こんばんは。ひとりです。
日経ヴェリタス最新号(579号)の特集は、「値上げの壁 越える」です。
その紙面には市場の寡占度合いを示す「ハーフィンダール・ハーシュマン指数(HHI)」や「プライスリーダー」、「エブリデー・ロー・プライス(EDLP)」といった中小企業診断士試験に頻出の用語が満載です。
中小企業診断士は紙面上の課題に向き合うのではなく、私の生活と経済とつながっていることを実感します。
なかなか暮れない夏の夕暮れ
図書館で今日、本を借りてきました。
- 経済学講義(飯田 泰之 著)
- ビジネス常識としての法律<第2版>(堀 龍兒、淵邊 善彦 著)
- 楽しく学べる「知財」入門(稲穂 健市 著)
- なるほど図解特許法のしくみ<第4版>(奥田 百子 著)
- なかなか暮れない夏の夕暮れ(江國 香織 著)
日が暮れるころのことを夕暮れというのだから〈なかなか暮れない〉というのは不思議なタイトルだ。けれども、主人公の稔について知れば知るほどぴったりに思えてくる。
彼は親の遺産で暮らし、子供のような服を着て、本ばかり読んでいる。行動範囲は狭く、女性に対して消極的なのに、なぜか女の出入りが激しい。
五十という年齢を考えれば人生の黄昏時にさしかかっているはずだが、なかなか暮れない男なのだ。
江國さんの小説は久し振りです。