2018年3月24日土曜日

前日比 -3.21%。株価下落時に投資家が行う3つのこと


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の23日の終値は、前日比974円13銭(4.51%)安の2万617円で、5ヶ月ぶりの安値となりました。円相場は1ドル=104円台に上昇して、1年4ヶ月ぶりの円高水準です。


株安が加速。一時1,000円超の下落に


世界景気に米中の貿易摩擦が水を差すとの懸念から、世界株安が加速しています。日経平均の下げは、一時1,000円を超えました。

米中の貿易面での対立が話題に挙がったのは3月14日のことです。

2018/3/14
持ち株の評価損益比率、前日比 -0.26%(3月14日)
国内政治の混乱や米政権運営への不透明感が、買いを控える要因に。東証1部の売買代金は概算2兆2537億円と今年4番目の少なさでした。私の持ち株の評価損益比率は、前日比 -0.26%に。下げは2銘柄に留まりましたが、いずれの下げ幅も1%以上に。景気の動向に左右されにくいディフェンシブ銘柄に買いが入っていますが、持ち株の関連銘柄はその値を下げています。

私の持ち株の評価損益比率は前日比 -3.21%で、全銘柄が下げています。銘柄ごとの下げ幅は2%〜5%前後。下げ幅の大きな銘柄は海外の売上比率が大きいものです。


株価下落時に投資家が行う3つのこと


株価の大きな下落は2月初めにもありました。その際に投稿した記事が今回の下落市場でも参考になります。

2018/2/18
東証セミナーに参加。株価下落時に投資家が行う3つのこと
株価下落時に投資家が行う3つのポイント。日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが16日、大阪証券取引所ビルで開催されました。そのセミナーを受講しましたので感想をご紹介します。

株価下落時に投資家が行うことは3つです。
(1)現状分析
(2)下落理由・背景の把握
(3)未来予測

今回の下落をこの3点から見てみます。

(1)現状分析/日経平均が何%下がったのか、事実を確認する
  • 前日比974円13銭安、4.51%の下落
  • 5ヶ月ぶりの安値
  • 東証1部上場銘柄の98%が下落
  • 中国・上海、香港、韓国の株価指数も2~3%下落

(2)理由・背景/日経平均がなぜ下がったのか、その理由を確認する
  • 米中対立と政権運営への不安から米国で株価が急落
  • トランプ米政権の保護主義政策が要因
  • 中国への制裁関税措置を発表
  • 安全保障担当補佐官の解任が公表
  • 取引時間中に鉄鋼・アルミ製品の輸入への高関税適用を開始
  • リスク回避のため、安全資産の円が買われた
  • 一時1ドル=104円64銭
  • 2016年11月以来、約1年4ヶ月ぶりの円高ドル安水準に
  • 円高による輸出企業の収益悪化懸念が日経平均の下げに拍車を
  • 米中両国の対立が長引けば、円高自体が経済を冷やす要因にも

(3)未来予測/日経平均が回復するまでに要する時間を、過去の事例を参考に予測する
米国の景気過熱による利上げ警戒から今年2月初め、株価が急落しました。過熱の背景にはトランプ政権の財政拡張策へのリスク懸念があります。加えて過激な保護主義や、政権メンバー辞任による混乱など、政権が市場のリスクになっています。円安・株高の流れは変わりつつあります。

これらを考慮した上で、投資可否を判断します。今投資するのか、もしくはもう1段の下げを予測して待つのか。

私の評価損益合計額は、2月初めに下げてから同月中旬には下落前に戻りました。

ちなみに3月の権利付き最終取引日は27日(火)です。考えて投資する力は、下落相場の時にこそ培われるものですね。