こんにちは。ひとりです。
企業を運営するには様々なリスクが伴います。例えば今回のような感染症事案への対処もリスクマネジメントの1つでしょう。
社員が出社できない、取引先が稼働していないなど、台風や地震で物理的に工場が損傷した場合とは別の観点から対応策が求められます。
企業がいかにリスクマネジメントに取り組んでいるかを知るのに、みずほ総合研究所の調査結果(2015年公表)が参考になります。
大企業の場合
- リスク管理を担当する部署がある 18.5%
- リスク管理は総務・経営企画部門が兼務している 66.9%
中小企業の場合
- リスク管理を担当する部署がある 3.9%
- 担当部署なし 40.4%
また事業継続計画(BCP、Business Continuity Planning)の策定状況から見ても、中小企業のリスクマネジメントへの意識が見えます。
- BCPを策定している 15.5%
- BCPを策定していない 64.4%
BCPの認知度は6割と高く、その必要性を感じてはいるものの、上記のように策定済みの企業は15.5%と低く、また従業員規模が小さな企業ほど策定していないことが見えます。
従業員規模10人以下の企業では91.1%がBCPを策定していないと回答しています。(2016年版 中小企業白書)