2018年12月26日水曜日

価格低下から今年に入ってSSD市場が活況。狙いの関連銘柄は


こんばんは。ひとりです。

私の自宅にはノートパソコンが2台あります。
  • 13インチ(SSD)| 2015年に購入
  • 17インチ(HDD)| 2010年に購入

SSDとHDDはともに記憶装置で、中小企業診断士の試験科目「経営情報システム」に頻出する用語です。そのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)市場が今年に入り、活況を呈しています。


前年同月比 128%増。SSDの11月販売台数


SSDは電源を切ってもデータが消えないNAND型フラッシュメモリーで、HDD(ハードディスク駆動装置)よりも3~5倍の速さでデータの読み書きができます。便利な一方でその価格差が課題です。

SSDはHDDに比べて割高で、1ギガバイトあたりの価格はSSDが21.1円なのに対して、HDDは3.9円です。そのため売り上げは、価格の変動に大きく左右されます。

SSD市場が活況ということは、SSDの価格が下がっているということです。SSDの販売台数は11月、前年同月比で128%増です。

SSDの価格は400GB(ギガバイト)から500GBの容量だとさらに割安感があり、HDDとの価格差は数千円程度に収まります。


いまだ5割近く。市販ノートパソコンへのSSD採用率


市販ノートパソコンへのSSDの採用はいまだ5割近くですが、2015年ごろの2割程度と比べると年々増えていることが分かります。スマートフォンやタブレット端末に搭載されている記憶装置はSSDが占めています。

先に紹介した17インチのノートパソコンはHDDを搭載しており、この機会にSSDへの入れ替えを考えています。もちろん新しいパソコンを購入するよりも安く済みます。

安く市場に出回るということは、製造するメーカーにとっては必ずしも儲けになりませんが、その分需要が高まったり、利用範囲が広がったりして生産量が増えます。

SSDに関連する銘柄です。
・SSD(記憶装置)関連の銘柄一覧 - 株探

ちなみに世界のSSDのブランド別販売台数シェアを見ると主に4社が挙げられます。
  • マイクロン・テクノロジー
  • サムスン
  • サンディスク
  • ウエスタンデジタル

この上位4ブランドで6割から7割のシェアを占めており、上位のマイクロンとサムスンが2割前後のシェアを奪い合ってトップを争っています。