2019年5月15日水曜日

ESGに注目。IR評価が高いほど、株価の下落は白けて見える


こんにちは。ひとりです。

持ち株の1つが昨日、企業の不祥事で10%超の下げを被ってしまいました。同銘柄は今日も下げが続いています。その下げ幅は、昨日、今日と合わせると、20%近くになりそうです。

ここにきてESG投資の重要性を認識します。なかでも「G」のガバナンスの重要性です。

ガバナンスを言い換えれば、企業統治、危機管理・不祥事対応、もっとつき詰めると不祥事を起こさない体制作りです。


IR活動への評価が高いほど、株価の下落は白けて見える


企業のESGへの取り組みを知る方法の一つにIRがあります。

先の会社のIRは、IR優良企業賞の奨励賞を受賞するほど評価が高いです。

経営トップがリーダーシップを発揮し、投資家やアナリストとの対話に積極的。再上場する過程で経営が大きく改善し、それに伴いIR活動のレベルも向上した。 
IR部門の説明力には定評があり、情報開示も迅速。一般的にわかりにくいとされるサービス業の中で、長期の経営ビジョンを目標値とともに語り、業績や経営戦略の進捗を測る数値とも整合性がある。 
活発な介護事業のM&Aについても、説明が丁寧。全体的にIR活動のバランスがよい。(一般社団法人 日本IR協会)

不祥事が要因で無残にも下落した株価を見ると、IR活動への評価が高ければ高いほど、白けてしまいます。口と行動が伴っていなかったのだと。

ウェブサイトの経営ビジョンにはまだ、「コンプライアンスを重んじ」と恥ずかしげもなく掲げられています。よくよく見ると、意味のない“空気コピー”が乱用されています。

  • 新しい
  • 始まる
  • 未来
  • 地域社会
  • 貢献
  • 自分らしい
  • ワークライフバランス
  • やさしさ
  • 安心

具体性のない「ビジョン」は言葉の通り、「幻影」です。


・ESG投資 - 大和総研グループ
資金の流れに影響を及ぼす要因として、投資収益率など経済的要因だけでなく、ESG(環境・社会・ガバナンス)要因の存在感が増しています。投資家から投資先企業に至るインベストメントチェーンの観点からESGを捉えます。


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