッシュレス決済の知識と防犯への構えがないといけませんね。便利なものの側面には、必ず危険が伴っています。


追記(2017/11/22)

格安スマホ契約純増数の落ち込み、携帯大手が顧客引き留め


契約者を増やしてきた格安スマホの成長が鈍化し始めたと報道されています。格安スマホが失速した背景には、携帯電話大手が格安スマホ対策に本格的に取り組み始めたことが挙げられます。

KDDI(au)は今年7月上旬、同社の従来プランから最大30%値下げした料金プラン「auピタットプラン」「auフラットプラン」を導入しました。同プランは提供開始から4カ月で300万契約を突破するなど好調です。固定通信とのセット割やキャンペーンを適用すると、月額 ¥1980(税別)から利用できる同プランは、格安スマホに流れていた顧客を引き留める効果を発揮しているとみられます。

一方で気をつけないといけないのは、誰しもがこの低価格のプランを利用できるかどうかです。上記にも挙げた通り、「固定通信とのセット割」「キャンペーン」を適用した場合のみ月額税込み¥2,138から利用できるとあります。利用するには大手らしく、様々な条件を付けています。それらの条件を理解、了承した上での利用が必要です。契約する側にも一定の“かしこさ”が求められています。

ちなみに格安スマホの利用者は今年3月時点で9.4%、約10人に1人が格安スマホ(SIMフリーのスマホ)を使っている状況です。数字だけを見ると、格安スマホの利用者はまだまだ少数ですね。