2019年2月13日水曜日

自動ブレーキ義務化へ。事故の背景には300のヒヤリハットが


こんばんは。ひとりです。

自転車で通勤していると、すれ違う車、追い越す車の運転席がよく見えます。

視線を手元に向けている人はスマホを操作しながら運転している人で、性別、年齢を問わず毎日見かけます。

ハンドル付近でスマホに視線をやる人のほか、罪悪感があるのか車外から見えないように足元(もも)の付近にまで視線を落としてスマホを閲覧、操作している人もいます。

そこまでして見たいもの、操作したいことは何なのでしょうか。スマホに目をやる数秒の間にも、車は進んでいます。その様子からは、事故を起こさない理由が見当たりません。

自転車の運転中も同じです。スマホを操作しながら走ってくる対向自転車は嫌というほど見かけます。


自動ブレーキ搭載車が義務化へ


車に搭載される自動ブレーキが世界で義務化されるようです。日本は新車への自動ブレーキの搭載率が77%にのぼり、世界に先行しています。(2017年)

日本は今回、欧州ほか40ヵ国・地域で自動ブレーキの搭載義務化に合意しました。欧州では3割程度、米国や中国ではメーカーによって自動ブレーキの採用はまちまちで、普及は日本に比べると遅れています。

日本政府は2020年に、新車で9割の自動ブレーキ搭載を掲げています。また米国では米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が自動ブレーキを、自動車メーカー20社と2022年9月までに全車に搭載することで合意しています。

ヒヤリハットで有名なハインリッヒの法則によると、1つの重大な事故の背景には、およそ29の軽微な事故が、さらにその軽微な事故の背景には300のヒヤリハットが存在するそうです。

▼ ヒヤリハット … 300
▼ 軽微な事故 … 29
▼ 重大な事故 … 1

もちろん1度のヒヤリハットがそのまま、重大な事故につながることがあります。お気をつけて。