2020年3月23日月曜日

それでも“分散”投資は有効か。地域、時間分散の真意はどこに


こんにちは。ひとりです。

株式市場が世界的に下落する中で、“分散”投資の真意が問われます。

世界に分散投資する、時間を空けて(分散して)投資する……、この分散投資方法は本当に有効なのでしょうか。

下がる時は世界一緒に。現在の株価水準は2016年以前まで下落。昨今の状況を見ると、分散投資の有効性に疑いの目を向けたくなるのが現実です。

分散投資の真意は、この下落相場が落ち着いた後に発揮されます。つまりアフター・コロナの世界においてです。


反発、上昇に乗れない銘柄を避けるための分散投資


分散投資の真意は、相場の反発、上昇を逃さずに、すくい取れるかにあります。下がる時は世界一緒でも、反発する時には世界差があります。

これまでだと、反発を牽引する地域として米国が、また反発に出遅れる地域として日本が挙げられますが、それも今後どうなるか分かりません。

この点だけを見ても地域分散の意義が見えます。また時間分散においても同じです。下落相場にあって、ダラダラと買い増しを繰り返す時間分散(ナンピン買い)は無意味ですが、上昇相場にあっては有効です。

株価はジグザグチャートを繰り返しながら上昇します。それはまるで、「いろは坂」を登るように。

分散投資の真意は株価上昇局面に、アフター・コロナの世界に顕著に現れます。もちろんそれまで、このいつ終息するかも分からない相場環境に耐えられればの話ですが。

一括投資は下がるし、いつ上がるか分からない。分散投資は下がるが、いつか上がる。これが一括投資と分散投資の違いです。

もちろん、下がるけど上がる銘柄に一括投資できれば、それに越したことはありません。