2019年5月22日水曜日

消費税率の改正。持ち帰りと店内飲食。税込み価格表示に注意


こんにちは。ひとりです。

消費税の改正が今年10月に予定されています。税率が一律に上がるわけではなく、据え置かれる場合(軽減税率)もあります。私の生活に身近な例を挙げると、店内飲食と持ち帰り、出前配達がそうです。

店側の表示方法に価格表示の統一は義務付けられていないため、消費者側の認識が求められる場合があります。

店側の価格表示は次の2種類が考えられます。

  1. 本体価格に税率ごとの税額を上乗せする場合
  2. 適用税率にかかわらず、税込価格を一律にする場合

1. の場合は、複数の表示方法が考えられます。
例)本体価格1,000円の商品の場合

・店内飲食の価格を表示し、持ち帰りは別途注意書きにする
店内飲食 1,100円(税込み)
※ 持ち帰り、出前配達の場合は 1,080円(税込み)
または逆にして表示
持ち帰り、出前配達 1,080円(税込み)
※ 店内飲食の場合は 1,100円(税込み)

・税抜き価格を表示して、税込価格と誤解されないようにする
1,000円(税抜き)
※ 店内飲食と持ち帰りでは消費税率が異なります。

ただし、この表示方法が使用できるのは、2021年3月末までです。

2. の場合は、買い求める人に対して丁寧な説明が必要です。
例)税込価格を1,100円に統一する場合
  • 持ち帰り、出前配達の本体価格を1,019円に設定
  • 店内飲食の本体価格を1,100円に設定

価格表示が分かりやすくなる一方でまた、他店よりも割高に捉えられる場合があります。そのためにも、持ち帰りと店内飲食の価格を同じにした理由を、例えば「持ち込み、出前配達の価格に、容器包装コスト、出前配達コストを上乗せしています。」などの理由を明記すると納得感がでます。