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2023年9月30日土曜日

投資成績は順調。年初来投資元本比で現在、8%の利益確定


こんにちは。ひとりです。

ブログの更新が滞りました。
1月31日以来です。

このブログは、株式投資の話題をメインに更新していましたので、再開テーマはもちろん株式投資の話題です。

市場の動向云々よりもまず、私の投資状況をご紹介します。


個別株投資に懲りて、ETF商品と投資信託で資産を運用


特定口座
(1)ETF投資(日本市場)
(2)ETF投資(米国市場)
(3)投資信託

一般NISA口座
(1)ETF投資(米国市場)
(2)投資信託

iDeCo口座
(1)投資信託
(2)元本保証型商品

特定口座と、一般NISA口座では以前、個別株式へ投資していました。ある個別銘柄の運用で懲りたため、投資方法を見直して現在は、指数連動のETFと投資信託で運用しています。

個別銘柄への投資過ちをこのブログに記録しています。
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キヤノンは、2023年の上昇相場に合わせて、利益確定しました。3,445円の買値に対して3,545円〜3,790円で、6月5日〜16日にかけて売却しました。

キヤノンは3年以上、上がらない状況でしたのでようやくです。もう手を出しません。高い勉強代、もとい、長い勉強時間になりました。

ビーロットは言わずもがな、2022年の内に損切りしました。

指数連動のETF、投資信託に投資するのが結局、一番だと気がつきました。ETFを短期、中期で運用しているため、退屈さはありません。

早いうちに、失敗を経て気がつけたのは良かったです。あとは、これを忘れずに続けることです。


下手に触っていない一般NISA口座と、iDeCo口座は順調


一般NISA口座と、iDeCo口座の運用成績は順調です。なにしろ、指数連動商品に投資するのみで、私の下手な投資の影響を受けていませんから。

NISA運用成績
損益率 27.22%(投資中の商品合計)

iDeCo運用成績
損益率 39.7%(2017年〜)

一般NISAやiDeCo口座で、穏やかに(退屈に)投資が継続できるのは、個別銘柄への試行錯誤を、特定口座で繰り返した結果です。

全世界株式に分散投資する投資信託1本で充分と、新聞や雑誌では単純明快な助言が繰り返されます。分かってはいますが、それができないのが欲のある私です。

一日でも早く、経済的な独立ができるようにお金持ちになりたいという、欲の危うさを知り、欲の限度を知り、単純明快な投資方法の賢さを知った今、これまでのような下手な投資方法には手を出しません。

これが私の、10年目の投資方法です。
この下落局面にあっても安定して持ち続けられる商品を揃えています。

投資成績は順調で、年初来の投資元本比で現在、8%の確定利益です。一方、日経平均株価の年足は前年比で22.1%です。比較して卑下する必要はありません。そんな気持ちの余裕が今、あります。

2023年1月31日火曜日

SBI証券。イデコとの「アカウント連携」でログイン省略可能


こんにちは。ひとりです。

私は個人型確定拠出年金(イデコ)に加入しています。加入は2017年からで、6年目です。23,000円を毎月拠出していましたが、拠出月と拠出金額を指定して納付する方法に2020年から変更しました。変更にあたっては「加入者月別掛金額登録・変更届」を提出しました。

2020/05/22
年間の掛金額(276,000円)は変更せずに、毎月の掛金額(23,000円)を変更しました。毎月の定額拠出から、毎年12月に一括拠出します。

2021/06/22
日経平均は上がらない指標。1,000円下げようが、不思議と焦りはありません。

拠出月と拠出金額を指定したのは、イデコ口座内に、市場下落時にスポット購入できる現金相当(元本保証型商品)を蓄え、時間分散投資、金額分散投資をするのが目的です。

ただイデコ口座には毎日、自動でつみたて投資する機能が備わっておらず、手動での投資となります。証券口座とは別に、イデコ口座に毎度ログインする手間が数秒かかります。そのイデコ口座に毎度ログインする手間が解消できそうです。

SBI証券が2023年1月27日より、iDeCo加入者サイトと証券総合口座の「アカウント連携」を開始します。

SBI証券口座を保有している方におかれましては、お手続きをしていただくと、SBI証券総合口座にログイン後、都度ID・パスワードを入力することなく、iDeCo加入者サイトへログインできるようになります。

2022年12月20日火曜日

損切りで日本株から撤退。底辺株 ビーロット、恥株 キヤノン


こんにちは。ひとりです。

NISAの恒久化、投資枠1800万円に拡大で改革の機運が熱する株式市場ですが、今日の日経平均株価は、前日比2.46%と大きく下げています。また円高に振れたことで、東証上場の米指数に連動するETF(ヘッジなし)はいずれも4%超の下落です。

私は年末に向けて持ち株の損切りを進めています。例えば上がらない「底辺株」ビーロット(3452)。上がらない株をいつまでも持ち続けていては、資金効率が悪いです。この底辺株はコロナ直前に買い始め、買値から50%付近まで下落しました。それから2年が経過しますが、上昇の気配はありません。

