2018年3月15日木曜日

職場や友人関係にも。一旦離れてみないと気がつかないこと


こんにちは。ひとりです。

日経新聞の夕刊に「プロムナード」という連載があり、複数が交代で連載されています。連載者の1人に村田沙耶香さんがいます。村田さんといえば「コンビニ人間」が有名で、第155回(2016年)の芥川賞受賞作です。

記事タイトルのプロムナードとは、フランス語で「散歩」あるいは「散歩道」を表す言葉です。


離れてみないと気がつかないこと


村田さんが担当するプロムナードが好きで、よく目を通しています。例えば3月の頭には「地球の歩き方妄想」と題した記事が掲載されました。

一部引用
仕事で海外へ行ってきた。そういうとき、私がいつも買うのは『地球の歩き方』だ。海外へ行くたびに買うので、本棚の一角に『地球の歩き方』コーナーができてしまっている。 
日本に帰ってきていつも感じるのが『地球の歩き方』なら日本をどうやって紹介するのだろうという疑問だ。例えばトイレが気になる。
海外に比べてボタンが多く、知らずに押してウォシュレットだったりしたら大変なことになるのではと思うが、『地球の歩き方』ならそのことをどんな風に説明してくれるのだろうとつい想像してしまう。
最近では妄想がエスカレートして、『地球の歩き方』の「地球」を考えることまである。「この星にはこんな乗り物がある」とか、「この星の人間という動物はこんな生きものだから注意が必要」だとか、妄想は尽きない。

「生まれ育った国だから気が付かないだけで、自分が旅行客なら『地球の歩き方』に教えてもらわなければいけないことだらけだ」と村田さん。

一旦離れてみないと、自分がどんなところにいたのか気がつかないことがあります。それは旅行だけでなく、職場や友人関係にもいえることです。

卒業式の準備か、近所の小学校では卒業生への「呼びかけ」練習が連日行われています。

職場では暖房を切り、日中は窓を開けるようになりました。暖かくなってきましたね。