2018年10月9日火曜日

儲けたお金を今後、何に使うか。日本企業の稼ぐ力が上昇中


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は9日、前週末比314円33銭(1.32%)安の2万3469円39銭でした。


これで4日続落です。なかでも半導体や電子部品に関連する銘柄が、米国のハイテク株下落の影響を受けた様子です。

また、一時1ドル=112円台後半まで円高・ドル安が進んだことで輸出関連株に売りがでています。

私の持ち株の評価損益比率は、前週末比 -0.82%です。先週末からその日の底値付近で買い増しを続けていた銘柄が今日、この下げ相場のなかで上昇しました。

一方で持ち株の電子部品銘柄に売りが入り、全体では上げ幅が相殺された格好です。


儲けたお金を今後、何に使うか


日本企業の稼ぐ力が上昇しています。稼ぐ力は損益分岐点比率から算出されたものです。

損益分岐点は文字通り、損失と利益の分かれ目となる水準を示すものです。売上高と経費が同じなら利益は無く、売上をそのままに経費を抑えるほど利益は増えます。

損益分岐点比率(%)= 損益分岐点売上高 ÷ 売上高 × 100
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ { 1 -(変動費 ÷ 売上高)}

損益分岐点比率は、その比率が低いほど経営状況の安定を示しており、一時の相場の崩れにも動じない不況抵抗力の強さを示します。

比率が80%を下回っていれば優良で、100%を上回ると採算が取れていない赤字企業となります。リーマン・ショック後の比率は、90%超まで達していました。

農林中金総合研究所の調査では今回、統計をさかのぼれる1970年代以後で初めて70%を下回りました。この場合、売上高が現状より30%減っても利益が出せる状態を意味します。

先日投稿した米国の長者番付にも重なりますが、儲けたお金を今後、何に使うかが問われます。