今年の譲渡損益は12月に入って、この底辺株ビーロットの損切りで既にマイナスの状態。分配金との損益通算を当て込んで、マイナスにならないラインまで損切りを進めようと思います。

またこの底辺株を損切りしてもまだ残っているのが「恥株」キヤノン(7751)です。こちらは8月末に一時、3500円まで上がりましたが、その後は恥株の名の通り、下落する一途。今日の終値はついに3000円を割りました。3500円の時に売っておけばよかったとは、投資下手の言い訳です。

ビーロットなど、キャノンなど買わなければよかった。早く売ればよかった。心からの声です。「底辺株」「恥株」を全て売りさって、日本株から来年中に撤退します。長期投資なら先進国(日本除く)でしょうか。

2022年11月25日金曜日

SBI証券、米国四季報当選。3年後も市場に参加するために


こんにちは。ひとりです。

米国会社四季報がSBI証券から届きました。プレゼントキャンペーンに応募した分で、2019年号以来の当選です。

2019/05/30
米国会社四季報のプレゼントキャンペーンを先日紹介しました。米国株、もしくは米国ETFを期間中に買い付けた人が対象で、そのキャンペーンに今回、当選しました。

2019年以降も毎回キャンペーンに応募していましたが、一度当選した人には当たらない仕組みなのかと思うほどの落選続き。

それでも米株を買うきっかけになると思い(キャンペーン応募には一定額の米株、ETFの購入が必要)、応募を続けていました。そこに来て今回の当選、忘れた頃にポストに配達されていました。

次の当選は3年後の2025年号でしょうか。それまで市場に参加できていれば良いです。


四季報が米国ETFへ投資するきっかけに


私は2019年号の米国会社四季報当選をきっかけにして米国ETFへの投資を深めました。四季報の巻末にはETFがベンチマークごとに掲載されており、その時はまだSBI米国株アプリがリリースされていなかったこともあって、貴重な情報源でした。

個別株には手を出さずに今日に至りますが、コロナショックの下落とその後の上昇、今年に入っての変動落差を見るとETF投資で結果的に良かったのではと思います。ETFだからこそ値が下がった時も保有し、つみたて投資を続けられたと考えられます。

気にしていたオクタやドキュサイン、アドビなどの個別株は、コロナショック後の上昇に乗っていれば大きく値を上げましたが、投資タイミングを誤って今に至れば、大きな損失を抱えて身動きがとれなかったでしょう。


投資商品は現在3つ。いずれも15%超の含み益


私は現在、3商品に投資しています。VTIとVYMを特定口座で、VIGを一般NISA口座で保有しています。ドル換算でいずれも15%超の含み益が、円換算だと39%以上の含み益です。

日本株は、長く持ち続けることによる資金効率の悪さを経験済み、経験中ですが、その点の不安や鬱憤が米国ETFには少ないです。

保有中の日本株を早々に損切り、または薄利確定し日本株投資から撤退したいのが本音であり、3年後も市場に居続けるための最適な道の一つであると確信しています。

2022年5月12日木曜日

ESG投資は儲からない。ウクライナ危機でエネルギー関連優勢


こんにちは。ひとりです。

日米株式市場の下落が止まりません。保有する米国ETFはここまで、何とか円安の為替差益で救われていましたが、その効果も残りわずか。含み益がどんどんと削られていきます。

例えば全米株式に投資するVTIの含み益は現在、12.53%です。

外貨建評価損益 12.53%

この調子だと含み損に転換するのはそう遠くなさそうです。


ESG投資はやはり儲からないのか


あるETFを先日、薄利確定しました。S&P 500 ESG指数に連動する商品です。

  • (2635)NF・米国株S&P500 ESG ETF

ESG(環境、社会、企業統治)投資は流行りテーマの一つで、ESGと商品名に冠するだけでブランド化し、信託報酬を通常の商品よりも上げられるというものです。事実は異なりますが、私は経験からそのように解釈しています。

例えば、野村アセットには他に(2633)NF・⽶国株S&P500ヘッジ無ETFがあります。

  • (2633)NF・⽶国株S&P500ヘッジ無ETF

簡単に言えばS&P500をESG指数で選別(310社)しているか、選別していない(500社)かというもの。ESG指数に照らして数を減らすだけで、信託報酬は倍になります。

  • (2635)NF・米国株S&P500 ESG ETF … 0.1430%
  • (2633)NF・⽶国株S&P500ヘッジ無ETF … 0.0770%

投資成績が、信託報酬の高低で差が付けば投資判断は楽ですが、そうでないのが悩ましいところ。ただこれはESG投資に限ったことではありません。

運用業界の中では、ESG投資の取り組みを誇張する動きが後を絶たず、それらは「グリーンウォッシュ」として問題になっています。

日本を含め、世界の運用業界はこのESG投資でお金を引き寄せてきましたが、運用成績はやはり事実が投影され、直近は市場平均を下回ります。テーマ投資は運用成績が外部環境に左右されやすく、それはESGにも当てはまります。


