2018年10月10日水曜日

何が変わるか。就業体験施設「キッザニア」をKDDIが買収


こんにちは。ひとりです。

KDDIが10日、「キッザニア」の運営会社を買収したと発表しました。

キッザニアは子どもの就業体験施設です。企業がスポンサーにつく形で、その企業が出展したブースで子どもたちが仕事を体験します。

開業された当初は話題になりましたが、今ではその繁盛具合を聞かなくなりました。不定期で出展する企業が入れ替わっているようですが、なにしろ子どもが中心の施設とあって週末はともかく、平日はがらんどうとしているのではないでしょうか。その分、校外学習や修学旅行生の受け入れにも力を注いでいます。

また独占禁止法も真っ青の決まりがあるようで、ブースを出展できるスポンサーは1業種につき1社までとあります。まさにキッザニアでは競合他社が存在しない市場となっています。そのため子どもたちに、業種と企業名が強く結びつくのではないでしょうか。

携帯キャリアのブースを見ると、出展するのはNTTドコモです。KDDIは体験ブースの出展を検討しているようで、その際は、携帯キャリア業者に留まらない別枠となるのではと推測できます。


名古屋市の新施設は、「5G」や「IoT」の体験も


キッザニアは現在、東京都と兵庫県の2カ所にあります。名古屋市にも2020年度に開く計画で、KDDIが運営に加わることで「5G」や「IoT」といったキーワードが強く打ち出されるのではないでしょうか。既に自動運転やロボットを使った遠隔医療の体験などを想定しているようです。

一方でKDDIの通信事業に目を向けると、スマホ利用料金の値下げを促す会合が10日に開かれました。KDDIの株価を追う上ではこちらの動きにも注目ですが、キッザニアの買収で非通信事業の強化にも動き出している様子が見えます。

スマホ利用料金の高い安い云々の話が出る前から、通信事業以外の展開はもちろん考慮されていたと思います。


世の中にはどんな職業があるのか、13歳の私に伝えたいこと


世の中にはどんな職業があるのか、まずは知ることが大切と以前投稿しました。

2017/10/06
世の中にはどんな職業があるのか、13歳の私に伝えたいこと
生きるためにはお金が必要で、稼がないといけません。稼ぐためには仕事が必要です。何を生業とするかを考えた時、世の中にはどれだけの職業があるのかを知っておくことが大事だと思います。それもできるだけ若いうちに。


キッザニアにも通じる部分があると思います。

大人になった今、私がキッザニアに行って感じることがあるとすれば、投資する銘柄探しに打って付けの場所ということでしょうか。


こちらの関連記事もご覧ください。

2017/12/22
子どもとお金の話を。もし10代で“投資”を学んでいれば…

職業体験施設「キッザニア」でお金の流通を学ぶ
キッザニアといえば、子ども向け職業体験施設です。飲食店からサービス業、病院、銀行まで実在する会社の施設が軒を連ねる子どもの街です。そこでは働くことを学ぶだけではなく、労働で稼いだお金の流通も学べます。施設内で通用する「キッゾ」とよばれる仮想通貨を使ったお金の疑似体験が人気の一端を担っています。

半年ごとに利息 5%。キッザニアの仮想通貨「キッゾ」
施設内で流通する仮想通貨「キッゾ」が労働の対価として手に入ります。そのキッゾを、これまた実在する銀行に預金すると、半年ごとに 5%の利息が付きます。また実社会同様に最新の金融システムが体験でき、キッゾをチャージする電子マネーの仕組みもあります。
働いてお金を稼ぐこと、そのお金を貯めて増やすこと。キッザニアでは働くことを学ぶだけではなく、労働で稼いだお金の流通も学べます。またそれが再来場を促す仕組みになっているんですね。