2019年5月23日木曜日

期限間近の値引き販売は、コンビニの売上高、利益の増加に


こんばんは。ひとりです。

コンビニ運営の3大コストは、水道光熱費、人件費、そして食品廃棄ロスです。

期限が迫る食品の値引き販売(ポイント還元)を、コンビニ各社が検討しています。食品ロスの削減だけでなく需要の喚起、ひいては店舗、本部の売上高、利益の増加にも繋がります。

廃棄に必要な費用はこれまで、損失の85%を店舗側が、残る15%を本部が負担しているといわれます。店舗、本部どちらにとっても廃棄は利益の足を引っ張る問題ですが、今回の値引きで売り切ってしまえば、その負担はなくなります。

値引き販売は実質、ポイント還元であり、例えばセブンイレブンの場合、nanacoカードへの誘導が可能です。またポイント還元だからこそコンビニの定価販売主義を修正することなく、売上にも利益にも繋がります。またキャッシュレスの時流にも乗れます。

次の販売につながるマーケティングコストと考えれば、値引き分 5%のポイント還元(本部負担)は安いものでしょう。


商品、食品を廃棄するにも購入者への配慮が必要


ローソンの食品ロスの排出量は約4万4千トンに及んでおり、おにぎりや弁当の約10%が廃棄されているといいます。(2017年度)

また自転車で通勤途中にはセブンイレブンが複数あります。冷やし中華がこの時期店頭に並びますが、私が見た風景はゴミ袋(70L容量ほどの大きさ)いっぱいの冷やし中華が3袋分破棄される場面でした。

飲食店やスーパーにも当てはまることですが、購入する客の隣で、同様の品が破棄されるのを見れば、その商品を買う気が失せます。

せめて半透明の中身が見えにくい袋を用いるとか、破棄する商品を運ぶ際にシートをかぶせるとかの配慮が必要です。