2018年1月20日土曜日

投資戦略セミナーに参加。カブドットコム 河合達憲氏


こんにちは。ひとりです。

日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが19日、大阪証券取引所ビルで開催されました。そのセミナーを受講しましたので感想をご紹介します。

1月19日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


おおっぴらに投資やお金の話をする新鮮さ


カブドットコム証券の河合達憲さんがセミナーの講師を務められました。私は河合さんのセミナーを受講するのが初めてです。

河合さんのセミナーの常連、追っかけのような個人投資家の方が大勢いらっしゃるようで、開講前から顔見知りを見つけては投資談話が盛り上がっていました。

これまで私が受講してきたセミナーにはない雰囲気で、他人同士が顔を突き合わせて、おおっぴらに投資やお金の話をする場面が新鮮で、この雰囲気は嫌いではないです。機嫌よく話せるのは昨年の好市場、大発会から続く年初の上げ相場があってのことだとは思いますが。

参加者の年齢層は、いつもの東証セミナーに増して高い印象です。76名がセミナーに参加と発表がありましたが、部屋を見回したところ平均年齢は60歳前後といったところでしょうか。また年配の女性の姿もありました。

投資に興味を持つ、私と同年代の30歳前後が交流するようなセミナーはなかなかないですね。特に関西を始めとする地方ではなおさらです。


「きんゆう女子。」から広がるお金のこと


一方東京では「きんゆう女子。お金の学校」(TOE THE LINE Inc.)を始めとする投資未経験者の集まりが盛んです。朝日新聞デジタル&wでは集まりの様子を、月に1、2回の頻度で紹介しています。

最新の投稿は、確定申告がテーマです。
<21>確定申告のこと、分かりますか?(2018/1/12)
こんにちは。まりこさんと一緒に「きんゆう女子。」を運営しております、けいとです。今回は「確定申告」について書きたいと思います。 
インターネットで「確定申告」と検索してみると、国税庁のホームページにたどり着きました。“きんゆう女子。” メンバー向けのメールマガジンでアンケートをとったところ、40人中28人が確定申告をしたことがあるという回答でした。私も転職したときに一度だけ確定申告したことがあります。 
どこに収入を書けばいいのか、年金額はどう書くのかと迷ってしまい、とても時間がかかりました。まだまだハードルの高いイメージがありますが、メンバーは確定申告をどう感じているのか、聞いてみました。

きんゆう女子。お金の学校 - 朝日新聞デジタル&w

きんゆう女子。- 金融ワカラナイ女子のためのコミュニティ


「<+YOU特別編>女性のための資産運用セミナー」で日本全国を回るなど、日本取引所グループも取り組んではいるようですが、なにぶん開催回数を含めた内容の単発感が否めません。

セミナー・イベント情報 | 日本取引所グループ

セミナーを受講した人はそもそも投資に興味がある人で、投資を始めるきっかけにはなるかもしれませんが、継続して知識を得たり、経験を深めたりするその先の道筋がありません。

セミナー受講後の投資への興味、動機は自分で見つけて保つしかなく、証券口座を勢いで開設しても投資しなかったり、数ヶ月で興味を失ったりする人が多いのではないでしょうか。

2014年から始まったNISAがそうで、昨年11月30日時点の稼働口座率は61.7%です(日本証券業協会「NISA利用状況調査結果(主要証券会社10社)」)。比較する数字がないのでこの割合が高いか低いかは判断できませんが、事実として約39%が口座を開設しただけで終わっています。


誰がどんな立場でコメントしているか、情報咀嚼の視点の変化


セミナー中には隠語のように常連と思われる方との共通の話題が挙がっていましたが、よくよく調べてみるとカブドットコムのウェブサイト上で毎週火曜日、オンラインセミナーが開催されているようです。

河合さんのお名前や活動を、今回のセミナーを受講するまでは知りませんでした。受講するにあたって雑誌や新聞記事を見直してみると、いつも目を通している記事や媒体にも河合さんのコメントが。

これまでは、誰がコメントしているかよりも、どんな内容が掲載されているかに重点をおいていました。だから気にしなかったんですね。今回のセミナー受講をきっかけに、誰がどんな立場でコメントしているのか、そこまで読み取れればと情報咀嚼の視点が変わりました。


オンラインセミナーのバックナンバーが公開されています。
河合達憲「当面のストラテジー」|kabu.studio(R)(カブスタジオ)