こんにちは。ひとりです。
投資セミナーに先日、参加しました。このセミナーはJPX(日本取引所グループ)が主催するものです。
7月17日(水)
・投資の行動経済学
大竹文雄さん(大阪大学大学院 経済学研究科 教授)
セミナーを受講した感想は、退屈でした。その理由を挙げると2つ。
- 大学の講義資料を使い回しているため
- 見せ方、伝え方の面で工夫がないため
受講者はもちろん、本人も退屈だったのでは
まず1つ目、大学の講義で利用することを前提とした「行動経済学の“さわり”資料」をそのまま使いまわしていることです。
セミナー受講者の目的、要望を汲み取って、当日の内容を準備することが大切だと思いました。
テーマにある行動経済学への理解度や関心は受講者間でばらつきがありますが、「投資」「JPXが主催」「資産運用への関心の高まり」といくつものキーワードあれば、セミナー内容は精査できるもの。その点で、今回のセミナー内容と、受講者の目的、要望がズレていました。1人がそう感じたということは、ほかにもそう感じる人はいたと思います。
2つ目は、見せ方、伝え方に工夫がないことです。
大竹さんといえば、テレビに多数出演されています。テレビに出ているというハロー効果を、冒頭でも本人が語られていました。語っている内容は同じでも、テレビに出ているからという理由で、受講者の態度が変わるというものです。今回も冒頭の30分ほどはそうだったでしょうか。
そのハロー効果が解けてしまえばどうなるでしょうか。
テレビの編集や演出がないと(見せ方、伝え方に工夫がないと)、つまらないということです。今回のセミナーにはもちろん編集や演出がありません。つまり、そういうことです。
使い回しの資料を淡々と説明するさまからは、退屈しか感じませんでした。受講者はもちろんですが、講義している本人も退屈だったのではないでしょうか。
簡潔にまとめると、手抜きセミナーということです。もっと準備(考えて工夫)できたのにしなかった。それは受講者にも伝わりますし、何より本人が一番自覚しているはずです。
行動経済学にまつわる記事は、以前にも投稿しています。
2018/02/12
かくもヘンテコな…。ブルータス連載「ヘンテコノミクス」
「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」。雑誌「BRUTUS」の人気マンガ連載を書籍化したものです。表現方法は漫画で、一読するとすんなりと内容が頭に入ってきます。書籍のタイトルにもあるように行動経済学をテーマにした書籍です。
2018/02/22
得る喜びと、失う悲しみ。株式投資と親密な行動経済学
仕事や投資のアイデアになる記事が新聞にはたくさんあります。その1つに日経産業新聞に連載中の「行動経済学を学ぼう」があります。「行動経済学を学ぼう」は働き方特集の1つで、山本御稔さん(東京国際大学 客員教授)が毎週木曜日の紙面に連載されています。連載は2017年9月20日から始まり、22日で20回目を迎えます。
2017/11/11 20:37
東証セミナーに参加。ハロウィンと市場の不思議な関係
JPX(東京証券取引所)主催のセミナーが11月11日、関西で開催されました。そのセミナーに参加しましたので、感想をご紹介します。『いい投資の日』~ハロウィンと株式市場の不思議な関係!?~
※ 追記(2019/07/18)
株式市場の雲行きが怪しくなってきました。日経平均株価の終値は18日、前日比422円94銭(1.97%)安の2万1046円24銭でした。私の持ち株の評価損益比率は、前日比 -3.25%です。
持ち株の1つが新聞に取り上げられています。良い話題なら良かったのですが、業績の下方修正です。今期業績の修正は2度目で、売上も従来予想から下振れしそうです。