2019年5月14日火曜日

大企業と中小企業。給与、待遇格差のほかにもある教育格差


こんにちは。ひとりです。

私の持ち株の評価損益合計は、日経平均株価の続落を受けて自己最低を更新しました。

そんな渦中にあっても不思議なもので、現物株保有のためか焦りはありません。株価は上がる時もあれば、下がる時もある、ただここ最近はちょっと下がり過ぎですが。


終身雇用など端から当てにはできませんが


終身雇用の継続が難しいとの認識を、経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)やトヨタ自動車の豊田章男社長が示しています。

終身雇用とは文字通り、新卒であろうと転職であろうと、その会社に一旦入社すれば定年まで雇われることを意味します。

そんな終身雇用の仕組みが保てない、つまり終身雇用の仕組みは会社にとって得(利益)がないとの認識です。会社は利益を上げることが目的の一つです。それを阻む要因があれば、終身雇用であろうと見直すのが自然です。

私は大企業に勤めたことがないので、終身雇用など端から当てにはできません。


大企業と中小企業。給与、待遇格差のほかにある教育格差


働き方について、30歳代になってから20歳代の頃よりも考えるようになりました。

20歳代の頃は、学生時代にもっと勉強しておいて、新卒で名の通った、給与の高い会社に就職しておいたら。公務員になっておいたら。などタラレバの妄想を繰り返す程度でしたが、30歳代にもなると、そんな妄想も妄想できないほどの現実に直面します。

偏見や誤解があるのを承知したうえで書くと、大企業から中小企業への転職は可能かもしれませんが、中小企業から大企業への転職、新卒で入社した人たちと同様の待遇を得るのは不可です。

その理由はいくつかあります。その一つが教育格差です。教育格差は学校までかと思いきや、大企業と中小企業での、入社後の教育格差は学生時代のそれとは比べ物になりません。

大企業で入社してから3ヶ月間から半年と、時間をかけて社会人の基礎となる教育を受けることと、中小企業の現場の経験や感覚を頼りにしたOJTでは、身に付くもの、考え方の基礎となるものが全く異なります。

中小企業の現場頼りの教育、仕事の仕方しか知らない場合、いざ数年の経験を経て転職しようとすると、身に付けた知識や技能がその会社だけにしか通用しないことに気が付きます。

大企業を経てベンチャー企業を立ち上げる人たちがいますが、個人のそもそもの能力に加えて、大企業で教育を受けて働いてきたことが少なからず影響していると思います。

結論として、新卒で大企業に入れるものなら入っておいたほうが良い。それからでも中小企業に転職するのは遅くないということです。大企業と中小企業に優劣を付けること自体が相応しくないかもしれませんが、違いはあります。

何を選ぶかはつまり、自分がどこに価値をおくかでしょうか。