2018年5月16日水曜日

入居金1千万円~。チャーム・ケアを始め、有料施設の秘策


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は、前日比100円79銭(0.44%)安の2万2717円23銭でした。国内総生産(GDP、1~3月期)が朝方発表されました。実質GDP速報値は、前期比年率0.6%減と、市場予想の中央値(0.1%減)を下回っています。それを嫌気した売りが出た模樣です。

外国為替市場では、1ドル=110円台前半まで円安・ドル高が進んでいますが、円安進行を手掛かりとした輸出関連株への買いは一部の銘柄にとどまるのみです。私の持ち株にも影響はなく、持ち株の評価損益比率は前日比 -0.41%です。

日本郵政の株価が冴えません。2019年3月期の減益を発表しています。

日本郵政は、私が新規公開株(IPO)の購入権を獲得した銘柄の1つですが、既に売り払い手元にはありません。公開株価は1株1,400円でしたから、1,283円(5月16日終値)の現状を見ると、「どんな株とも結婚してはならない」という格言が頭に浮かびます。


個性的な施設で入居者を募る有料老人ホーム


有料老人ホームを運営する大手各社が、個性的な施設で入居者を募っています。例えば、有料老人ホームと保育園が併設された施設などは序の口で、館内に美術作品が多く飾られた施設やペット帯同が入居の前提となっているものがそれです。

入居一時金に1000万円程度+月額 20万円程度の有料老人ホームは当たり前のように存在しますが、設備やサービスで同業他施設との差別化を図ろうとすると、さらに入居一時金や月額料金の値上げが避けられません。

設備やサービス以外で、他施設にはない工夫が求められています。


彩りのある施設作り。美術館風の老人ホームも


チャーム・ケア・コーポレーションが関西に開業するある施設は、美大生が描いた絵やオブジェなどを廊下や庭など施設全体に100作品程度を飾る美術館風です。作品は定期的に美大生に描いてもらい、飾られた作品は入居者が気に入れば自由に購入できるといいます。

施設職員が撮影した写真を廊下に飾っている介護施設はありますが、ここまで大々的な美術館風の施設は初めてではないでしょうか。また気に入った作品は購入できるという点が、作品を提供する美大生にとってもメリットです。

先の入居一時金や月額料金を見ても、入居者がお金を持っていることは容易に分かりますので、美大生を応援する、美大生の才能に先行投資するという点でも、作品を購入する人は少なくないのでは。ほかにも美大生が講師となって、絵画教室を開催する企画もあるようです。

有料老人ホームと保育園が併設された施設もそうですが、入居者はその施設の中でいかに充実した生活を送るかはもちろん、施設外部との交流を求めているのかも知れませんね。

事実、オリックス・リビングが2015年に大阪に開業した施設は、学生マンションと併設型で、定期的に大学生との交流の機会を設けて人気を集めているといいます。

ちなみに先の美術館風の施設の利用料は、一時金 1000万円程度+月額 20万円程度(暫定)、学生マンションと併設型の施設の利用料は、入居一時金 790万円+月額 20万円だそうです。