2018年11月6日火曜日

40、50歳代で目立つ消極姿勢。40%超、学びの機会を設けず


こんにちは。ひとりです。

正社員として働いている人の半分が、自主的に学ぶ機会を設けていないそうです。言い換えれば、半分が自主的に学んでいることが分かります。

人手不足といわれますが突き詰めれば、人はいるけれども、企業が求める能力を持った働き手が不足しているということです。その点にも関わる調査結果です。

「働く1万人の定点調査・教育に関する調査項目」
(正社員として働く20歳代~50歳代を対象に、過去1年間で学びの機会の有無や内容をパーソル総合研究所が調査。4503人から回答)

とくに何もしていない 47.5%
学びの機会を設けている 52.5%
  • 読書 21.3%
  • 資格取得のための学習 15.6%
  • 研修・セミナー・勉強会等 14.3%
  • 通信教育・eラーニング 7.9%
  • 大学・大学院・専門学校 2.6%
(複数回答)

また調査からは、年齢が高くなるほど学びから遠ざかっている傾向が見えます。社内での業務経験が重視されるせいか、業務量が増えると予想される40歳代、50歳代で特に学びに消極的な姿勢が目立ちます。

「能力開発基本調査」(厚生労働省、2016年度)では、学びの機会を自主的に設けていない理由を紹介しています。

男性
  • 仕事が忙しい 46.2%

女性
  • 家事・育児が忙しい 32.4%
  • 仕事が忙しい 32.1%

男女共通
  • 費用がかかりすぎる 20% 超

理由はそれぞれあるでしょうが、どんな理由があっても学びの機会を設けている人は既に始めています。


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