2018年4月1日日曜日

投信を買うなら月半ば。リターンは月初より、約1%有利に


こんにちは。ひとりです。

私はSBI証券で毎週火曜日、投資信託を定期購入しています。約定回数にしてひと月あたり4、5回です。1日や25日など、日にちを指定して毎月1回、約定する方法もありますが、毎週火曜日が長い目で見ると有利という記事を見てからはこの方法にしています。

2017/10/10
購⼊頻度でリターンに⼤差なし。つみたて投資に驚きの結果
毎月1回、好きな日付に投信を購入できる仕組みが証券会社の中では大半ですが、SBI証券が先日、つみたて方法の機能を拡充しました。従来の毎月1回の購入設定から、毎日、毎週、同月複数日、隔月など5つのつみたて方法から選べるように。ではこのサービスを使って、月に1回まとめて購入するよりも、月に1回購入するのと同じ金額になるように毎日つみたてれば運用成果が大きくなるのかという疑問がでてきます。

一方で約定日別のリターンの違いが、今日発売の日経ヴェリタスに紹介されています。記事は、日経スタイルのマネー研究所でも読めます。

・「月初の株高」投信積み立てのベストタイミングは?
マネー研究所|NIKKEI STYLE


20年リターンで、最大1.4%の違いに


記事では20年間で積み立てた場合のリターンを紹介しています。

・日経平均
最大リターン/約定日16日(67.8%)
最小リターン/約定日3日(66.4%、最大比1.4%)

月末、月初の購入は、月半ばの購入に比べてリターンが少ないという傾向に。リターンの差は1.4%で、毎月1万円を20年間積み立てたとすると3万4,000円の差に相当。(元本240万円)

・S&P500
最大リターン/約定日26日(104.7%)
最小リターン/約定日19日(104、最大比0.7%)

約定日でリターンの差は、わずかに0.7%。毎月1万円を20年間積み立てたとすると1万8,000円の差に相当。(元本240万円)


投資対象によっては、同じ期間でも36.9%の差に


約定日によるリターンの違いは、いずれも日にちによって“やや”有利という程度です。それならば長く続けることが、またそれよりも投資する銘柄に気をかける方が良いです。

日経平均とS&P500、約20年間の最大リターンの差は36.9%。この差を見ると、投資する時間に加えて、投資する指数、商品選びの大切さが分かります。もちろんこれは結果であって、この先20年間で同じようになるとは限りませんが……。