2018年10月28日日曜日

長期投資前提。投信の力量を測るのに絶好の下げ相場が到来


こんにちは。ひとりです。

持ち株の今週の評価損益を見ると、先週末19日(金)終値比で -7.79%でした。

持ち株比率の高い2銘柄がともに10%前後下げています。そのほかの持ち株は好業績から先週末比でプラスのものがあり、騒ぎ立てるほどの影響は受けていません。

銘柄の1つが大きく下げた要因は、業績の下方修正によるものです。下方修正は事前に予測されていましたが、その修正幅が予測よりも大きかったことが嫌われたようです。

本銘柄は年初からダラダラと株価を下げています。そこにきての下方修正とあって、投資銘柄をこの機会に乗り換えた人も多かったのではないでしょうか。

一方で年間の純現金収支(フリーキャッシュフロー、FC)は潤沢です。純現金収支の増減は、企業評価を行うための指標の1つです。


長期的な成長につながる、潤沢な純現金収支


純現金収支は、事業で得た現金収支(営業キャッシュフロー)と、設備投資や有価証券の取得、企業買収(M&A)などに充てる予定の現金収支(投資キャッシュフロー)を合計することで算出できます。

この金額が大きいほど、自由に使える現金を多く生み出している企業だといえます。

企業が事業を継続しながら、設備投資や企業買収に潤沢な資金を充てられるということは、それだけ経営体力があるということです。ひいては長期的な成長を見込んだ投資や改革が可能ということにも繋がります。

下方修正した要因は明確で、この点の改善次第では株価も一転すると見ています。


投資信託の力量を測るのに絶好の下げ相場が到来


特定口座、NISA口座で保有する投資信託は、-16%と-18%です。保有する商品は、カテゴリ平均(1年間)を14%近く下回っています。

直近5年間の上昇相場でいくら良い成績を残しても、それは市場の勢いによることが大半でファンド運用者の力量によるものではありません。運用者の力量が試されるのは、下げ相場の時期にいかに損失を少なくできるかだと思います。

長期間に渡って投資できる商品を見極めるためにも、この下げ相場は絶好の機会かもしれません。


悲観相場をどう見るか。日経ヴェリタスが投資家の声を紹介


日経ヴェリタスが今週号、個人投資家の声を拾っています。今回の下げ相場を踏まえて、個人投資家が何を思って、どう行動したかが紹介されています。


月刊のマネー雑誌では速報性でこうもいかず、またネットに溢れる声ではその真偽が推し量れず、今週号のヴェリタスは参考になりました。

新聞社というフィルター(編集作業)が掛かっている分、情報にも信頼性が持てます。一方でその情報をどう捉えて生かすかは、読み手の投資経験、力量次第ですが。