2017年11月7日火曜日

企画の考え方/企画の実行、実現を人任せにできるかどうか


こんにちは。ひとりです。

会社勤めとなると、社内外に向けた企画書、提案書を書く機会があると思います。企画書といっても学生時代には書き方を習ってこなかったので、私もそうですが迷うことがあります。


企画書を書く目的とゴールをはっきりさせる


企業によってはA4サイズの用紙1枚に、文字のみでまとめる決まりになっていたり、まるで紙芝居のように1枚の用紙に伝えたいことは1つだけ、写真やグラフを使って体裁よくまとめたり、書き方は様々です。

一方で何を書くか、つまりどんな項目を立てるかさえ決めてしまえばスムーズに書き進めることができます。まずは企画書を書く目的とゴールをはっきりさせます。目的とゴールは同じように見えますが、最終的に実現したいことと、その実現に向けて達成すべきこと、というように使い分けます。

・目的
最終的に実現したいこと

・ゴール
目的を実現するために達成すべきこと


企画書は「空」「雨」「傘」で考える


企画書の流れにおいてよくいわれるのが「空」「雨」「傘」です。企画書の役割は、上司、もしくはお客さんに自分のやりたいことを理解してもらい、行動に移してもらうことです。それを「空」「雨」「傘」で紹介するとこうなります。
  • 「空」とは、現状を報告、理解してもらうくだりです。空を見上げると、真っ黒な雲が出ています。ゴロゴロと真っ黒な雲の中からは雷が轟いています。
  • 「雨」とは、現状を理解してもらった上で、今後を推測するくだりです。真っ黒な雲からは、今にも雨が降ってきそうです。雨が降ると服や鞄が濡れてしまいます。濡れないためには何が必要でしょうか。
  • 「傘」とは、現状を理解してもらった上で、今後を推測し、行動を起こさせるくだりです。雨で服や鞄が濡れると困ります。濡れないためには傘が必要です。だから傘を持って外出します。

この一連の「空」「雨」「傘」は私たちが当たり前に考えて行動していることです。それを企画書に当てはめて考えればいいのです。大きな項目はこの3つですが、相手を納得させて行動を起こさせるためには具体的な数字(費用、日程)と近い未来(その企画を実行した場合に得られる利益)を見せる必要があります。


企画の実行、実現を人任せにできるかどうか


企画書に掲載する項目は定形でまかなえたとしても、大切なのはその中身の企画です。「相槌は任せろ、アイデアは任せた」といったキャッチコピーがありましたが、企画の根幹となるアイデアを絞り出すことは難儀なもの。いざ企画書をまとめ上げても、小ぢんまりとした内容に納まりがちということはありませんか。それは企画の実行、実現を人任せにできるかどうかに関係しています。

企画書が小ぢんまりとした内容に納まりがちな理由は、自分ができる、自分で完結できる範囲内でアイデアを出しているからです。人が手伝ってくれると思って、自分ひとりではできない事も含めてアイデアを出すと、出来上がる企画書がにわかに面白くなります。自分だけでできる、完結する仕事範囲は狭いものです。


ひとりで完結する仕事をあえて選ぶことも


遠くの目的地へ行きたければ、みんなで仕事をすること、近くの目的地に早く着きたければひとりで仕事をすること。こんなふうに私は使い分けて考えています。

全てに当てはまる考え方ではありませんが、みんなで仕事をすると遠くの目的地へ行けることは分かっていますが、私は近くの目的地に早く着けるひとりで仕事をするほうが性に合っているように感じます。なにしろひとりが好きなものですから。