ESG銘柄の大半はテクノロジー銘柄


具体例を挙げると、MSCI米国ESGリーダーズ指数は昨年比で15%安となり、ダウ工業30種平均の同9%安に見劣ります。

ESG銘柄の特徴として、温暖化ガス排出量の少ないテクノロジー銘柄の構成比が高く、それが昨今のインフレと金利上昇で下落圧力が強まったため下げたという理屈です。

またウクライナ危機を受けて世界はエネルギー安全保障を優先するようになりました。ESG指数は気候問題を優先した運用で、上昇率の高いエネルギー関連銘柄を避けた影響も見えます。

皮肉にもエネルギー関連銘柄比率の高いHDV(iShares Core High Dividend ETF)は、年初来4.11%と上昇しています。

私の数少ない投資経験から言うと、なにかのテーマに偏った商品への投資は回避したほうが、もしくは短期売買に徹した方が得策です。それが例えばESGであってもです。

よく考えると、ESGとわざわざ誇張せずとも時価総額の大きな企業がESGを軽んじるはずはありません。ここは全米株(VTI)やS&P500に、腰を据えて投資するほうが良いです。昨今の市場変動で改めてそう感じます。

2022年5月2日月曜日

iDeCo口座、2017年開設〜2022年5月までの資産残高推移


こんばんは。ひとりです。

風が薫る5月、「薫風(くんぷう)」は新緑が鮮やかなこの時期の匂うような風のことです。

今日は立春から数えて88日目、「八十八夜」です。種蒔きに適した時期ともされます。「八十八夜の別れ霜」と呼ばれるように、夏の近づきを日に日に感じます。

ガジュマルを剪定しました。



ガジュマルの生育期にあたる5月〜7月は、剪定に適した時期です。茎や葉にハサミを入れても、葉や枝がまたどんどんと伸びていきます。


穏やかな気温が続くも、市場の温度はそう言っていられない


株式市場の温度は年初から、変動が大きいです。同じ商品に長く投資しているiDeCo(イデコ)の運用成績を見ると、その状況がひと目で分かります。拠出金と資産残高の推移です。青色折れ線グラフが拠出金累計、緑色棒グラフが資産残高です。


  • 拠出金累計(青色 折れ線グラフ)
  • 資産残高(緑色 棒グラフ)

私はiDeCo口座を2017年に開設しました。拠出金累計、資産残高が2017年、2018年と変動していないのは、SBI証券内でオリジナルプランからセレクトプランに移管したためです。

2021年12月からの拠出金と資産残高の推移を確認します。


私の拠出方法は年末に一括拠出です。そのため折れ線グラフが1月に伸びています。2022年の拠出金は年末に引き落とし予定のため、1月以降の棒グラフの伸びは純粋に株価の変動を表しています。

3月に高値をつけた後は、下落を続けていますが、それでも1月、2月よりは資産が積み上がっているのが分かります。これは株価の変動だけでなく、円安による効果です。なにしろ投資先は海外指数に連動する商品ですから。

為替損益も投資成績を構成する一つですが、為替差益で投資成績が曖昧になっているのが現状です。

5月1日時点の運用成績です。



損益率は22.0%です。円安効果がどれだけ利益を押し上げていることか。2日の円相場は、1ドル130円と、前営業日に比べて約50銭の円高・ドル安です。

2022年4月30日土曜日

円安進行、為替ヘッジありETFが増加。ヘッジなしとの違いは


こんにちは。ひとりです。

円安が進んでいます。

私は米国ETFを購入するため、米ドルの外貨積立をしています。円高のタイミングを見計らって、なるべく安くドルを買いたい気持ちはありますが、株価と同じようにタイミング投資は難しいもの。

現に円安はこれ以上進まないだろうと円高になるのを待っていたら、購入のタイミングを何度も逃していたことでしょう。そこはやはり、外貨積立が便利です。


米ドル定期預金、1ヶ月だと0.350%、国内は0.002%


また積み立てた外貨を預け入れるのに外貨定期預金があります。米ドル定期預金の年利は現在、預入期間が1ヶ月だと0.350%(割る12ヶ月で、ひと月の金利は0.029%、税引き前)、預入期間が3ヶ月だと0.550%です。

国内大手銀行の定期預金金利は現在0.002%で、この金利は預入期間が1ヶ月だろうと10年間だろうと変わりません。この点も、知らない人が損する仕組みの一つです。

定期預金 金利比較(預入期間1ヶ月)
  • 米ドル 定期預金 … 0.350%
  • 円 定期預金 … 0.002%

新聞記事にたまに、外貨定期預金を勧める広告が出ています。特別金利 ○○%(1ヶ月)というように。それは預入期間1ヶ月目だけの金利であって、2ヶ月目からは通常の低い金利に戻ることが大半です。注意が必要です。


「為替ヘッジあり」商品が増えてきた。ヘッジなしとの違いは


米国を始め、海外の株式で運用する投資信託を購入する人が増えています。つみたてNISAやiDeCo口座で投資する商品にS&P500やナスダック100指数に連動する商品をあげる人も多いです。

