2019年3月18日月曜日

プレスリリースとIR活動。何ができるのか伝えることの大切さ


こんにちは。ひとりです。

他人に自分は何ができるか、何に興味を持っているのかを伝えることは、仕事において大切です。それは職場での普段の会話から補えるものですが、見ず知らずの人へ、離れた人へそれを伝えるには、また会社がそれをするにはどうすれば良いでしょうか。

伝える方法の1つにプレスリリースを発信することが挙げられます。


新商品の案内はもちろん、自治体の観光誘致まで


私が定期的に見ているウェブサイトに「共同通信PRワイヤー」があります。

・プレスリリース配信サービス - 共同通信PRワイヤー

企業はもちろん、大学や公共機関から日々発信されるプレスリリースを取りまとめるサイトです。全てをもちろん網羅しているわけではありませんが、個々のウェブサイトを訪問してプレスリリースの有無を確認するより、同ウェブサイトを見るほうが格段に効率的です。

今日(2019年3月18日)リリースされたものをいくつか挙げます。

・[meiji]「明治 エッセルスーパーカップSweet’s フルーツタルト」3月25日 新発売

・[大正製薬]リポビタンD キングダム「出陣!クラフトパック」新発売

・[放送大学]学位記授与式(卒業式)のお知らせ

・[彦根市役所]彦根城の梅林見ごろを迎えます、21日からライトアップ、近江食材料理のふるまいも

・[日本通信販売協会]全国47都道府県の女性10,000人に聞いた「ジャドマ通販女子大調査」レポート第3弾

新商品やアニメとのコラボ企画はもちろん、この時期ならではの卒業式の話題や梅林の開花時期の案内をきっかけにした自治体の観光誘致、通販の調査レポートなど様々です。

このプレスリリースをきっかけにして、新聞やネットニュース、個人ブログに掲載されることも少なくありません。


企業のIR活動は、株主、株主予備軍に向けての広報活動


株式投資を始めてから、企業のIR(Investor Relations、インベスター・リレーションズ)活動にも興味を持つようになりました。IRは株主(株主予備軍)に対する広報活動で、企業の経営状態や財務状況、業績の実績や今後の見通しなどを伝える目的があります。

その方法は様々で、決算説明会や各種説明会の開催はもちろんですが、このブログでも先般紹介したトラスコ中山は、株主に対して自社工場や施設の見学会を実施して独自のIR活動に努めています。

企業によってはもちろんIR活動の不得手があります。そこは株価にも反映されやすく、IR活動が充実する企業の株価は、IR活動をあまり行っていない企業の株価に比べて高くなる傾向があるといわれています。

メディアが求めるニュースバリューには欠かせない大前提と、6つのポイントがあります。

大前提
  • 新規性 …… まだ人に知られていない新しい情報であること
  1. 特異性 …… 今までにない驚き、サプライズがあること。
  2. 人間性 …… 人間味があって感情に訴えること。
  3. 大衆性 …… 多くの人が商品名や人名などを認知していて、関心があること。
  4. 社会性 …… 社会問題や時事キーワードなど、広範囲、あるいは時代的に意義があること。
  5. 影響性 …… 社会に対して影響を与えること。多くの人が真似をしたいと思えること。
  6. 地域性 …… 地元の人が愛着を覚えて、地域で盛り上がること。地域限定商品など。

企業のIR活動に、上記の視点を組み込んでも面白いと思います。