2018年8月20日月曜日

特装版(非売品)ETFムック本から見る、バーコードの利便性


こんにちは。ひとりです。

郵便ポストに先日、証券会社から封筒が届きました。A4サイズで、まるで以前取り寄せたiDeCoの資料一式のような厚みがあります。

封を開けてみると、ETFを特集したムック本です。


東京証券取引所がETF市場にマーケットメイク制度を導入するにあたって、証券会社のアンケートに回答したのを覚えています。その景品の1つがETFを特集したムック本でした。

ETFに投資するにあたって、なにか役に立つ情報はないかと書店に立ち寄った際に目に留まったのがこのムック本です。


ETFは投資信託と比べると、情報不足


立ち寄った書店では、投資信託に関連する書籍が何冊もある中で、ETFを紹介するものは皆無といえるほど。あっても既に目を通したものです。例えば、下記の1冊がそうです。

ETFはこの7本を買いなさい
著者名:朝倉智也(モーニングスター株式会社 代表取締役社長)


ブログでも紹介しました。

2018/05/12
手数料、二重課税。米国ETF投資、特定口座とNISAの使い分け
米国株式に先日、興味があると書きました。興味がある時が行動の時と、米国株式に関する書籍を早速読みました。米国株式のなかでも特にETF(上場投資信託)に特化した内容です。「ETFはこの7本を買いなさい」。書籍タイトルにもあるようにETF(上場投資信託)をテーマにした内容で、米国ETFに的を絞っています。おすすめの7本は実際、米国ETFが6本で、国内ETFは1本にとどまっています。

今回いただいたムック本には、ETFを軸とした投資情報がたくさん掲載されています。それはどの銘柄が上がる、下がるといった類のものではなく、ETFという仕組みを紹介するものです。

その点、このような情報を求める人は少ないかも知れませんが、私の興味を満たすという点で有益な情報源になりそうです。早速読み込んでいきます。


ムック本は、バーコードがない特装版


裏表紙を見ていて気がついたことがあります。よく目にするバーコードが付いていません。


奥付を見てみると、特装版(非売品)とあります。なるほど、商品として流通させる必要がないため、バーコードも付けていないということでしょう。


同様の表紙で市販されているものがありますが、どこが異なるのでしょうか。

バーコードといえば私が小学生、もしくは小学生に上る前ごろから商品に付けられ始めたのを覚えています。

バーコード技術の特許が取得されたのは1952年のことで、現在のように小売業で商品に付けられるような使い方は、オハイオ州のスーパーマーケットが1974年に始めたのが最初だといわれています。

中小企業診断士(中企士)試験にもバーコードに関連する問題が再三登場しますので、少し掘り下げてみます。


コードの形式は1次元と2次元に


コードの形式は今、単純な線が余白を挟んで並んだ1次元(1D)バーコードと、ドットと正方形で構成される2次元(2D)コードがあります。QR(Quick Response)コードとDataMatrix(データマトリックス)コードが、よく見かける2次元コードでしょうか。

QRコードは、株式会社デンソーウェーブが(開発当時は、株式会社デンソーの一事業として)1994年に、データマトリックスコードは、アイディマトリックス社が1987年に開発しています。

2次元コードには、1次元コードを大きく上回る数十倍から数百倍のデータが保存できます。1次元コードがデータを水平方向にしか記録できないのに対して、2次元コードには水平、垂直の両方向に情報が記録できるからです。

また、データの復元(エラー修正)ができるのも2次元コードの特徴です。コードの10~30%が欠損しても(読み取れなくても)、データを復元して読み取れる機能があります。

データの復元には「リードソロモン誤り訂正方式」という数学的なエラー検出・訂正の手法が用いられています。

そんな利便性からか、キャッシュレス決済の方法の1つとして最近は、QRコード決済を良く見かけます。

近隣の中国でQRコード決済が急激に広まったことが日本にも影響しており、日本でもQRコードの規格を統一し、キャッシュレス化を推進しようという動きが出ています。

QRコード決済ではありませんが、私もクレジットカードを日々の決済に利用することで、現金を使うことが少なくなりました。