私は日本市場に上場する、米国指数に連動の上場投資信託(ETF)に投資しています。そのETFで最近気になるのが「為替ヘッジあり」の商品が増えていることです。

為替ヘッジとは、為替相場の影響を回避(ヘッジ)することです。つまり、為替相場の影響を回避する(影響を受けない)か、為替相場の影響を受けるかという違いです。

  • 為替ヘッジなし … 為替相場の影響を受ける。為替損益が発生
  • 為替ヘッジあり … 為替相場の影響を受けない。価格変動のみ

例えば私が保有している日本市場に上場する米国指数連動のETFは、円で買えます。円で買えるETFの運用成績には、価格変動と為替相場の2つが影響します。つまり相場次第で為替損益が発生して投資成績が変わるということです。

野村ナスダック ヘッジありは今週、▲4.1%で年初来安値更新

現在の円安ではまさに、為替差益が発生している状態です。例えばナスダック100が年初来安値を更新と伝わっても、日本市場に上場するナスダック100に連動するETFの価格はそれほどひどいものではありません。それはそこに為替差益が含まれているからです。


為替ヘッジありのETFを買っていれば、為替相場の影響を受けないので(円安の恩恵を受けないので)米国同様、価格の下落が大きいということです。つまり円安の局面では為替ヘッジなしが、円高の局面では為替ヘッジありが有利ということです。

  • 為替ヘッジなし … 円安で有利
  • 為替ヘッジあり … 円高で有利


どちらに投資する、長期投資ならコスト低を選ぶのが鉄則


では為替ヘッジなし、ありのどちらの商品に投資するのが良いでしょうか。長期投資なら為替ヘッジなしを選択するのが基本です。為替ヘッジありの場合はヘッジ費用がかかり、為替ヘッジなしよりもコストが高くつきます。そのコストは信託報酬には出されない場合が多く、為替ヘッジなしと、ありのコスト差が見えにくいのが難点です。

円高になろうと、円安になろうと、投資する時期を分散していれば為替リスクを抑えられます。その点で長期投資なら、コストの安い商品を選ぶのが鉄則です。

2022年4月27日水曜日

iDeCoの運用成績。日経下落でも毎日1,500円のつみたて投資


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価が値下がりしています。前場の終値は26,198.79円と前日比-501.32(-1.88%)です。

NYダウは-2.38%で、私の持ち株も同様に値を下げています。保有株の大半がなにしろ、海外指数に連動するETFですから。ただ下げたら上がらない日本市場と異なるのは、下がっても上がるということ。その点で安心して持ち続けられます。

iDeCo口座の運用成績を確認します。4月26日時点で23.5%の損益率です。


また、スイッチング履歴が年次取引明細の運用指図変更状況に並びます。


私は毎日1,500円ずつを、定期預金商品から海外指数に連動する投資商品にスイッチングしています。市場の値動きは今日のように読めないもの。昨日上がっても今日下がる。そんなタイミング投資を回避して毎日つみたて投資を実施中です。

iDeCo口座には毎日つみたて機能はなく、もちろん手動です。

2022年3月27日日曜日

私の分散投資を紹介。6つのS&P500 ETFに資産、時間分散


こんばんは。ひとりです。

株式投資においては「分散」が鉄則です。この分散には投資先の分散、投資資金の分散、投資時期の分散が挙げられます。

  1. 投資先の分散
  2. 投資資産の分散
  3. 投資時期の分散

1つの銘柄(商品)に、投資資金すべてを、一度に投資するとどうなるか。上昇すれば大きく儲かりますが、下落すれば大きく損します。この儲け、損の「大きさ」を分散させてリスクを管理するのが分散投資の目的です。

私もこの3つの分散の大切さを、失敗を重ねるたびに思い出します。意識してもやはり、集中投資して短期間に大きく儲けたいという気持ちが出てきます。その気持とどう向き合うかが投資の難しさです。

そこで私が現時点で最良と思う方法をご紹介します。それは日本市場に上場する海外指数連動ETFに資産分散、時間分散することです。


6つのS&P500 ETFに資産分散、時間分散


具体的にはS&P500指数に連動するETF6商品に投資資産を、投資時期を分散するという方法です。同指数に連動するETFなので、6商品とも日々の値動き(騰落率)は同じです。ただ投資時期を分散しているので結果、それらはまるで個別銘柄のように異なる含み損益になります。

またS&P500指数という長い目で見れば右肩上がりの指数だからこそ安心して投資できますし、ETFなので数千円からと投資資金が少額で済みます。この点も複数回に投資時期を分けられる利点です。

3月末の現在でも、2021年末に投資したS&P500 ETF(A)、1月末に投資したS&P500 ETF(B)、2月末に投資したS&P500 ETF(C)では、今年に入ってからの市場の値動きの荒さもあって含み損益に差が出ていることは容易に想像できます。

徹底した分散意識と、上がる指数には乗っておきたいという思いから、こんな分散投資方法を今、試しています。

ほったらかし投資とはいきませんが、手間を惜しまなければ株式投資の価格変動を楽しめる方法です。

2022年3月25日金曜日

iDeCo(イデコ)の時間分散投資。年初下落から毎日1,500円


こんにちは。ひとりです。

株式市場が日米とも反転し始めました。日経平均株価は3月14日からの2週間で11.5%上昇しました。

  • 14日(月)〜 18日(金)… 6.6%
  • 22日(火)〜 25日(金)… 4.9%

月足を確認すると3月25日時点で6.1%上昇、年足では-2.2%です。

  • 月足 … 6.1%
  • 年足 … -2.2%
(いずれも3月25日時点)

