2018年10月26日金曜日

大人も楽しめるキッザニアへ。KDDIが経営参入で集客力UP


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は26日、前日比84円13銭(0.40%)安の2万1184円60銭でした。


私の持ち株の評価損益比率は、前日比 -2.61%です。業績の下方修正を発表した持ち株の1つが 6%近く下げています。評価損益比率は 2月6日以来の低い水準です。

25日の株価急落については、ひふみ投信シリーズを運用するレオス・キャピタルワークスから臨時のレポートが発表されています。

10月11日に続いて、臨時レポートは今月2回目です。

2018.10.25
本日の日米の株価変動について運用責任者からのメッセージ


大人解禁で試される、キッザニアの集客力、値上げ力


キッザニアが16歳以上のみの入場を解禁します。従来は15歳以下の子どもと一緒でなければ入場できない取り決めがあり、また子どもと同伴で施設に入っても就業体験はできませんでした。

子どもの就業体験施設として今回の大人解禁は、キッザニアのブランド戦略に矛盾する点がありますが、どう転換するのでしょうか。

運営会社のKCJグループは「コンセプトである『子供たちの生きる力を育む』を大人向けにも実施することで、これまでに接点がなかった人にも伝えられる」と説明しますが、大人解禁は、入場者数の横ばいを打破するための単なるこじつけにも聞こえます。

  • キッザニア甲子園の入場者数は2017年度、約76万5000人(無料招待者を含む)
  • 入場者数は3年近く横ばい圏が続き、リピーター比率は約7割に達する(新規顧客比率は約3割)

新たな営業戦略に注目が集まりますが、これもKDDIの影響力の表れでしょうか。KDDIは10月、運営会社の過半数の株式を取得しています。


就業体験がしたい30歳代、40歳代の社会人は稀有


大人だけの入場料金は4500円と、通常の2倍以上に設定されています。大人解禁で試されるキッザニアの企画力、値上げ力に期待が集まります。ちなみに、10月24日に売り出したチケットは初日完売です。

  • 入場制限を約900人に制限した上で12月13日、キッザニア甲子園で大人解禁
  • キッザニア東京は2019年1~3月の期間中、1日だけ大人解禁

平日働いて、休日にも就業体験がしたい30歳代、40歳代の社会人は稀有でしょうが、就職する前の大学生には受けるかも知れません。

その場合のプログラムは子ども用に夢を持たせたものではなく、内容にひと工夫が求められます。

また大手企業が出展(スポンサー)するとあって、転職体験施設として転職支援企業と共同のプログラムが展開されるかも知れません。

先にもあった「生きる力を育む」に別の視点からアプローチできますね。そうなるとキッザニア甲子園は、夢もへったくれもありませんが。