2020年12月14日月曜日

経営陣の若返りにファンドの買い。キヤノンは未だ先を示せず


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価の終値は14日、前週末比79円92銭(0.30%)高の2万6732円44銭でした。私の持ち株の評価損益率は、同比1.11%高です。


トラスコ中山(9830)を今日の高値付近で薄利確定しました。当銘柄の年足は、2.1%高と日経平均株価の13%高と比べると見劣りします。株価軟調の要因は、株主優待を廃止して個人投資家が離れたのもひとつでしょうか。

また固定資産が年々積み上がっています。すべての物流センター、支店の土地、建物は自社保有で、情報システムや車両もそうです。利益が伸びている分にはまかなえるでしょうが、この時勢にあっても固定費用を変動費用に切り替えず、費用過多に陥らないとよいですが。その対策の一環としての株主優待廃止でしょう。2017年までの株価の勢いはどこへやら、ここ2年は軟調に推移しています。

定時株主総会の招集通知には、いかに社員が働きやすい環境を整えているかを訴求していますが、一方で個人株主が長期で保有しやすい環境を崩してしまいました。

上がらない銘柄をいつまでも保有していても資金効率が悪いので売却しました。また買うかといえばそうでもなく、他に目を引く銘柄がたくさんあります。株主優待を目当てに保有してきましたが、それも今年までです。



経営陣の若返りに、海外ファンドの買い


兵庫県の井戸敏三知事が11日、2021年7月の任期満了で退任する意向を表明しています。在職期間は、2001年の初当選から19年に渡ります。自身の年齢(75歳)を考慮したうえで、「長く続けていると発想と行動がパターン化してくる可能性がある。この際、交代すべきだ」と述べています。

政治に限らず、企業経営にも若返りが求められており、またそれが結果に現れています。海外ファンドがここに来て、経営陣の若返りを進める企業への投資に動いています。凝り固まった企業体質が人材の登用で変革し、業績が伸びるとの見方からです。経験則やデータからも取締役が若いほど株価や業績の伸びが見えます。

例えば年足30%超安のキヤノン。90歳近くにもなって未だ経営トップに就いているのはそれ相応の理由があってでしょうが、その理由を市場が理解して、納得しているのかどうか。年齢が業績後退のリスクになるとは必ずしも言えませんが、そうでないと言えるだけの情報発信や後継者の有無を早々に示して欲しいものです。