私の持ち株は、前月比で国内株式が8.17%、米国株式が7.81%上昇しています。

  • 国内株式 … 8.17%
  • 米国株式 … 7.81%

またiDeCo(イデコ)の損益率は22.1%(3月24日時点)まで戻しています。年初の下落から毎日1,500円ずつを積み立ててきた効果がここにきて見え始めました。

日経平均は上がらない指標。1,000円下げようが、不思議と焦りはありません。

2021/05/11
年初に一括投資すれば毎日のスイッチの手間は省けますが、なにぶん株価は読めません。だから投資時間、投資金額の分散、ドル・コスト平均法です。


敗者のゲーム、「稲妻が輝く瞬間」を見逃すな


米国の投資コンサルタントであるチャールズ・エリスによれば、相場が上昇したベストの30日間を逃した場合、リターンの平均水準は年率11.4%から6.4%へと低下します。(1980年〜2016年までの36年間。同氏著「敗者のゲーム」第8版より)

個人投資家が今回のような市場混乱時に一旦株式を売却して市場から退出してしまうと、チャールズ・エリスのいうところの「稲妻が輝く瞬間」、下落からのリバウンド相場を逃してしまいます。

いつ下がるか、上がるかが分かれば、それに合わせて売買を繰り返せば良いだけですが、そうも簡単にはいきません。

保有するS&P500指数に連動するETFの値動きを確認すると結局、持ち続けていればよかっただけ、と思うことが何度もあります。今回もまたその通りでした。ただこれから先は分かりませんが。

 
米国の著名資産運用コンサルタントでインデックス投資の伝道師とも呼ばれるチャールズ・エリス氏。個人投資家なら一度は読んだことがある名著「敗者のゲーム」の著者です。 
1985年に初版が出版された同書は2021年に第8版が出版され、邦訳版も22年1月に発売されました。エリス氏は運用環境の変化に合わせて改訂を続けていますが、特に第8版ではコロナショックで起きた市場の暴落への洞察なども加筆し、ゼロ金利下で債券投資を再考する必要性なども新たに説いています。


2022/02/09
NIKKEI マネーのまなび

「敗者のゲーム」著者のチャールズ・エリス氏が語る
「波乱相場の生き残り方」 インデックス投資の伝道師の肉声に学ぼう



2022年1月25日火曜日

米国株下落。非常に世話好きなミスター・マーケットにご用心


こんばんは。ひとりです。

25日の2時を過ぎた今、米国市場の調整が続いています。

  • ダウ平均 … 33430.89(-834.48、-2.40%)
  • ナスダック … 13255.87(-513.05、-3.62%)

この状況下で、市場参加者の新陳代謝が加速する様子が見えます。コロナ禍で既に急落した後の市場に参加した人は初めての大きな調整です。市場に残るも退場するも自由です。こんな時は投資の基本を振り返ることで気晴らしになります。

「投資の鉄人」(日経プレミアムシリーズ)

   

 4章で構成される本書。「情報」「相場」「商品」「自分」に惑わされないための助言が掲載されています。

  • 第1章 情報に惑わされない
  • 第2章 相場に惑わされない
  • 第3章 商品に惑わされない
  • 第4章 自分に惑わされない

私は「相場に惑わされない」を読み返しました。もちろん具体的な売買方法や、お勧め商品が紹介されているわけではありませんが、読み終えるとこんな市場下にあって「まあこんな相場もあるか」と、心が妙に穏やかになります。

例えば「ミスター・マーケットにご用心」と題した文章には、こんな言葉が紹介されています。

ミスター・マーケットは非常に世話好きで、現在価値に関する自分の考えを毎日教えてくれ、さらにはその価格で持ち分を買い取ってもよいし、自分の持ち分を分けてもよいと言ってくる。しかし、しばしば理性を失い、常軌を逸した価格を提示することもある。

現在の市場価格が、「常軌を逸している」とは言えません。これまでの上昇を振り返るとまだ調整の範囲内ですが、ミスター・マーケットの性格がよく分かる言葉です。


※ 追記(2022/01/25)

2022年1月24日 8:20 JST
過去のデータでは、米金融当局の利上げ局面では米国株は好調な傾向があり、2022年は年初よりも良い基調で終了する可能性が高そうだ。1950年代以降の12回の米利上げサイクルで株式相場は年率で平均9%上昇し、そのうち11回でプラスのリターンだった。

ダウ平均株価が一時、1000ドルを超えて下落しています(2時36分現在)。ダウ平均株価が取り引き時間中に1000ドルを超える値下がりになるのは2021年11月以来です。

