2017年11月16日木曜日

Feedly の広告表示から感じる、無料に一任する危うさ


こんにちは。ひとりです。

ウェブサイトを見ると、沢山の情報が得られます。また日々更新される情報を集めようと思うと手動だけでは難しいです。そこで私は RSS リーダーの「Feedly」を利用しています。


RSSリーダーとは


Twitter や Facebook などの SNS、スマートニュースなどのキュレーションアプリの普及で、情報収集の方法が多様化しています。RSS リーダーは、ブログやニュースサイトの新着情報を管理するもので、情報が数秒ごとに流れていく SNS が「フロー型」だとすれば、RSS リーダーは「ストック型」の情報収集ツールです。

RSS は「Rich Site Summary」の略で、お気に入りのブログやウェブサイトを登録しておけば、元のウェブサイトにアクセスしなくても更新情報を見逃さずに確認できます。

Google Reader が2013年に、My Yahoo! が2016年にサービスを終了してから、RSS リーダーの選択肢は徐々に狭まってきました。いずれのサービス終了も、利用者が減ってきたからという理由です。


Feedly(無料版)に突然の広告配信


私は Google Reader を利用していましたが、サービス終了に合わせて Feedly(無料版)に乗り換えました。その Feedly が昨日15日、突然使い勝手が悪くなってしまいました。最新情報を表示させる際に、見出しの文章のみで一覧する「Title-Only View」に大きな画像公告が表れたのです。

画像公告はクリックしても消えず、移動させる事もできませんでした。仕方がなく見出しに写真を合わせて表示させる「Magazine View」に設定し直して情報を得ることができました。一時は無料版にのみ仕様変更が行われたと思い、別の RSS リーダーを探し始めたほどです。今日になって確認すると、昨日のように広告は表示されなくなっており一安心ですが、今回のことをきっかけに、無料で提供されているサービスの危うさを感じました。


無料サービスは、提供者の都合でいつでもなくなる


無料サービスはあくまで無料。提供者の都合に任せて運営されています。ですから何時サービスが停止されるかも分かりませんし、タダで使っている側からすれば文句の1つも言えません。無料のサービスといえば他にも Evernote や Dropbox が挙げられます。これらにも無料版と有料版があり、今回の Feedly と同じです。

インターネットが私たちの生活に溶け込み、無くてはならないものの一つとなりましたが、どこかでタダで使えて当たり前というような思い込みがあります。ニュースの配信速度や頻度、情報の信用度にしてもそうですが、お金を払って対価として得られるものは貴重で、やはり存在意義があります。

文句をいわずに、さっさと有料版に乗り換えればそれまでの話ですが、今回の一件で改めてタダほど高いものはないと感じました。