2018年10月5日金曜日

VTIとVYM。米国ETFから初めての分配金。二重課税にも配慮


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は5日、前日比191円90銭(0.8%)安の2万3783円72銭でした。

日経平均株価の終値は5日、前日比191円90銭(0.8%)安の2万3783円72銭でした。

ニューヨーク市場で4日、米長期金利が一時3.23%と7年ぶりの高水準を付けました。米長期金利が上がったことで日本市場も影響を受け、リスク資産である株式から資金が流出した格好です。

一方で銀行や保険の金融株は、日米の長期金利が高止まりしていることもあって業績回復への期待が高まります。

企業業績が景気変動に左右されにくいとされるディフェンシブ銘柄にも今日は、売りが入りました。3連休を控えての利益確定や手じまい目的の売りでしょうか。

また昨日買い増した銘柄が今日、4%近く下げました。一時の調整と判断して、今日も底値付近で買い増しました。好業績の銘柄で問題なしと判断しました。万一、もう一段の下げにあっても対応できるよう、買付余力の確保は忘れていません。

私の持ち株の評価損益比率は、前日比 -1.85%です。

3銘柄を現在は保有しています。私の投資資金からすると、3、4銘柄への集中投資が適しています。優待目的の一時的な銘柄数の増加を除けば、増えても5銘柄でしょうか。

また国内個別株とは別に、米国ETFも2銘柄保有しています。その2銘柄から分配金の入金がありました。


米国ETFから初めての分配金。二重課税にも配慮


7月末に買い付けた米国ETFから、初めての分配金が入金されました。保有しているのは2銘柄です。

  • VTI(バンガード トータルストックマーケットETF)
  • VYM(バンガード 米国高配当株式ETF)

1度にまとめて買い付けることはせず、年に4回の定額買付けを想定しています。そのため保有数はまだ少なく、それにともなって分配金も少額です。

届いた分配金の案内を見ると、米国と日本でそれぞれに課税されています。いわゆる二重課税です。

米国籍のETFの場合、分配金を1,000円とするとまず米国で10%が源泉徴収されます。その900円に対して、日本で20.315%の税金が課せられます。

米国で課税
  • 1,000円 - 100円 = 900円

日本で課税
  • 900円 - 182円 = 718円

課税後の手取り額は718円です。米国で課税される分、日本銘柄の取引時よりも手取り額が少なくなりますが、確定申告をすれば外国税額控除の適用を受けられます。国内の所得税から一部が還付される仕組みです。

NISA口座でも米国株を購入することができます。NISA口座は売却益に課税されない点で特定口座よりも優位ですが、この場合、外国税額控除は適用されません。

外国税額控除は二重課税の回避を目的にしたもので、日本で課税されないとなれば二重にならないからです。

米国で10%が源泉徴収されるとはいえ、それでもNISA口座で米国株を購入するメリットが少なからずあります。

利用する証券会社にもよりますが、例えば買い付け時の手数料が無料になるのも、少額を積み立てて投資する私に取っては有益です。

課税を踏まえて、売却する際の出口まで想定することが大切です。