2022年1月23日日曜日

イデコ成績。米国株集中投資で影響大も、毎日つみたて投資


こんばんは。ひとりです。

米国株の調整が大きいです。ナスダックの年初来騰落率は -12.0%、日経平均株価の同率と比較するとその大きさが分かります。

前年比(2022/01/23)
  • ナスダック -12.0%
  • 日経平均 -4.4%

ちなみにマザーズはもっとひどいです。
  • マザーズ -17.7%

ここで気になるのがイデコ(個人型確定拠出年金)の運用成績です。なにしろ米国株への集中投資ですから。

損益率17%(2022/01/21)

投資する商品の直近6ヶ月間の基準価額チャートです。

2021/07/26〜2022/01/21

基準価額チャートを確認すると、上昇が2021年10月から始まっています。今年に入ってからの下落は、その上昇の半分程度といったところで、まだ下落余地がありそうです。

いつ底をつくか分からないなかで、私は毎日つみたて投資中です。

日経平均は上がらない指標。1,000円下げようが、不思議と焦りはありません。

2021/05/11
年初に一括投資すれば毎日のスイッチの手間は省けますが、なにぶん株価は読めません。だから投資時間、投資金額の分散、ドル・コスト平均法です。


※追記(2022/01/23)

iDeCoと、つみたてNISAの特徴をおさらいしておきます。

iDeCoは、掛け金の全額所得控除、運用益の非課税、受取時の控除など税制上の優遇措置のある私的年金制度です。自分で資金を拠出して、運用商品を選びます。運用商品は口座を開く証券会社や金融機関によって異なり、また手数料の高低差があります。

掛け金は60歳まで引き出せず、60歳以降に掛け金と運用益の合計額を給付として受け取ります。運用益が出ている文脈で語られることが多いですが、運用損が出ている場合は、損益通算ができません。そのため投資期間の長短を考慮する必要があります。投資期間が長いほど、市場の変動影響をなだらかにできるからです。

つみたてNISAは、長期投資、つみたて投資、分散投資を支援するため分配金や譲渡益が非課税になる制度です。投資商品は国の基準を満たす商品で、投資信託が主です。購入できる金額は年間40万円が上限で、非課税期間は20年間です。

つみたてNISAと並んで、一般NISAもあります。違いは年間の上限投資額と投資可能商品、非課税期間です。

  • 年間上限120万円
  • 個別銘柄、米国株にも投資可能
  • 非課税期間5年間

私は米国ETFに投資するため一般NISAを利用しています。またiDeCoと同様、NISA口座での損失は損益通算ができません。

2021年12月29日水曜日

投資のモヤモヤ、イライラから解放、日本市場脱出が最適


こんにちは、ひとりです。

2021年の投資成績が確定しました。確定損益はマイナスではないものの、ここ5年間で最少額です。年末にかけての損切りのせいです。取引を振り返ると、モヤモヤ、イライラに悩まされた1年です。市場指数が上昇しているのに、持ち株は下落を続けている。そんなことが年間を通じてありました。

東京証券取引所の市場再編が22年4月にありますが、中身は変わらず、どうやら名前のかけかえで終わりそうです。再編後の最上位市場「プライム」は、その9割が現在の東証一部と同銘柄です。基準を満たさない企業もプライム基準を満たすための改善計画書を提出すれば滑り込める仕組みです。

冒頭に書いたモヤモヤ、イライラ銘柄も「滑り込みプライム」銘柄です。ダラダラと先延ばしで決められない市場再編には期待できませんね。文句が出たから見直しを繰り返した過程が透けて見えます。投資のモヤモヤ、イライラから解放されるには日本市場脱出が最適です。

これは私の経験からくる考えであって、もちろん日本個別株で利益を出している人がいるのも事実です。投資先、利益の出し方は人それぞれ。自分にあった方法は、自分で失敗して学ぶのがいちばんです。

2021年12月26日日曜日

iDeCo口座で買付余力確保。急落局面のスポット買いも可能


こんにちは。ひとりです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の拠出(引き落とし)が年末にあります。私は毎月の拠出ではなく、年に1回まとめて拠出するように設定しています。その投資先は元本保証型商品です。

2020/05/22


元本保証型商品に一旦すべて投資してから、目当ての投資商品に機会を見て投資(スイッチ、iDeCo口座内で売買)しています。利点は毎月拠出するよりも手数料が抑えられることと、iDeCo口座内で買付余力が確保できることです。ここでの買付余力は、元本保証型商品への投資額を指しています。iDeCo口座内では現金のまま保有することができません。

目当ての投資商品が短期的に大きく下落した際には、その買付余力(元本保証型商品への投資)をスイッチしてスポット購入費用に充てられます。ここ1ヶ月のS&P500指数を確認すると2回、下落局面がありました。

S&P500指数(11月末から現在まで)

  • 11月29日からの下落
  • 12月15日からの下落

もちろんその際には毎日2,500円〜5,000円を、どこが底かわからないので毎日買い付けしました。そんなことができるのも一括拠出ならではです。

2021年7月20日火曜日

下がってもまた上昇すること。米国市場の日本市場にない強み


おはようございます。ひとりです。

米国市場の下落が続きます


持ち株を見ても前日比マイナスが並びます。

  • VTI ▲1.42%
  • VYM ▲1.69%
  • IJR ▲1.92%
  • VIG ▲1.43%
  • VXF ▲1.00%

米国市場の、日本市場に比べての強みは下がらないことではありません。下がった後の上昇にあります。日本市場は下がったが最後、泥沼にはまったように身動きが取れなくなります。だから日本市場は嫌なんです。

