2019年2月17日日曜日

巷のAI(人工知能)は、RPA(ロボットの業務自動化)が大半


こんばんは。ひとりです。

AI(人工知能、Artificial Intelligence)と称されるRPA(ロボットによる業務自動化、Robotics Process Automation)がそこかしこに溢れています。

「AI」が私の生活圏で汎用されるようになったのはここ数年のことです。本当にAI(人工知能)かという疑心は、AIと名のついたサービスを見かけるたびに大きくなるばかりです。


巷の人工知能は、ロボットの業務自動化サービスが大半


例えば転職サイトや証券会社のAIを利用したサービスなどは疑心しかありません。

それらのサービスはAIではなく、先のRPAがほとんどです。このサービスはRPAと、きちんと仕組みを紹介して提供すればまだ信頼性はありますが、注意を引き付けるために下手にAIとつけるものだから、一気にサービスの質に疑いの目を向けてしまいます。

RPAは、人があらかじめ設定した操作基準に従って結果を再現するシステムであり、自己学習機能を持ち、自身で基準を見つけて結果を生み出すAIとは異なります。

例えば転職サイトや証券会社のAIサービスは、過去のデータ(事例)を参照して条件や希望を入力すれば、企業があらかじめ用意した結果に振り分けられる仕組みでしょう。

AI技術が、ウェブサイトで無料で利用できるほど汎用しているはずはなく、ましてや株式取引でAIが選んだ銘柄でひと儲けしようなどと、そんな都合の良い話はありません。

ロボットの高頻度取引などはまさにRPAで、AI技術が本物ならば先にそちらで利用されているはずです。

RPAはAIに比べて決して劣るものではなく、今私たちが生活や職場で積極的に取り入れるべきはRPAの方だと思います。


※ 追記(2019/02/18)

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の国内市場規模が18日、日経産業新聞に紹介されています。

2018年度は約418億円と前年度に比べて2.3倍に拡大したと予測。働き方改革や人手不足による省力化のニーズの高まりで市場が急速に広がったとした。19年度以降も年率1~3割程度の成長が続くと推計した。(矢野経済研究所)

RPAはパソコンに組み込むソフトウエア型のロボットで、交通費の計算や正誤、会計処理や契約書の作成といった定型業務を人よりも早く正確にこなします。