2021年7月16日金曜日

米国小型株が軟調。NISAで保有するIJRとVXFの上値も重い


おはようございます。ひとりです。

米小型株の上値がここにきて重くなっています。S&P500種株価指数やナスダック総合株価指数が最高値をつけるなかで、小型株で構成するラッセル2000の弱さが目立ちます。

同指数は5月下旬以来、約2ヶ月ぶりの安値で、6月頭につけた直近の高値から約6%低い水準に現在あります。私が保有するIJRとVXFも中小型株を投資対象とするもので、VTIやVIGの値動きと比較してもその軟調さに気をもんでいます。

2020年の秋口から今年前半は、景気急回復の見方を追い風にラッセル2000の上昇率は他の指数を上回るものでした。それは私の、NISA口座の2020年の成績を見ても分かります。

IJRは56.64%の上昇(2020年投資分)

中小株は景気の勢いに連動しやすく、金利や物価の上昇の影響を受けやすいとされます。資源コストや人件費の高騰は下期にかけて大きくなり、景気回復の勢いが鈍化するとの見方があります。

インフレによる物価上昇は中小型株の弱みをついてきます。物価が上昇したからといって商品に安易に価格転嫁がしにくく、利益率の低下を引き起こします。それも米小型株の上値が重くなる一因でしょう。

ただIJRもVXFも最初から、値幅が大きい(リスクが高い)商品だと理解したうえで投資しています。大きく上がることもあれば、大きく下がることもあるということです。そのため、今回のように上値が重く下落基調にあるからといって簡単に手放すつもりはありません。