米国市場の一時的な下げがいつ終わるかわからないからこそ、少額で継続的な投資が力を発揮します。

2021/06/22
不安定な株式市場だからこそ、分散投資を心がけたいものです。投資金額の分散、投資時間の分散です。私はiDeCo(イデコ)口座でそれを実践しています。米国市場に毎日1,000円の分散投資です。

2021年7月16日金曜日

米国小型株が軟調。NISAで保有するIJRとVXFの上値も重い


おはようございます。ひとりです。

米小型株の上値がここにきて重くなっています。S&P500種株価指数やナスダック総合株価指数が最高値をつけるなかで、小型株で構成するラッセル2000の弱さが目立ちます。

同指数は5月下旬以来、約2ヶ月ぶりの安値で、6月頭につけた直近の高値から約6%低い水準に現在あります。私が保有するIJRとVXFも中小型株を投資対象とするもので、VTIやVIGの値動きと比較してもその軟調さに気をもんでいます。

2020年の秋口から今年前半は、景気急回復の見方を追い風にラッセル2000の上昇率は他の指数を上回るものでした。それは私の、NISA口座の2020年の成績を見ても分かります。

IJRは56.64%の上昇(2020年投資分)

中小株は景気の勢いに連動しやすく、金利や物価の上昇の影響を受けやすいとされます。資源コストや人件費の高騰は下期にかけて大きくなり、景気回復の勢いが鈍化するとの見方があります。

インフレによる物価上昇は中小型株の弱みをついてきます。物価が上昇したからといって商品に安易に価格転嫁がしにくく、利益率の低下を引き起こします。それも米小型株の上値が重くなる一因でしょう。

ただIJRもVXFも最初から、値幅が大きい(リスクが高い)商品だと理解したうえで投資しています。大きく上がることもあれば、大きく下がることもあるということです。そのため、今回のように上値が重く下落基調にあるからといって簡単に手放すつもりはありません。

2021年7月10日土曜日

米国S&P500連動ETFの経費を実質ゼロに。貸株金利を利用


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価が週足で2.90%(842円86銭)下落しました。下落した理由は多々言われますが、株式投資は結果がすべて。今の私の評価損益率が現実です。12日(月)には多少のリバウンドが予想できますが、そこは何しろ日本株。株価は下がっても上がらないのが常で、期待は控えめに。

私は日本の個別株への投資を今後、控えようと考えています。保有している銘柄を売却すればしばらく日本株には手出し無用です。下がっても上がらない日本株の弱さを、世界の株価と比較して嫌という程味わいました。

ただ日本に住んでいる以上、日本市場での取引の手軽さ、取引経費の安さは利用すべきで、そこは米国を含めた世界のインデックス指数に連動するETFの出番です。

貸株金利をこのブログでも何度か紹介していますが、それを利用することで、ETF保有中にかかる経費を貸株金利と相殺することができます。投資信託にはない利点です。例えば私が保有している、もしくは投資を今後考えているETF商品の保有中にかかる税込み経費と貸株金利です。カッコ内が貸株金利です。(SBI証券、2021/07/8時点)

S&P500指数に連動
  • 2558 MXS米株SP500 … 0.0858%(0.10%)
  • 2563 iSSP5百米株ヘッジ有 … 0.165%(0.30%) ※経費は、2022年6月21日まで0.0825%と割引中

ナスダック100指数に連動
  • 2631 MXSナス100 … 0.22%(0.10%)
  • 2569 上場NSQ100ヘッジ有 … 0.275%(0.20%)

その他
  • 2562 上場ダウヘッジ有 … 0.33%(0.30%)
  • 2559 MXS全世界株式 … 0.0858%(0.10%)

いずれの商品も0.10%以上の金利がつきます。商品によっては、経費以上に貸株金利がつくものがあります。考え方によっては、株式投資をしながら定期預金以上の金利を受け取っていることになります。つまり日本市場に上場するETFに投資するなら、保有中にかかる経費を気にせず長期間保有できるということです。

ただその投資先が少ないというのが難点ですが、それはヘッジの有無、または投資時期を分散することでカバーできます。例えば同じS&P500指数に連動する商品でも、数ヶ月投資時期をずらすことで、評価損益は異なる結果になります。投資する銘柄選びも大切ですが、株式投資は時を買えと言われるように、投資する時期を分散することも投資方法の一つです。


2021年7月5日月曜日

ストレスを比較。株式投資と仕事のそれはどちらが大きいか


おはようございます。ひとりです。

日に日に蒸し暑くなり、少しでもさっぱりしようと髪の毛を短く切りました。気持ちが良いです。

若さはそれだけで多少の清潔感がありますが(もちろん個人差はあります)、年齢を重ねるとその清潔感がいかに大切なものか実感します。自身を客観視することは難しいですが、同年齢の他人を見るとそれがよく分かります。外見も内面も、汚い大人にはなりたくないものです。電車の同じ車両に長時間乗っていると、清潔感のある人とそうでない人を嫌でも比較してしまいます。

