2019年7月18日木曜日

投資6年目の私が、もし300万円を預かって資産運用するなら


こんばんは。ひとりです。

投資6年目となると、成功も失敗もあります。そんな私がもし、300万円を預かったならどんな商品に投資するかを考えました。運用期間は2年間。もちろん仮の話です。

資金の提供主(依頼主)は明かされず、譲渡損益の20%が私の懐に入る契約です。

例えば50万円の譲渡益(税引き後)が出れば、10万円が私に、40万円が依頼主に入ります。もちろん損失を出した場合も同じで、10万円を依頼主に返却しなければいけません。

依頼主の家族構成も年齢も不明なため、株式や債券、REIT(リート)など、投資家の事情から割り出される一般的な構成比率は当てにできません。

要は儲かるか損するかです。ただ、世間に溢れる無責任なアクティブ型の投資信託(運用者)とは違い、損益に実利、実害が伴います。上手く運用すればこちらも得をするし、運用に失敗すればこちらも身銭を切るというわけです。

儲かろうが損しようが、一定の管理費用(信託報酬)が必要なアクティブ型の投資信託は必要ありません。成果が出ていないのに報酬は払えません。

この視点は経営者のものです。株式投資をしていない会社員は、容易に給料を上げろと口に出せますが、会社のお金の流れを知ると、そう簡単に口に出せなくなります。

成果が出ていないのに給与は上げられない。実にまっとうです。ただ投資信託の世界では、これが通用しないようです。成果が上げられない投資信託には信託“報酬”は払えないと。

私の少ない経験から、まず配分を決めます。株式を8割、買付余力(現金)を2割です。

株式 : 買付余力(現金)= 240万円 : 60万円

運用期間が2年間とありますので、値の上下が少ない債権には投資しません。もちろん投資信託などは論外で、個別株、ETFが主です。

ただどこの国に投資するかです。8割(240)万円のうち、6割を米国株、4割を日本株とします。

米国株 : 日本株 = 144万円 : 96万円

米国株は2つのETFに72万円ずつ、1年をかけて投資します。そのETFは「VTI」と「VIG」です。

VTIの組み込み上位銘柄には、マイクロソフト(Microsoft Corp.)があります。過去最高の売上高を更新したと話題ですね。

日本経済新聞(2019/7/19)
米マイクロソフトが18日発表した2019年4~6月期の純利益は、前年同期比49%増の131億8700万ドル(約1兆4100億円)だった。売上高は12%増の337億1700万ドルでいずれも過去最高を更新。クラウドサービスの販売拡大が続いており、ゲーム機の販売減を補った。継続的に収益を得るビジネスモデルが確立しつつある。

もう一方のVIGには「Procter & Gamble Co.」「Visa Inc.」「Johnson & Johnson」などが組み込まれています。

これらのETFは15%の上昇で利益確定し、損切りはしません。

日本株の96万円分は、これと決めた1銘柄に3回に分けて投資し、約3ヶ月から4ヶ月で売買を繰り返します。

利益確定の目安は、7~8%で、こちらも損切りはしません。当初の投資元本(96万円)を越えた譲渡益は、米国株(ETF)の投資資金に回します。

日本株で譲渡益を稼いで、その資金を米国株(ETF)に振り分ける算段です。買付余力の60万円は、大きく下落した際の追加資金として、-20%を越えれば追加投入(ナンピン)します。

米国株、日本株とも損切りはしない考えです。その分投資する前にしっかりと銘柄選別に時間をかけます。

これは投資を始めたばかりの私にアドバイスができるならと考えました。もちろん投資経験を積めば考え方も変わるでしょうし、これが絶対ではありません。

ただ投資を始めた頃から、こんなふうにしておけば良かったと思います。特に日本個別株、投資信託には入れ込み過ぎないようにと。