2018年5月13日日曜日

80歳以上のATMを7月から利用制限。振り込め詐欺防止が目的


こんばんは。ひとりです。

私が購読している日経ヴェリタスに「Numbers」という企画があります。その週のニュースから気になる数字を取り上げて紹介する記事です。

数字の種類は金額からパーセンテージに至るまで様々。そして年齢が今回、そのNumbers の1つに取り上げられています。

その年齢は「80歳」です。


80歳以上のATMを一部利用制限。振り込め詐欺防止が目的


三菱UFJ信託銀行は7月30日から、2018年3月末時点で80歳以上の顧客のATMの利用を一部制限します。振り込め詐欺防止が目的で、引き出しや振り込みの、1日の利用限度額を引き下げます。

過去1年間にATM(キャッシュカードで)出金していない80歳以上の顧客が対象になります。

加齢による判断能力の低下が騙される原因の1つかも知れませんが、騙されるのは高齢者ばかりではありません。


4割の大企業がビジネスメール詐欺に騙されている


大企業に勤める社員の1割が、詐欺メールに騙されています。
  • 日経コンピュータが2018年2月に調査
  • 国内上場企業の売上高、上位50社を対象

判断能力がある大企業の社員ですら、4割が詐欺メールに気付かずにやり取りし、全体の1割が詐欺に引っかかったという結果です。

取引に見せかけた偽メールで金銭を振り込ませる、企業版振り込め詐欺ともいえる「ビジネスメール詐欺」(BEC、ベック)の脅威が広がっています。

ビジネスメール詐欺の被害で記憶に新しいのは日本航空(JAL)でしょうか。約3億8000万円を2017年12月、騙し取られたと公表した事案です。

ビジネスメール詐欺は海外で被害が大きく、米連邦捜査局(FBI)は全世界における被害総額が2016年までの約3年間で約53億ドル(約5660億円)に達したとして注意を促しています。