2020年5月31日日曜日

新聞紙面から抜け落ちるPER値。企業の業績未発表がその原因


こんにちは。ひとりです。

新聞の株価欄を見ていると、各社のPER(Price Earnings Ratio、株価収益率)の数値が抜け落ちているのに気が付きます。


PERは企業の利益に対して株価が割安かどうかを測る基本指標です。株価が今期の予想1株当りの利益の何倍まで買われているかを表します。

各社のPERの数値が新聞紙面から抜け落ちているのは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経営環境の激変で、企業が業績予想の開示を避けるようになったからです。新聞のPER欄は、企業が公表する純利益の予想を基に算出されていますから。

PERの算出式です。

= 株式時価総額/当期純利益
= 株価/1株当たりの当期純利益(EPS、Earnings Per Share)

株価を割安、割高で選ぶのは銘柄選別方法の1つかもしれませんが、永遠と割安が続いている低迷銘柄があることも忘れてはいけません。

割安株だから今後、値上がりが期待できるかといえばそうでもなく、割安で投資家から放っておかれる理由があるのかもしれません。