2018年1月16日火曜日

相性のズレ、調整余地乏しく。中小企業、高離職率のウラ


こんばんは。ひとりです。

私が働いている会社では昨年末、1人退社しました。出入りが激しい業界、会社ですが、ここ3年は特にそれを感じます。長く働けばよいかといえばそうではありませんが、中小企業の採用の仕方、入社してからにも課題があると思います。


相性のズレ、調整余地乏しく。中小企業、高離職率のウラ


中小企業の採用、離職率の高さについて目に止まった記事があります。

中小企業、高離職率のウラ
― 相性のズレ、調整余地乏しく(就活のリアル)
日本経済新聞 夕刊 2018/1/16

一部省略のうえで引用
就活において、企業は社員を採用するときに、たった2つのことしか見ていない。その2つとは「わが社の仕事をうまくやっていけるか」と「わが社の仲間とうまくやっていけるか」だ。2つのこととは、すなわち「相性」という言葉に置き換えることができるだろう。

大企業は数万人の応募者の中から、一般に100人規模の学生を採用する。たとえ入社後、「相性」に問題があっても、上司部下の関係は人事異動でシャッフルできる。

また合わない顧客がいても、配転でそれも解消できる。合わない仕事があっても、職務変更さえ可能だ。だから、辞めずに済む。それが大企業の入社3年離職率が低い真実の理由だろう。

一方、中小企業は、そもそも入社したいという応募者が少ない。相性の合う人ばかりを選ぶことはできず、エイヤ、で採用するしかない。

しかも、入社後は小さな世帯だから、人事異動で上下関係の解消は難しい。職務チェンジするほどの空席も社内にはない。

中小企業の場合、そもそも入り口で相性合わせができず、入社後の調整も難しい。だから、退職せざるをえなくなる。給与や待遇や環境が悪い、ということよりも、この「相性不適合」の方が、中小企業の入社3年離職率が高い本当の原因なのだろう。

中小企業の採用、離職率の高さについて、実際に働いている者として納得の内容です。新卒で大企業へ挑戦できるなら、中小よりもそちらをお勧めします。もちろん入社してからは努力がものをいいますが。