2018年5月17日木曜日

定期的な現金収入を求める高齢者に人気。年2回分配型 投信


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は、前日比121円14銭(0.53%)高の2万2838円37銭でした。反して、私の持ち株の評価損益比率は前日比 -0.21%です。マイナスの要因は、保有比率の高い2銘柄が値を下げたためです。

内閣府が発表した機械受注統計(3月)では、4~6月期も好調な受注が続くとの見方で、機械関連株が買われました。一方で、北朝鮮を巡る情勢が不透明感を増しており、積極的に上値を追う動きは限られました。


定期的な現金収入を求める高齢者に人気。分配型投資信託


分配金を支払う投資信託が、定期的な現金収入を求める高齢者に人気です。年に2回、4回、6回の分配金を出す投信の残高は3月末、合計18兆円と過去最高を記録しました。(三菱アセット・ブレインズ)

残高が増えているのが年2回型で、直近の残高は約14兆円と1年間で3割伸びています。

「効率的な運用に不向き」、「顧客本位ではない」と金融庁が指摘したことで、毎月分配型の投信は縮小しましたが、分配回数を減らしたうえで、元本を取り崩してでも定期収入を得たい需要がまだ残っているようです。

分配金を支払うと投信の運用規模が抑えられるため、30歳代、40歳代が資産を増やすためには適しません。一方で、定期的な現金収入を求める高齢者には適した仕組みなのかも知れません。

定期的な現金収入が目的なら、何も分配金を支払う投信にこだわる必要はありません。投信の一部を定期的に売却できるサービスがあります。例えばSBI証券の「投資信託定期売却サービス」がそれです。

・投資信託定期売却サービス
申込金額と申込日の設定を行うことで、毎月決まった金額だけ売却し、現金をお受取りいただけるサービスです。例えば、定年退職されたお客様が、積立投資で長年蓄積させてきた投資信託を、そのまま運用を継続しながら年金代わりに少しずつ売却して現金で受取るという形でご活用いただけます。
「毎月コース」のほか、「奇数月コース」、「偶数月コース」から選択でき、ご希望により年2回まで「ボーナス月コース」の設定も別途可能です。

定期的な現金収入が目的なら、分配金を支払う投信よりも、上記の定期売却サービスを検討するのも1つです。もちろん老後までに、定期売却できるような一定の資産を積み立てておくことが前提ですが。


分配金の種類に違い。投資信託とETF(上場投資信託)


投信と中身が同じ商品にETF(上場投資信託)があります。取引所に上場する銘柄で、株式と同じように取引時間中は常に市場価格が変動します。

取引時間中ならいつでも売買が可能で、こうした売買価格の透明性や機動性は、投信にはないETFならではの強みです。

また支払われる分配金の種類に違いがあります。

投信の分配金は、元本と運用益の合計の一部から投資家に支払われます。分配金を支払うために、元本が取り崩される恐れがあることが課題です。(元本払戻金または、特別分配金)

一方でETFの分配金はその仕組み上、運用で得た儲けから出される普通分配金のみで、健全性が高いといえます。

退職後に向けた投信の積み立ても良いですが、ETFを積み立てるのも方法の1つです。私は米国ETFで、それを画策しています。