2018年10月3日水曜日

アグリテック。下町ロケットに通じる、農業自動化の流れ


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は3日、前日比159円66銭(0.66%)安の2万4110円96銭でした。


下げ幅が一時240円に達しましたが、短期の過熱感を警戒した調整や利益確定売りでしょうか。私の持ち株の評価損益比率は、前日比 -0.97%です。


「下町ロケット」に通じる、農業自動化の流れ


「アグリテック」と呼ばれる、農業分野の自動化に注目が集まっています。

農業を表す「アグリ(Agri)」と、技術を表す「テクノロジー(Technology)」の造語です。先に広がったフィンテックも、ファイナンス(Finance)とテクノロジーから作られた言葉です。

今日の夕刊に詳細がありますが、人工知能(Artificial Intelligence)技術の普及に加えて、農業の担い手不足、農家の高齢化が自動化を後押ししているようです。

まさに先日読んだ「下町ロケット ヤタガラス」と通じます。

農業のどの工程を自動化(機械任せ)するかですが、記事では果実の収穫や包装への取り組みが取り上げられています。

例えばリンゴやミカンなど、収穫時期には家族総出でという絵が浮かびますが、いずれはそれらも自動化されるのでしょうか。

日本でも情報通信の面から農業へアプローチされており、富士通の「食・農クラウド Akisai(秋彩)」や、NTTグループの取り組みがそれにあたります。

生産を取り巻く経営や流通、販売をサポートする仕組みのようで、今回の生産現場の実働を自動化する取り組みとは異なるようです。


「効率」と「美味しさ」が、農業のキーワードに


「手作り」という曖昧な表現で購買意欲が踊らされるように、私のなかには「丹精を込めて」「時間をかけて」といった言葉が農作物の価値の一端を担っている部分があります。

「手間」と「美味しさ」は必ずしも結びつきませんが、購入する側の勝手な思い込みで、手間をかけたからこその美味しさと勝手に解釈してしまいます。

農業分野の自動化が進むに連れて、「効率」と「美味しさ」がキーワードになるのでしょうか。

またそれを逆手にとった伝統農法というように、最初から最後まで人の手で育んだということが味とは別の価値をもたらす時代が来るかもしれません。