私は株式投資と仕事と、両方でストレスを感じたことがあります。

株式投資だと例えば、日経平均株価が上昇しているのに、持ち株が下落する場面、買ったそばから下落する場面、またその逆に売ったそばから上昇する場面がそうです。

仕事のストレスといえば対人関係が主です。仕事の内容自体にももちろんストレスを感じることはありますが、その下らない仕事を発生させるのは、さらに下らない人です。ひとり仕事には責任が明確に伴いますが、結果さえ出せれば(お金が稼げれば)私にとっては居心地の良い働き方なのでしょう。

そもそもストレスとはどのようなものでしょうか。悪い意味合いが常々つきまといますが、株式投資のリスク(変動幅)と同じで良い結果を出すためには必要なものかもしれません。そのストレスをどう解釈し、受けながすかが大切です。

株式投資と仕事のストレスはどちらが大きいか。それは責任の所在によって変わってきます。株式投資の場合、責任は投資した自分に全てあり、その所在は明確です。いくら業績の悪い会社に投資しようが、何十年も不正を続ける会社に投資しようが、責任は全て自分にあります。うまく儲けられたときも、損したときもです。そこにストレスはあっても、全て自分の責任と割り切れればうまくストレスと付き合うことができます。

一方で仕事はどうでしょうか。無駄に人が集まり、役割を曖昧にし、責任を分散させてやり過ごす仕事には、所在不明のストレスが溢れかえっています。ストレスの大小とはつまり、責任の明確さかもしれません。


灯を消せば涼しき星や窓に入る 夏目漱石


※ 追記(2021/07/05)



2021年6月13日日曜日

ビーロットが増資を発表。株価下落は必至も成長プランのうち


おはようございます。ひとりです。

公募増資を先週末、保有銘柄の一つが発表しました。

  • ビーロット(3452)

株価をコロナ禍にあって大きく下げた銘柄で、今なお低空飛行を続けています。増資の発表を受けて株価は月曜日、さらに下落するでしょう。300万株の公募増資と、45万株の第三者割当増資で発行済み株式数が最大で21.0%増加し、1株利益あたりの希薄化を招きます。

先の成長を見据えて持ち続けるか、早々に損切りするか、判断を迫られます。行動する前に現状を確認して、今後の成長に期待が持てるのかを見極めます。保有、損切りはそれを踏まえたうえです。

増資は株式会社の資本金を増加させる取引のことです。会社は資金調達の必要が生じたとき、発行可能株式総数の範囲内で新たに株式を発行して純資産を増やすことができます。

同社が掲げる中期経営計画の3ヵ年アクションプランの一つには、安定した財務基盤の確立のための資本増強策の実施があり、自己資本比率25%超が目標です。(20.12期末は17.5%)

この点からも今回の公募増資は成長プランの一つ、想定されたものとして市場は受け止めるのではないでしょうか。ここ数ヶ月の株価の軟調は、公募増資がすでに織り込まれた結果とも受け取れます。

公募増資の発表後の株価下落は避けられないとしても、その下落幅は小さく、一時的なものと見ます。リートを含めた不動産銘柄の値動きを確認しつつ、年内は保有し続けようと考えています。

2021年6月4日金曜日

失われた3年。見劣るキヤノン。ニコン、リコーと株価を比較


こんばんは。ひとりです。

保有する「恥株」キヤノンの株価が、同業他社と比較して芳しくありません。例えばリコー、ニコン、富士フイルムなどの株価と比較します。数字は現在までの年足で、カッコ内は2020年の成績です。(2021/06/04)

  • キヤノン … 30.5%(▲33.8%)

  • リコー … 103.2%(▲43.2%)
  • ニコン … 84.2%(▲51.6%)
  • コニカミノルタ … 58.4%(▲44.7%)
  • 富士フイルム … 40.3%(4.0%)
  • 日経平均株価 … 5.5%(16.0%)

企業経営にとっては株価が全てではありませんが、私のような個人投資家にとっては株価が全てです。その点で、キヤノンは他社と比較して劣ります。

2020/12/14
海外ファンドがここに来て、経営陣の若返りを進める企業への投資に動いています。

2020/10/19
私が保有する“恥株”キヤノンは「電気・精密機器」部門の審査対象企業です。評価対象企業は23社あり、結果は最下位(23位)です。

2020/10/12
キヤノンの株価は、2021年の東京オリンピック、2025年の日本国際博覧(大阪万博)頃に多少のリバウンドがあるかもしれません。Dead Cat Bounce(デッド・キャット・バウンス)のタイミングで手放せれば幸いです。

2020/08/18
私が保有する銘柄の1つにキャノンがあります。コロナ以前からその株価は下落を続けていますが、年始からの下げ幅には酷いものがあります。

日経CNBC

文句を言うなら早く損切りすれば良いのにと思いますが、そうはいかないのが投資の難しさです。保有し始めてもうすぐ3年。他銘柄への投資機会の損失を考慮すればまさに「失われた3年」です。