2018年1月18日木曜日

ライブドア・ショック。全銘柄が取引時間終了前に停止


こんにちは。ひとりです。

ライブドア・ショックをご存知ですか。堀江貴文氏が率いる東証マザーズ上場のライブドアに2006年1月16日、東京地検特捜部の強制捜査が入りました。容疑は証券取引法違反です。個人投資家に人気のあったライブドア株を売る動きは強制捜査から2日後、他の銘柄にも波及して、いわゆる「ライブドア・ショック」を引き起こしました。


ライブドア・ショック。全銘柄が取引時間終了前に停止


株式取引は9:00から15:00まで、前場と後場に1時間の休憩を挟んで行われます。株式取引所に求められる重要な役割の1つに、取引時間に必ず売買できることが挙げられます。勿論、買いたい人と売りたい人の株価がつり合ってのことですが、株式を現金に換えられるからこそ投資家は安心して株を売買できます。

ところが後にライブドア・ショックといわれるようになった2006年1月18日、東京証券取引所は通常の終了より20分早い午後2時40分に株式の全銘柄の取引を停止しました。売り注文が殺到したためです。この日の日経平均株価は400円超の値下げ。ここ数年の株価の値動きを見ると、400超の値下げは珍しくありませんが、当時の日経平均株価からすると値動きの大きさが想像できます。終値は15,341円でした。


市場の先行きは不透明。だからこそのつみたてNISAか


当時はネット経由の個人取引や、ヘッジファンドによる高速取引の黎明期。東証はシステムの処理能力がほぼ限界に達したと判断したそうです。売買の増大に備えて、取引所のシステム増強は世界の課題でした。売買時間を短縮するなどの対応で東証は翌19日、取引を再開しました。

今でこそ毎年、○○ショックが連発していますが、名前のつけやすさはライブドア・ショックに端を発するものでしょうか。何が起こるか予想できない市場だからこそ、つみたてNISAを始めとするコツコツ投資が大切なのです。