2020年3月19日木曜日

コマーシャルペーパー(CP)と社債で、企業の運転資金を確保


こんばんは。ひとりです。

明日20日(金)は春分の日のため、市場は休みです。

私の持ち株は、先週末比で1.35%高となりました。ただこれまでの下落率を鑑みると微増といったところです。


日銀、コマーシャルペーパーで短期の運転資金を確保


日銀が16日、市場を安定させるためにコマーシャルペーパー(CP、Commercial Paper)と社債の買い入れを増やすと公表しました。

CPとは、財務体質が健全な企業が公開市場で発行する無担保の約束手形のことです。企業の信用力のみで資金調達することから、大手の優良企業でないと発行できません。

CPは短期の運転資金を確保するために発行することが多く、銀行からの借り入れと並ぶ資金調達の方法として定着しています。

また企業が直接金融で資金調達するという点では社債と似ています。その社債とCPの違いは主に3つ。発行方法と償還期間、利息です。

  • 発行方法
  • 償還期間
  • 利息

CPの発行方法が約束手形に対して、社債は債権を発行します。またCPの償還期間は1年未満(主に30日以内)と短期で、2年〜50年の償還期間を設ける社債と比較すると、CPはその分、金利が低いのが特徴です。

また利息は、利付きの社債に対して、CPは利息分を差し引いた「割引方式」で発行されます。

CPは銀行や証券会社を通じて機関投資家に向けて販売されるため、個人投資家が手を出すものではありません。

市場の混乱が長期化すれば、いくら財務体質が健全な企業のCPとはいえ買い手がつかない場合も。その懸念を払拭するためにも日銀がCPや社債の買い入れを増やすわけです。


昼と夜の長さがほぼ同じになる春分の日以降、気温がぐんぐんと上がります。春の訪れとともに、株式市場の回復、安定を望むばかりです。

清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢う人みなうつくしき