2018年6月15日金曜日

エプソン、ミネベア。堅調な長野企業の株価が、軟調な理由は


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価は前日比、113円14銭(0.50%)高の2万2851円75銭でした。私の持ち株は日経平均株価に反して、前日比 -0.37です。相変わらず軟調な銘柄が、持ち株に1つあります。直近5営業日の内で上昇したのは1営業日のみ。その上げ幅は1円です。

欧州中央銀行(ECB)が2019年夏まで、政策金利を維持する方針を示しています。欧州株は14日、これに反応して上昇しています。また円相場は1ドル=110円台後半まで円安、ドル高が進み、輸出関連銘柄の追い風になりました。


昨年末比 -26.4%。業績堅調な長野企業が、軟調な理由は


銘柄は化学や機械、電気機器など業種で分けられますが、所在地で見ることもできます。

例えば長野県内の上場企業の株価は昨年、好調続きでした。それが一転、今年に入り株価に陰りが見え始めています。県内上場36社の6月第2週末の終値は、7割に当たる26社が年初比で下落しています。

大手製造業の一部では特に大幅な下落が目立ちます。県内製造業の二大企業といえるセイコーエプソンとミネベアミツミがそれにあたります。

2017年末と6月8日の株価を比べると、セイコーエプソンは -26.4%、ミネベアミツミは -14.2%です。いずれの企業も業績は堅調ですが、株価下落の背景に共通することは輸出中心の製造業という点でしょうか。日信工業や竹内製作所、ミマキエンジニアリングの株価も同様に下落しており、いずれも海外比率の高さが共通しています。

貿易摩擦への警戒感が緩和されない限り、株価の軟調は続きそうです。一方で、株価で出遅れていた県内の内需系企業には今後、光が当たりそうです。介護医療事業のエランや、計測器の日置電機がそれでしょうか。

投資手法をいろいろと試していますが、年初来高値を付けた企業の上昇力に乗っていくのが良いのではと、そんな銘柄を探しているところです。