こんにちは。ひとりです。
言葉は使って間違い、間違ったと自覚して正していくものです。
言葉使いの誤りを指摘する記事が新聞に掲載されています。新聞では誤りと指摘されたものが一方で、上場企業が運営するウェブサイトには、そのまま使える例文として紹介されています。
面接辞退「一身上の都合で」― ネット情報、使う前に確認を
日本経済新聞 夕刊 2018年5月1日
面接辞退の仕方|メール?電話?面接の断り方(キャンセル方法)― そのまま使える例文あり ―
エン転職 2018年5月2日 現在
面接辞退「一身上の都合で」。ネット情報、使う前に確認を
話題に挙がっているのは「一身上の都合」を使う場面が、面接辞退にふさわしいかどうかということです。
先の新聞では「一身上の都合」は退職するときに使う言葉であり、軽々しく面接辞退の折に使用するものではないとしています。
就職、転職のプロ企業エン・ジャパン社のウェブサイトでは一方で、面接辞退メールのテンプレート文中に「一身上の都合」を使用しています。
どちらの情報を信用すれば良いでしょうか。情報の信憑性を判断する項目として例えば2つ挙げられます。
- 何に(媒体)掲載されている情報か(新聞、ウェブサイト)
- 誰が発信している情報か(企業か個人か、また発信者の氏名、所属、経歴など)
今回の場合はどうでしょうか。
1)何に(媒体)掲載されている情報か
・日本経済新聞 夕刊(新聞紙面、電子版)
・エン転職(ウェブサイト)
2)誰が発信している情報か
・上田晶美さん(ハナマルキャリア総合研究所代表)
企業研修・転職支援|女性活躍推進のハナマルキャリア総合研究所
・エン・ジャパン社(原稿作成者不明)
コーポレートサイト|エン・ジャパン株式会社
情報は鵜呑みにせずに、上記のような要素を踏まえた上で、自分で判断することが欠かせません。